月別アーカイブ: 2020年5月

小さいけど強い◯◯!?

 

最近、お花を育てることにハマっています。

実は、子どもが産まれる前はお花をすぐに枯らしてしまうほど、
花のお世話が本当に苦手でした。

今は子どもと一緒に庭に出た時にお花の様子を観察しながら
お世話するのが日課になっています。

 

 

さて今回は、
『自然が先生』コーナー。テーマは、
〜倒れても立ち上がる草たちに学ぶ〜です。

 

▼▼

お花を育てるために庭に花壇を作ることにしました。

まずは草むしり…
どんどんきれいになっていくのが楽しかったです。

レンガで囲って、とりあえずその日は作業終了。

ところが、、翌日庭に出てみると・・

前日に草取りした時は、抜かれずに残った草はヘナっとして倒れていましたが、

なんと翌日になったら草が立ち上がっていたのです!!
あまりにもキレイにピンと立っていたのですぐに気がつきました。

 

★解説
草は根がしっかりと土の中に残っていれば何度でも立ち上がります。
太陽の光を浴びてニョキ〜っと力を取り戻します。
倒れても倒れても命ある限り立ち上がる草たち。
その姿に生命を感じました。

 

◎まとめ
生きていたら、いろんなことが起こります。
この草のように、私たちもヘナっと元気がない日もありますよね。

元気がない日を過ごし、また朝が来て太陽の光を浴びた時、
気持ちが前向きになってスッと立ち上がる力が誰にでも備わっているはずです。

そうなれるタイミングは人それぞれ。
明日かもしれないし、一ヶ月後かもしれません。

でも、きっといつか来るはず。

草が立ち上がる姿をみて、とても嬉しくなりました♪

小さな瞬間にも学びを与えてくれる自然の存在に感謝です!

 

 

 

 

 

上を向いて育とう

春のこの時期にさや付きで売られている「そら豆」、
どんなお花か知っていますか?

こちらです。↓

 

 

いつも思うのですが、私にはなんとなくパンダに見えます。(笑)

かわいらしい色味です。

そら豆は花が散ってから空に向かってさやを伸ばすことから
「そら豆」と呼ぶそうです。

収穫どきは、空を向いていたさやが下向きに下がった時です。

中身が見えないですが、ちゃんとベストタイミングを教えてくれるんですね。

さて、今回はそんなそら豆と新玉ねぎを使った今が食べごろかき揚げレシピ♪
にんじん畑通信5月号(紙面)には掲載していないレシピを特別にご紹介いたします!

【そら豆と新玉ねぎのかき揚げ】

そら豆の薄皮ごと揚げるので薄皮の栄養もしっかり摂れます。

《材料》おたま1杯分程の大きさで7個

新玉ねぎ…中1個
コーン缶(小)…1缶
そら豆…30粒(10サヤ程)
小麦粉…大さじ1
◎小麦粉…100g
◎水…約130cc
◎氷…2~3個
◎顆粒出汁…少々
(→無しでもOK)
◎煮干し粉…少々
(→無しでもOK)

《作り方》
1.
新玉ねぎは細切り。そら豆はサヤから取り出す。薄皮はそのまま。
コーン缶はザルにあけて水気を切る。

2.
1.の材料を全て小さめのボールに入れ、小麦粉大さじ1をまぶし、全体にからませる。
(ビニル袋に入れて混ぜてもOK)

※この工程があると衣が剥がれにくくなります。

3.
◎の材料を大き目のボールに入れて箸でさっくりとかき混ぜる。
かき混ぜすぎないのがポイント。

※氷をいれると衣の冷たい温度を保てるのでカリっと揚がります。

4.
3.の中に2.で小麦粉を絡ませた野菜たちを入れて箸で混ぜる。

5.
おたまに4.を乗せて180度ほどに熱した油に箸を使ってサッと投入する。
3分以上経ち表面がカリッとしてきたらひっくり返して引き続き揚げる。

(表面がしっかり揚がるまで触らないこと。揚がっていないのに箸で触ると
崩れてしまいます。)

裏表が全体的にカリッと揚がったら完成。

そら豆の薄皮が少し硬くなっていますが、噛みごたえがあって個人的には好きです。

手間無しでしかも栄養まるごとですから♪
皮が気になる方は揚げる前に薄皮を剥いて揚げることをお勧めします。

この時期にしか味わえない旬野菜をぜひご家庭で楽しんでくださいね♡

 

大変な世の中ですが、そら豆のように上を向いて歩いて生きたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

非常識な美味しいケール?

 

マスクを付けて生活することが当たり前になってきましたが、
実は私はマスクが苦手です。

息苦しくなるからです。

マスクを外した瞬間に鼻と口が外気に触れるので、自然と大きく深呼吸。

「あれ?こんなに空気って美味しかったっけ?」

 

と毎回びっくりします。

苦手だったマスクのおかげで、こんなにも空気が美味しい事に気づけました。

ちょっと得した気分です。

さて、話は変わりますが、
今年も、「オーガニックエコフェスタ2020」に参加いたしました!

毎年徳島県で開催される、
年に一度、全国から腕自慢の農家さんが集結する有機農業の祭典です。

我々は2016年から毎年欠かさず参加しています。

美味しく安心安全な野菜づくりの為の勉強も兼ねています。

今年はなんとインドからも参加されていました。

さて、毎年オーガニックエコフェスタの中で、そんなスゴ腕農家さんが
その技術力を競い合う「栄養価コンテスト」というものがあります。

今年、我々出口農園は「ケール部門」に緑ケールと赤ケールをエントリーしました。
その結果も含め報告をさせてください。

《成分分析結果》
(株式会社メディカル青果物研究所様による分析)

青汁に使われるケールは苦いイメージがあるかと思いますが、
このケールは苦味が少なくサラダでも美味しく食べられます。

 

★緑ケール

◽︎

【糖度】16度
【抗酸化力】平均値の2倍
【ビタミンC】平均値の1.6倍
【硝酸イオン】検出できないほど少ない

【食味評価】
甘味が強く、水分が適度なジューシーな食感で食べやすく、
ケールらしい香りも強く、葉に旨味を感じ、茎はとても甘味があって
クセがなくて食べやすくて非常に美味しい。

★赤ケール

【糖度】15.8度
【抗酸化力】平均値の1.6倍
【ビタミンC】平均値の1.2倍
【硝酸イオン】検出できないほど少ない

【食味評価】
やや水分が少なめの食感で、
ほんのりとした甘みを感じ、ケールらしい風味と噛むほどに甘みを感じて美味しい。

そして…

《コンテスト結果》(農場長からの報告です)

緑ケールと赤ケール共にノミネートされました!!

有機農業者の中でその名を知らない者はいないほど有名な
『のらくら農場』さんやその他受賞経歴のある農家さんと共にノミネートされたので、
これだけでも感涙もの。

大変名誉なことでございます。

結果、最優秀賞はのらくら農場さんで、受賞にはあと一歩届かず…でした。

まだまだ精進せよ、という事ですね。

 

最後に…

たくさん学び、たくさん挑戦し、たくさんの失敗をした結果、
この一年で経験値、技術力が飛躍的に向上したと思います。

これからも安心・安全・美味しいだけでなく栄養満点の野菜づくりに励んで参ります!