月別アーカイブ: 2020年3月

明日のおかずにいかがですか?

チラホラと桜が咲き始めましたね。

しかし、今年は外出自粛などの影響で通年通り宴を開いてのお花見は
見送る方も多いのではないでしょうか。

わが町愛知県美浜町では, 毎年春と秋に地域ごとの山車祭りが行われます。
そのほとんどの中止が決まり、残念に思っている町民も多いはずです。

 

(写真は昨年のもの)

こういった事態になって改めて、普通の日常が送れることの
ありがたみを日々感じているところです。

さて、今回は自宅のスロージューサーで作る人参ジュースの搾りかすを
使ったレシピをご紹介します。

スロージューサーを使用すると実は大量に搾りかすが出ます。
(一方で、「奇跡の人参ジュース」は人参の果肉も入っているので良いですよね♡)

その搾りかすにももちろん栄養があるので 余すことなく使っていきたいものです。
息子の豆腐ハンバーグやチキンライスの具にするにはとっても便利。

もっと大量に使用できる料理を模索した結果、
肉団子が簡単で家族にも好評だったので紹介したいと思います。

 

★にんじんたっぷり肉団子★

 

【材料】直径3cm大約24湖分
・合い挽き肉  250g
・にんじん搾りかす  200g
◎たまご  1個
◎パン粉 大さじ2
◎醤油  大さじ1
◎酒  大さじ1
◎生姜すり下ろし  一片分
※肉団子の揚げ油適量

(甘酢ダレ)
・砂糖  大さじ1
・みりん  大さじ2
・醤油  大さじ3
・酢  大さじ3
・酒  大さじ3
・ケチャップ  大さじ2
・水  大さじ2
・片栗粉  大さじ1

 

⚫︎酸味が強くさっぱりしています。
甘みが強い方が好きな場合は酢や砂糖、みりんをお好みに加減してくださいね。

⚫︎人参の量が多いので、割としっかりにんじんの味を味わえます。お好みで量を調節してみてください。

 

【作り方】
1.ひき肉とにんじんの搾りかすをボールにいれてしっかりと混ぜ合わせ、こねる。

 

2.◎印の材料を1のボールに入れてさらによく混ぜ合わせる。
パン粉の量で固さを調節してみて下さい。

 

3.2を直径3cm大の球体に丸めて、バッドに並べる。

(写真は18湖ですが出来上がりは24個位にはなります。)

4.揚げ油を用意。160℃位まで熱し、丸めた肉団子を入れてじっくりと揚げる。
2分半揚げたら、コロコロと転がしながらヒックリ返す。
もう2分半揚げたら大体火が通るので、最後に油の温度を180℃位に上げて、
表面がカリっとするまで揚げる。

 

5.フライパンや小鍋に甘酢ダレの材料を全て入れて火にかける。
弱火でかき混ぜながらトロみがつくまで火を通す。

6.4で上がった肉団子を5のタレに絡めたら完成!

 

ご飯が進みますし、大量に作って冷凍して(タレは当日につくり)
お弁当のおかずにしても良いでしょう。

スロージューサーをご利用になられない場合は、人参搾りかすの代わりに
人参や玉ねぎをみじん切りにして肉団子を作ると良いかもしれません♪

ぜひ、お試しくださいね!

土の中の住人をお手本に・・・

気づけば3月も半分が過ぎようとしています。
目まぐるしく情報が行き交って緊張感があり、制約のある
生活に多くの方がお疲れが出はじめる頃かとお察しします。

そんな中で、ホッと一息ついて
このブログをお読みくださっていたら嬉しいな、という思いで綴っています。

 

そういえば昨日、息子が夜眠りに入っていく
直前に突然、「ニャーニャーニャー」と半分寝ながら
小さなかすれ声で猫の鳴きまねをし始めました。

おそらく散歩の途中で猫を見つけて嬉しかったことを思い出したのでしょう…。

寝かしつけている私は笑いを必死にこらえて寝たふりをしました。

こんな風に寝ていく瞬間までもこちらに笑顔をもたらしてくれる
時期はあと数年しか無いのかな…
そう思うと思い出の宝箱にたいせつに閉まっておきたい出来事の一つになりました。

 

さて、今回は『微生物の働きに学ぶ』

をテーマに自然から教わることをご紹介致します。

それでは、お読みください…。

~~~~~~~~~~

▼▼きっかけ▼▼

セロリさんは少し考え込んでいました。

テレビを見たり、インターネットを開けば誰かの批判や非難が溢れているし、
残酷なニュースが毎日のように報道されている。

身近な家族同士でさえ、心穏やかではない言葉が
飛び交ってお互いに傷つけ合うこともある…。

一方で、

畑に出てくると鳥のさえずりが聞こえてきたり、
土や葉っぱには小さなアリンコや昆虫、
カエルが静かに暮らしていて、まるで世の中の暗い出来事が
幻想かのように思えるほどの穏やかさが…。

 

 

 

▼▼農場長登場▼▼

農場長
「セロリさん、今日は少し元気がないですね。どうかしましたか?」

セロリ
「色々な社会問題が解決されて、より多くの人が心穏やかに、
幸せに暮らせる世の中になるにはどうしたら良いんだろうって。考えてしまって。」

農場長
「うーん。難しい問いだね。僕はその解決策を答えられるわけではないけれど、
人間は土の中の微生物たちの生き方を見習うと良いと思うんだよね。
まぁ、僕も含めなんだけど。」

▼▼解説▼▼

土の中の微生物は互いに支え合い、共生しています。

私たち農家が、微生物が生きやすく、働きやすい環境を整えることによって各々が持つ力を
最大限に発揮することができます。

人間も同じように互いに尊重し合って、各々の持つ力を最大限に発揮できるような
関係性が拡がったら、また違ってくるのかもしれません。

 

▼▼まとめ▼▼

私たち農家は微生物たちが元気に暮らせる環境を整えます。
微生物が元気に活動できれば、土が健康な状態になります。
つまり、微生物たちに土づくりをしてもらっているのです。

 

微生物たちが各々の力を最大限に発揮しながら、お互いに支え合って生きているおかげで
栄養価の高く美味しいお野菜が育ちます。

この良い循環を見習って私たち人間もお互いを尊重し合いながら、
支え合って生きることが次なる世代に良いものを残していく礎となるのではないでしょうか。

そんな関係性をまずは身近な家族から、ひろめていけたらと思っています。

 

野菜大好きプロジェクト

暖かい春まであともう少し!ですね。

3月はまだまだ冷え込む日がありますが、
少しずつ春の足音が聞こえてくるようです。

早く咲く桜を各地でチラホラ見かけます。

 






何かと忙しい日々、その桜を見かけることで
張り詰めていた緊張がフワっとほぐれます。

自然のチカラは本当に素晴らしいと感じました。

さて、先日、畑で採れたての人参を使用して青空ジュース作りをしました!

題して、
『畑deにんじんジュース生しぼり!』



とっても天気が良く、

陽の当たるところはポカポカな休日。

「そうだ!青空の下で人参ジュースを作ろう!」
という農場長の一言から始まりました。

息子は食事で毎回の様に食べている人参が大好きです。
自分の分が無くなると私たちのおかずから
人参を強奪していく程なのです。(笑)

そんな息子への食育を兼ねて、人参収穫体験もしました!

柔らかでフカフカな土と、葉っぱに囲まれてとても楽しそうでした!
毎日食べているにんじんがどのように収穫されるのか?

まさに体験学習です。



公園で遊んでいる時よりも興奮していたかもしれません^_^

農薬は一切使用していないので
安心してどんなものでも触らせてあげられます。

「はっぱ!はっぱ!」
と言いながら一生懸命に掘っていました。

この体験が息子の心に温かく残ってくれたら良いなと願っています。

そんな体験を通して感じた農場長の想いを聞いていただけますか。

~~農場長より~~

今回の人参収穫体験を通して、改めて「体験」の大切さを感じました。

それは普段自分が食べている野菜がどうやってできるのか?
どこから採れるのか?身をもって楽しく体験し理解できるからです。

普段はスーパーに置いてある状態しか見たことのない方も
多いのではないでしょうか。






当たり前のように日々食べている食材がどのように育ったのか、
誰の手によって育てられたものなのか、どんな想いで育ててきたのか…etc

これらはなかなか消費者の方には伝わらないところだと思います。

ですので、今後もこういった体験を通して
小さなお子さまの食育に繋がったら嬉しいです!!

~~~~~~~~

 

野菜嫌いな子どもが本物の美味しい野菜を食べて、
野菜を大好きになってくれて、健康なカラダで幸せな
人生を過ごしてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

玉ねぎには根性がある!?

気がつけば、2月も終わり3月突入です。

新型コロナウイルス感染症の拡がりに不安を感じながら
お過ごしの方も多いのではないでしょうか。

一人一人の予防と日々の健康管理が大切な時期です。

私は家族の食生活をいつも以上に気にかけながら、
健康に過ごせるようサポートしたいと思っています。

 

話は少し変わりますが畑の近くに一足早く春がやってきたので
嬉しくなって写真撮影を。

 

 

桜が咲いていました!

息子が側に停めた車の中で寝ていたので夫婦二人での撮影となりましたが

たまには良いものです。

さて、今回は農場長と研修生との間で起きたエピソードを交えながら

『根の強さから教わるコト』

をテーマに自然から教わることをご紹介致します。

それではお読みください…。

~~~~~~~~~~

▼▼きっかけ▼▼

玉ねぎの苗を定植している時でした。

研修生

「こんなに小さな苗からあんなにぷっくりした

玉ねぎが育つのかぁ…」

 

 

その時!2つの苗がからまって育っていたため、
バラそうとしたら根の部分がちぎれてしまいました…。

研修生

「どどどうしよう…根っこが切れてしまったから、
もうこの苗はダメになったのかなぁ…。」

 

▼▼農場長登場▼▼

農場長
「どうかしましたか?」

研修生
「農場長…。2つくっついていた苗を
分けようとしたら根の部分が少しちぎれてしまいました…」

農場長
「そうなんですね。でも大丈夫です!玉ねぎは根が強いので、
切ってしまっても新しい根が伸びてきて再生するから大丈夫!野菜ってとっても強いんですよ!」

研修生
『あぁ~、よかったぁ…。根は強いんですね!!』

 

 

▼▼解説▼▼

玉ねぎやネギの根は割と強く、
わずかな根さえ残っていればまた再生し生育をしていくのです。

こういった野菜たちの強さを目の当たりにすると、とても勇気づけられます。

例えば私たちが何か傷ついたり、失敗したりした時
「もうダメかもしれない」と、落ち込んで前に進めなくなる時があります。

そんな時にこの玉ねぎの根の強さを思い出すと
「もう一度チャレンジしてみよう!」
と一歩前に進めたりします。

 

 

▼▼まとめ▼▼

人間も本来は強い生き物だと思います。
生きていたら、心が折れてしまいそうなこともたくさんあります。

しかし、命ある限り、失敗しても何度でも自分の意志次第でチャレンジができます。

何度でも何度でも 立ち上がる…
これを「根性」と表現したりします。

まさに、『根の性(さが)』
漢字には深い意味が込められていて面白いですね!

 

日々、野菜や自然の姿から

チカラをもらっている気がします。