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命を広げる稲作

今週の暑さにはスタッフみんな
堪えてしまいました・・

 

暑さの影響で
ご体調崩されたりしていませんか?

 

引き続き熱中症対策をしながら
お過ごしくださいね!

 

今日は稲作についてのレポートをお届けします。

 

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 4月の稲作の様子

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(1)
苗づくり 〜春の冷え込みに負けず〜

 

3月に種をまいた小さな苗たちは、
春の寒さにも負けず、健気に育ってくれました.


今年は例年になく冷え込む日が続き、
地域の農家さんたちからも
「苗がダメになった」という声がちらほら。

そんな中、病気も少なく
無事に育ってくれた苗たちに、
胸いっぱいの感謝の気持ちを抱いています。

苗づくりは、まさにお米づくりの土台。

ここでの小さな頑張りが、
秋の大きな実りへとつながっていくのです。

(2)
代掻き 〜見えない土台を整える〜


苗たちを迎えるため、

田んぼでは「代掻き」という準備作業を行います。

水を張った田んぼの土を細かく砕き、
丁寧にならしていくこの作業は、
苗がしっかりと根を張るための大切な基盤づくり。

土と水がなじみ、
田んぼが柔らかくなることで、
稲の成長がぐっとスムーズになります。

また、代掻きは雑草対策にも効果的。

芽を出しかけた雑草を抑えることで、
苗がのびのびと育つ環境を整えていきます。

見た目には地味な作業ですが、
ここに込めた手間と愛情が、
美味しいお米を支えているのです。

 

(3)
田植え 〜未来への第一歩〜


そして、いよいよ田植えの時。

土に命を託すような気持ちになります。

田植えは、稲作のスタート地点。

ここでしっかり根付くかどうかが、
その後の成長を大きく左右します

青々とした苗たちが
田んぼいっぱいに広がる光景は、
未来への希望そのもの。


一粒の米を育てるには、
たくさんの手間と愛情が必要ですが、
そのすべてが、皆さまの食卓に笑顔を届けるため。

自然の恵みに感謝しながら、
今年も一歩一歩、丁寧に育てていきます。


ニンニク祭りでした!

5月下旬・・・
生にんにくのたくさんの
ご注文をいただきありがとうございました!

生にんにくはすでに発送が
終了しています。

乾燥にんにくをご注文の方には
随時発送してまいりますので
楽しみにお待ちいただけたらと思います。

そんな、今が旬のにんにく。
健康パワーを知ると、
もっと摂り入れたくなります♪

 

自然のちからで元気に!
にんにくの健康パワー


⚫︎にんにくのちからとは?⚫︎

にんにくは古代から
世界中で愛されてきた食材で、
栄養豊富なスーパー食材
と言われています。

特に「アリシン」という成分が
特徴的で、にんにくが持つ力の源
と言われています。

アリシンは、
にんにくを切ったり
潰したりしたときに生成され、
強い香りとともに健康効果を引き出します。

エジプトのピラミッド建設に
関わった労働者たちが、
体力を保つために
にんにくを食べていたという逸話もあるほどです。

免疫力アップに貢献!



アリシンは免疫機能をサポートし、

風邪やインフルエンザなどの
ウイルスに対する抵抗力を高めます。


さらに、抗菌作用や

抗ウイルス作用を持ち、
体内に侵入した病原菌に対して
効果的に働きかけます。


健康維持に重要な役割を果たしており、

免疫力を自然に引き出す優れた食材です。


疲れ知らずの毎日に


にんにくに含まれる硫化アリル類は
血流を改善し、全身の巡りをよくする効果があります。


これにより、

老廃物が排出されやすくなり、
疲労回復が期待できます。


また、ビタミンB群が

エネルギー代謝を促進し、
日常の疲れを和らげてくれるため、
疲れやストレスに悩む方にとって心強い存在です。

食べすぎ注意!
にんにくとの上手な付き合い方



にんにくは健康に良いとはいえ、

食べ過ぎると胃が荒れたり、
強い臭いが気になることも。

 

1日に食べる目安は1〜2片です。

過剰摂取を避けるため、
加熱して使う方法がおすすめ。

炒めたり、スープに加えることで
消化にも良い影響を与えます。


***

以上がにんにくの栄養ミニ知識でした!

これからも
出口農園のにんにくを
たくさんの方にお届けできるように
引き続き頑張ってまいります!

米の苗づくりのご報告

先日、お米の苗箱を
外でゴシゴシ洗っていました。

アームカバーを中途半端に上げて
洗ってしまい、気づけばくっきり
日焼けが・・・!

今年は焼かないつもりで
張り切っていたのに・・
もう手遅れでした(泣)

でも、お米づくりは順調です!!

今日は3月から始まった
米の苗づくりについてレポートします。

 

命をつなぐ、苗づくりの第一歩

 

3月、春の訪れとともに、いよいよ稲作の準備が始まりました。

お米作りの第一歩となる苗づくりは、
秋に実る稲穂へとつながる大切な工程です。

当農園では、農薬を使わずに苗を育てるために
「温湯消毒」という方法を採用しています。

これは、60度のお湯に種籾を10分浸け、
病原菌を取り除く方法です。

薬剤を使わないので、手間はかかりますが、
安心して食べられるお米を育てるための大事な工程です。



水と温度の管理が鍵

 

温湯消毒した種籾は、
冷水に浸けてしっかりと熱を冷まします。

その後、水温10〜15度で7〜10日間浸水し、
発芽の準備を整えます。

毎日水温を測り、
2日に1回は水を入れ替えることで、
元気な芽が育ちやすい環境を作ります。

そして、発芽を揃えるために
30度の育苗機に入れ、
約24時間かけて発芽を促進させる
「催芽(さいが)」を行います。

この作業は、後の苗の生育に
大きく影響するため、
加温のタイミングを見極めることが重要です。

 

いよいよ播種!

 

準備が整ったら、苗箱に土を敷き、
種籾をまいて再び土をかぶせます。

こうしてできた苗箱を育苗機で3日ほど加温し、
芽が土の上に顔を出すのを待ちます。

この一連の作業は流れ作業で行い、
スタッフと連携しながら進めていくので、
チームワークが試される場面でもあります。

 


一般的な農法では、
種籾の消毒や発芽を促すために
薬剤を使うことが多いですが、

私たちはできる限り自然の力を
活かす方法を選んでいます。

手間はかかりますが、その分、
お米本来の力強さを
感じられる作物に育つと信じています。

おいしいお米が育つまで、
まだまだ道のりは続きますが、
一つひとつの工程を丁寧に積み重ねながら、
今年も皆さんに美味しいお米をお届けできるよう頑張ります!

春の不調にはコレ!

季節の変わり目、
ご体調崩されていませんか?


そんなシーズンだからこそ、

より体の調子を整えたいですよね。


少しでもお届けする情報が

出口さんのお役に立てられたら嬉しいです。


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腸が元気なら、春も元気!

春の免疫力アップに腸活のすすめ

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春は寒暖差や環境の変化で

体調を崩しやすい季節。


そんな時こそ、腸内環境を整える

「腸活」で免疫力をアップさせましょう!


実は腸には、体内の免疫細胞の

約7割が集まっているんです。


腸を整えることで、

風邪やアレルギーの予防、
そして春の不調を乗り越える力がついてきます。


【食物繊維と発酵食品で腸内を整えよう】

腸活の基本は、腸内の善玉菌を増やし、
腸内フローラを整えること。

そのために欠かせないのが
「食物繊維」と「発酵食品」です。

 

食物繊維:
腸の掃除をしてくれる働きがあり、
便秘解消や腸内の悪玉菌を減らすのに役立ちます。

 

人参やりんごは特に
水溶性食物繊維が豊富で、
腸にやさしく働きかけます。

 

発酵食品:
味噌や納豆、ぬか漬けなどには、
乳酸菌や酵母が含まれ、
腸内の善玉菌を増やしてくれます。

【人参とりんごのジュースで簡単腸活!】

 

忙しい日でも手軽に腸活を続ける方法
としておすすめなのが、
「人参とりんごのジュース」です。

人参:
β-カロテンが豊富で、
抗酸化作用があり腸の粘膜を保護してくれます。

 

りんご:
水溶性食物繊維のペクチンが
腸内の善玉菌を増やし、
スムーズなお通じをサポート。

 

毎朝一杯のジュースで、
腸にやさしくアプローチできます。

【 にんにくの力も侮れない! 】

 

さらに腸活におすすめなのが「にんにく」。

 

にんにくに含まれるアリシンには、
抗菌作用があり、腸内の悪玉菌を抑えながら
善玉菌を増やす働きがあります。

 

加熱すると腸に優しくなり、
免疫力アップにも効果的。

 

お味噌汁や炒め物に少し加えるだけで、
手軽に取り入れられますよ。

春の健康は、腸から!

 

食物繊維たっぷりの食材や発酵食品、
そして手軽に摂れる人参&りんごジュースや
にんにくを活用して、元気な毎日を送りましょう♪

 

冬を越えた畑と、春を迎える準備

寒暖差が激しいですが、
ご体調の変化はいかがですか?

 

4月の終わりに来てここまで
冷え込むのは珍しいです。

 

季節の変わり目ですで
どうかお身体ご自愛くださいね。

 

さて、時を遡ること2月の
にんじん畑のレポートをお届けします!

 

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2月のにんじん畑

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2月は全国的に非常に寒かったです。
今年は2度の寒波に見舞われ、
雪がちらつく日もありました。

 

畑の人参も冬の寒さに耐えながら、
最後の収穫に向けて順調に育ちました。

 

特に、完熟した人参は太く、
ぷっくりとしたものが多く収穫できました。

 

2月になると、土が固くなり、
また人参の葉も元気を失ってくるため、
収穫が少し大変になります。

 

そこで、土を柔らかくするために
掘り取り機を使いながら収穫を進めました。

 

突然スタッフが休む日には、
私セロリも現場に駆けつけ、
人参をひたすら掘り続けていました!

 

作業を始めると、
つい誰よりも早く
終わらせたくなる闘争心が湧き上がり、
気づけばヘトヘトになっていましたが、
収穫の喜びも一緒に感じられて、
疲れも嬉しいものとなりました。

 

 

お客様のお声にお応えします!

 

「今年の人参、ちょっと小さい気がする!」

というご意見を何度かいただきました。

 

この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 

今年の人参栽培は、
特に8月から9月にかけての猛暑が影響し、
種まき後の発育不良や
ヨトウムシの発生により、
種のまき直しを行うことになりました。

 

そのため、播種の時期が遅れ、
さらに12月からの降水量が
非常に少なかったことで、
人参が太りきらず、
小ぶりなものが増えてしまいました。

 

散水で肥大を促しましたが、
やはり自然の雨には敵わず、
散水の効果に限界を感じたシーズンでした。

 

次のシーズンの栽培に活かして
より良い品質の人参の生産を目指します!

 

千葉県などの人参産地でも
同様の現象が起きており、
今年は密かに「人参不足」
の状態が発生していたんです。

 

私たちにも他の業者さんから
「人参を譲ってもらえませんか?」
という声が多く届き、
新たな取引が生まれたことには感謝しています。

 

 

強風に耐え抜く春人参

 

2月は1月よりも寒さが厳しく、
私たちの畑がある愛知県美浜町は
海に近いこともあり、
強風に見舞われることが多かったです。

そのため、
春人参のビニールトンネルが
風で剥がれてしまうこともしばしば。

風が強いたびに、
トンネルを補修して加温ができるように
注意深く見守っていました。

春人参は夏に比べて生育が遅いため、
少し心配になりますが、
これから気温が上がるにつれて
成長が加速するはず。これからの成長が楽しみです。

耕作放棄地再生へのチャレンジ!!

稲の苗づくりや、田んぼの耕運、
代掻きなどで稲作が本格化してきました!

 

今年は雨が少ない上に
気温があまり高くならないので

「え!?もうゴールデンウィークが目前!?」

と、驚いてしまいます。

 

そんな中でも、
夏前の心地よい気候を満喫して
楽しみたいものです♪

 

さて、話は変わりますが、
今年は稲作面積を
大幅に増やしました!

 

様々な田んぼがある中で、
耕作者が途絶えてしまい
何年も耕作されていないままになっている
「耕作放棄地」の再生にもチャレンジしています。

 

この「耕作放棄地」、
実は社会問題でもあるんです。

 

 

日本の田んぼが消えていく!?

日本の水田の面積が
年々減っていることをご存じでしょうか?

 

実は今、日本では東京都の
面積を超える約42万ヘクタールもの
田んぼが耕作放棄地になっていると言われています。

 

高齢化や後継者不足などの理由で、
「もうお米を作れない」
という農家さんが増えているのです。

 

でも・・・
田んぼは単なる「お米を作る場所」ではないんです。

 

●大雨のときに水を蓄えて洪水を防ぐ

●カエルやトンボなど生き物たちの大切な住みかになる

●CO2を吸収し、地球温暖化を和らげる

 

こんなに素晴らしい役割を持っているのに、
使われなくなってしまうなんてもったいないのです。

 

 

出口農園の挑戦

「それなら私たちが引き継ごう!」
ということで、出口農園では、
耕作放棄地を積極的に借り受けて、
お米作りにチャレンジしています。

 

ただ、正直に言うと・・・
放棄された田んぼを再生するのはとっても大変です。

 

長年手入れされていない田んぼは、
雑草が根を張り、
土が固まり、水の流れも悪くなっています。

 

トラクターが埋まってしまうこともあるんです。

 

でも、地域の方々に
「やっぱり田んぼは大事だね」
と思ってもらえるように、
一つずつ大切に再生していきます。

 

 

未来の田んぼを守るために

これからも、お米作りを通して、
皆さんに安心・安全で
美味しいものをお届けするのはもちろん、

日本の田んぼを
未来へつないでいくことも
私たちの使命だと思っています。

 

そして、皆さんが選ぶ「お米」が
この未来に影響を与えることも
忘れないでください。

どんなお米を食べるかが、
日本の農業を支える力になります。

 

春野菜の健康ミニ知識

4月から新生活が始まって
ドキドキワクワクの毎日です。

 

桜も満開を迎えて
車の運転や散歩の合間に
素晴らしい景色に出会うと
本当に幸せな気持ちになります。

 

さて今回は、そんな新生活に
お役立ていただきたい
健康ミニ知識をお届けします!

 

 

春の訪れと新生活!
体を整える「春野菜」のチカラ~

 

 

★春野菜のデトックスパワー!★

 

春野菜には、
冬の間に体に溜まった
老廃物を排出し、
スッキリ軽やかにしてくれる
働きがあります。

 

特に「苦み」や「香り」
のある春野菜には、
肝臓の働きを助け、
代謝を高める成分が
豊富に含まれています。

 

春の寒暖差で乱れがちな
自律神経を整え、
心も体もリフレッシュできるのが
春野菜の魅力です。

 

 

おいしい春野菜を選ぶ
ポイント&おすすめの食べ方

 

 

【 新玉ねぎ 】
血液サラサラ効果で
春のぼんやり気分をスッキリ!


新玉ねぎは
普通の玉ねぎよりも水分が多く、
辛みが少ないのが特徴。

 

▼選ぶポイント▼
ふっくらと丸みがあり、
表面にツヤがあるもの。

切ったときにみずみずしさを
感じるものが新鮮です。

 

▼おすすめの食べ方▼
薄切りにして塩揉みし、
オリーブオイルと
お酢でマリネすると、
甘みが引き立ちます。

火を入れると
さらに甘くなるので、
スープや炒め物にも◎

 

【 菜の花 】
βカロテンや鉄分が豊富で、
疲れにくい体づくりをサポート!


菜の花のほのかな苦みは、
冬に溜め込んだ毒素を
排出する手助けをしてくれます。

 

▼選ぶポイント▼
つぼみがしっかり閉じていて、
鮮やかな緑色をしているもの。

茎の切り口が
乾燥していないかもチェック!

 

▼おすすめの食べ方▼
さっと湯がいて、
おひたしや和え物に。

ゴマやナッツと合わせると、
コクが加わって食べやすくなります。

 

【 アスパラガス 】
アスパラギン酸が代謝を促し、
春の活動的な毎日を応援!


アスパラガスは、
体の疲労回復をサポートし、
新陳代謝を高めてくれる心強い野菜。

 

▼選ぶポイント▼
穂先が締まっていて、
茎がしっかりと太く、
ハリがあるもの。
切り口がみずみずしいものが新鮮です。

 

▼おすすめの食べ方▼
グリルや蒸し焼きにすると、
甘みが際立ちます。
オリーブオイルと塩でシンプルに味わうのも◎


以上が健康ミニ知識情報でした!


美味しいお野菜を食べると

心もカラダも満たされます。


たくさんの人に

「美味しい!」
と喜んでいただける野菜作りに
これからも励んでまいります!

 

春人参への新たなる挑戦!!

各地で桜が咲き始め、
お散歩やピクニックが
楽しみな季節になりました!


新玉ねぎのご注文も

たくさんいただきまして
誠にありがとうございます。


新玉ねぎは人参と異なり

旬が一瞬で終わってしまいます。


おそらく4月中旬頃には出荷

終了となるのではないかと
予想しています。


迷い中の方はお早めに

ご予約くださいね。

 

今年は人参に引き続き、
「まとまった量の新玉ねぎありませんか?」
とお声がけいただいていて、
旬が終わってしまう前に
大急ぎで出荷です!!

 

まさに新玉ねぎは、
早い者勝ちです^^

 

さて、今日の本題は!!

1月のにんじん畑の様子のレポートです。

 

1月に入ってからも
人参の収穫と出荷をスタッフ総出で
がんばりました!

 

今年は新しく借りて
栽培をスタートさせた圃場が多く、
収穫まで結果がわからない
ドキドキ感がたまりませんでした。

 

新しい圃場においては、
1つの圃場の中でも
場所によって生育が
まばらなことがわかったり、
排水具合や水もち、
日当たりなど夏から冬にかけての
各圃場の様子がようやくわかってきました。

 

これで次の栽培は
もう少し工夫を凝らして
より良い品質の人参を
お届けすることができると思います!

 

 

新たな挑戦、春人参

 

 

今年は新しい挑戦として、
春人参の栽培にチャレンジしています。

 

12~2月の寒い時期に種をまき、
ビニールトンネルマルチをかけて
小さなハウスを作り、加温します。


20日くらい経つと

ニョキっと芽が出てくるのです・・・!

 

発芽を確認した時は、
「芽が出た〜〜〜!!!」と叫びました。(笑)

 

これからスクスクと
育ってくれることを
楽しみにお世話を続けていきます。

 

【重要】農地を次世代に引き継ぐ

寒暖差のある日々が続きますが、
いかがお過ごしですか?

 

農園では人参の収穫を終え、
お米作りの準備を進めています。

 

農業には畑や田んぼが
欠かせませんが、
耕作しない期間が長引くと
土地が荒れ、再び耕すのに
大きな労力が必要になります。

 

そのため、地域の方々と
協力しながら、耕作放棄地に
ならないように守り続けることが大切です。

 

農業は、
土地を次世代に引き継ぎ、
地域の力を借りながら
育てていくものだと実感しています。

 

 

栽培が難しい土地
だからこそ生まれるおいしさ

 

私たちの田んぼの多くは粘土質の土で、
作業が大変な反面、
水もちがよくミネラル豊富な環境です。

 

この土で育ったお米は、
噛むほどに甘みが広がり、
一粒一粒が力強く感じられます。

とはいえ、
機械が泥に埋まることも
しばしばあり、毎年苦労が絶えません。

 

 

知恵と地域の力が支える農業

 

そんな中、ご近所の80代の方が
「ショベルカーで溝を掘ってやる!」
と手を差し伸べてくださいました。

 

冬の間に排水溝を整備したおかげで、
今年の作業はスムーズに進みそうです。

 

農業は決して一人ではできないもの。

地域の温かさに支えられながら、
自分たちもまた誰かの役に立てる
存在でありたいと強く思います。

 

土が教えてくれること

 

「粘土質の土地でお米を育てるのは難しい」
と思っていましたが、
手をかけるほど土地が応えてくれることに気づきました。

 

新規就農から試行錯誤を重ね、
ここまで歩んできた私たち。


これからも土に向き合い、

おいしいお米を皆さまに届けられるよう
心を込めて取り組んでいきます。

 

どうぞ、これからも温かく
見守っていただけたら嬉しいです。

本当は個性あふれる野菜のカタチ

スーパーに並んでいる野菜は
大きさも形も割と綺麗に揃っています。

 

出荷先それぞれに「規格」があり、
どんな形でどれくらいの大きさなのか
基準が示されています。

 

見た目には揃っていて
綺麗な方が嬉しいかもしれません。

 

ただ・・・
私たち農家としては
その規格が厳しすぎて出荷できる
野菜が減ってしまう・・・

 

ということができる限り
無くなって欲しいなぁと願っています。

 

そこで、今日は
野菜の「個性」について
少し考えてみます。

 

 

野菜の「個性」を尊重する社会へ

 

見た目だけで価値を決めるのは
もったいない!

 

私たちの農園では、
土に触れ、野菜の成長を見守りながら
「美味しいものを届けたい」
と日々努力しています。

 

しかし、形が少し曲がっているだけで
「規格外」とされ、
価値が下がってしまう現状に
悲しくなることがあります。

 

味も栄養も変わらない
これらの野菜は、
私たちが同じ愛情で育てた大切な宝物なのです。

 

 

異常気象がもたらす課題

 


さらに近年、

異常気象の影響で農作物を育てるのが
難しくなっています。

 

雨が多すぎたり、
日照時間が少なかったり・・・。

 

そんな中、見た目が少しでも
「基準外」だと、
せっかく育てた野菜が
市場価値を認めてもらえないなんて、
農家としてはとても悔しいです。

 

しかし、これは農家だけの
問題ではありません。

 

もしもこの状況が続けば、
農業を続けることができなくなる人が増え、
日本の自給率が
さらに低下する恐れもあります。

 

美味しく安全な野菜を
皆さんの食卓に届けるためには、
消費者の皆さんの理解と協力が欠かせません。

 

 

野菜の「個性」を楽しむ選択を

 

生産者として美しい野菜を育てる
努力を続けていますが、
消費者としても形や太さの違いを受け入れ、
多様性を楽しむ目を
持っていたいと思うのです。

味は変わらず、
個性豊かな野菜を食べることが
フードロス削減や
持続可能な未来づくりの第一歩につながります。

 

 

「形」よりも「価値」を見る社会へ

 

野菜の規格を見直し、
消費者の意識が少しずつ変わっていけば、
「形」ではなく「価値」を見る社会に
なるのではないかと思います。

 

それは、人間社会においても
「個性を尊重し合う優しい社会」
を築くヒントになるかもしれません。

 

出口農園では、
そんな未来を目指しながら
日々奮闘しています。

 

これからも、
健康と自然の恵みを感じられる野菜を
お届けできるようがんばります!