お米のヒミツ

年齢を重ねると同時に
食の好みが変わってくる
ことはありませんか?

 

例えば、
小さな頃や思春期の頃なんかは
揚げ物やこってりした
味付けのものを好み、

社会人になって
お友達と飲みに行ったり
外食をしたりして
いろんなジャンルの料理に
出合って好みが増え、

 

ある程度年齢を重ねると
こってりよりもあっさりした
ものを好むように・・・。

 

一概にはいえませんが、
なんとなく食の好みというのは
移り変わっていくものなのでは
ないかと思うのです。

 

食の好みは変われど、
主食が大きく変わることは
ほとんどありませんよね。

日本人の主食はお米。

 

どんなご家庭の食卓にも
常に『お米』があるものです。

 

それほど日本人にとっては
身近な食べ物『お米』。

 

そのお米のことを、
どれくらいご存知でしょうか?

 

今年度は数年ぶりに
当農園でも米栽培をしました!

 

改めて日本のお米の現状を
今日はお話ししたいと思います。

 

◎米栽培のミニ知識◎

 

お米をカテゴリに分けると
大きくは次の3つです。

(1)
一般慣行栽培米
(農薬使用)

 

(2)
特別栽培米
(減農薬、化学肥料等使用)

 

(3)
有機栽培米
(農水省によるJAS認定)

 

農産物における有機栽培は
全体の0.4%なので、
その値で考えると
日本で生産されている
99%以上のお米は
農薬や除草剤を使用して
栽培されていることになります。

 

また、上記(3)の有機栽培米は
農水省によるJAS認定が
なされているものですが、
この認定にはかなりコストや
労力がかかることから
認定を受けないまでも、
有機JASの規定の範囲内で
栽培している農家もあります。

 

有機JAS認定は取得していませんが
当農園は栽培期間中、
農薬・除草剤・化学肥料等は
使用しておりません。(^o^)/

 

除草剤不使用
=どんどん生える草との戦い

 

畑同様、田んぼも
春から夏にかけて
雑草が生える勢いは
凄まじいものです。

 

私たちは除草剤を
使用しないので
草を一本一本手で抜いたり、
機械で除草をしていきます。

 

この作業を怠ると
土壌の栄養が雑草に奪われて、
おいしいお米ができないのです。

 

全力で草取りに励みます。

 

衝撃!!
15日おきに散布される除草剤

 

慣行栽培の生産者が
使用する一般的な農薬の効果は、
撒いてから水に溶けて
わずか15日程度しか持ちません。

 

効果が切れれば
草が生えてくるため、
除草剤は15日間隔で
欠かせないのです。

 

つまり、
田んぼを農薬漬けにして
育てていることになります。

 

※農家さんの考え方や
使用する薬の種類によって
散布頻度は異なります。

私たちは
農薬・除草剤・化学肥料不使用の
栽培を続けることで、
一時的に収穫減が起きたとしても、
土壌の微生物が豊かで、
病害虫に強い稲が育つように、

 

何年も何年もかけて
田んぼそのものも
育てていくような
お米づくりに取り組んでいます。

 

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