月別アーカイブ: 2020年4月

土台づくりのその先に・・・?

春らしく暖かくなってきましたね。

さて、今回は『自然が先生』シリーズ。

テーマは、《地味な土台作りを楽しむコツ》です。

それでは、お楽しみください♪

▼▼▼

《地味な土台作りを楽しむコツ》

1.きっかけ

新しい畑の土(畝:うね)をより良い状態にするための作業をしていました。

スコップで土をあげて、草を敷いて、またスコップで土をあげて、
草を敷いて、レーキで表面を整えて…。

何層もクリームやスポンジを重ねるケーキ作りのようでおもしろいですが、
足腰が痛み体力を使います。

フゥ〜!と、研修生が休憩している時・・・

2.農場長登場

農場長
「こうやって一生懸命に土づくりした土が一年、二年と長い月日をかけて
どんどん良くなると思うだけで、楽しみだね。」

研修生
「ほんとに、農場長は農業が大好きなんですね。」

3.解説
農業のみならず、何事においても土台づくりというのは地味ですが、
大事なことだと思うのです。

丁寧に丁寧に土づくりをするからこそ、そこで育つ野菜が美味しくなります。

この、「実った美味しい野菜」を食べて笑顔をなる人たちを想像しながら
土台づくり(土づくり)をしていると、作業は地味でもワクワクしてきます。

退屈したり、飽きたりしないです。
むしろ楽しいのです!!

4.まとめ

4月は新社会人の方々でフレッシュな空気ですよね。

新しく何かを始める人にとっては、初期のいわゆる「下積み時代」が
時に、退屈に思えたり、苦しく感じたり、楽しめなかったりするかもしれません。

そんな時は。その仕事の先にある誰かの笑顔や、誰かへの貢献を
想像するのはどうでしょうか。

土台づくりをしっかりしておけば、素晴らしい結果が実ることを
自然は教えてくれています。

地味な土台づくりを楽しむコツは、先にある未来をイマジネーション(想像)すること…

なのかもしれません♪

 

 

 

 

 

 

 

 

玉ねぎは水にさらしてはダメ!?

気がつけば、前回のブログ更新から10日も経っています。
あっという間に1日が過ぎ去っていくので、まだ2~3日しか経っていないような感じです。

みなさんはいかがですか。

自粛生活の中でもリフレッシュはされていますか?

人混みは避けて少しだけ散歩して、空を見上げるとか、
春風を感じながら道端に咲いているお花を観察してみるなど・・・。

 

不安や心配が渦巻く状況ではありますが、
こういう時こそ、少しでも心が落ち着くリフレッシュが効果的だそうです。

ぜひ工夫してみてくださいね。

 

さて、旬のお野菜、楽しんでいますか?

今の時期、新玉ねぎ、なばな、たけのこ、もう少ししたら
スナップエンドウなど春しか味わえない旬のお野菜がたくさんありますね。

我が家では毎日といっていい程新玉ねぎを食べています。

今年もありがたいことにご注文をたくさんいただき、発送作業に大忙しでした。

そんな中、兄が隣町の南知多町まで釣りをしにきました。
たまたまその日は鰯(イワシ)が大量に釣れたので家に寄って届けてくれました。

もちろん自分で捌いたのですが、お魚を捌くと毎回命の重みを感じます。
少しグロテスクなお話しですが、捌きながら生魚から出る血や内臓をみると、

「鰯さんの命をいただきます。(合掌)」

と思わずにはいられません。

これをもう少し子どもが大きくなったらちゃんと見せて、話して、
食育につなげられたらと思っています。

野菜がどのように育つのか?を知ることと同じように、生き物の命をいただくとは
どういうことなのかを知ることも大切にしたいと思います。

 

今回は、その鰯を使ったオカズを紹介したいと思います。

旬の新玉スライスをつけあわせに添えたので、スライスのコツも合わせてご紹介します!

【鰯のゴマゴマ焼き~新玉スライスを添えて~】

(写真はゴマで黒々しいですが、味は美味しいかったです!笑)

《材料》
小イワシ…7~8尾
◎酒…大さじ1
◎みりん…大さじ1
◎醤油…大さじ2
◎しょうがの絞り汁…1片分
黒いりごま…適量
新玉ねぎ…1/2個

《作り方》
1.鰯はうろこを取り頭を切り落とし、内臓を取ってきれいに洗い、水気をふき、バッドに並べる。

2.◎の材料を全て混ぜ合わせ1.の鰯にかけ、20分程漬け込む。(途中で上下を返す)

3.新玉ねぎをスライサーでスライスし、バッドなどに広げて空気にさらす。
(下記「玉ねぎスライスのコツ」を参照)

4.2で漬け込み終えた鰯の汁気を拭く。黒ごまを新しいバッドに広げて
鰯を転がすようにして鰯全体に黒ごまをまぶす。

5.グリルに4の鰯を並べて中火で5分ほど焼き、裏返して同じように焼く。

6.器に鰯と新玉スライスを盛って完成。

 

***「玉ねぎスライスのコツ」***

①玉ねぎの皮を剥いて縦半分にカットする。

②ヘタの部分を持ち、スライサーでスライスしていく。

③スライスした玉ねぎをバッドなどに平たく広げる。
最低でも15分、可能であれば1時間置いておく。
全体がまんべんなく空気に触れるように時々混ぜて重ならないように注意する。

※水にさらして辛味を抜こうとすると、ビタミンB1などの水溶性の栄養素が流出してしまいます!空気にさらすだけで十分辛味は抜けますよ♪

ぜひ皆さんも旬のお野菜を楽しんでくださいね♪

スナップエンドウ物語


暖かな春、
お出かけして春を存分に楽しみたいところですが
今年はそれどころではありませんね。

我が家も毎年お花見を楽しみにしています。

今年はさすがにゆっくり楽しむことは
できませんでしたが、お散歩のついでに畑近くのお寺さんの桜を家族で見てきました。

(5分ほど見て回り、早々と帰宅しました。)

 

 

とても美しく、心がフワァっと軽くなり、社会で起こっている
出来事がまるで幻想かのように感じられるほどでした。

 

引き続く自粛生活の中でも何か一つでも楽しみを
見つけられると良いですね。

私はさぼりがちな窓拭き掃除に励んでいます!

窓を拭いていれば日光浴もできるので、免疫アップに繋がるから一石二鳥です♪

 

さて、今回は当農園、大人気野菜の一つ「スナップエンドウ」
にまつわる物語をお届けします。

 

~~スナップエンドウ物語~~

2011年  スナップエンドウの種を購入。種を蒔き、

翌年  2012年5月に収穫。

同じ年の6月、

農場長が
「この畑で育ったスナップエンドウの種を毎年採って命を繋ぐぞ!」

と自家採種を始める。

その種で同年11月に一代目種まきを開始。

以降、毎年自家採種をし、種蒔き、収穫を繰り返してきました。

その種は今年でなんと8代目になります。

毎年11月に種を蒔き、ニョキニョキと葉を伸ばし、寒い冬を迎えます。

大雪が降って、スナップエンドウが雪に埋もれてしまったのを手でかき分けて救出したり。

逆に冬なのに暖かい日が続く年には、なぜか毛虫が大量発生し、
一匹一匹を駆除するのが大変だった年もあります。


そんな半年を過ごし、春になると白くて
とってもかわいい花をつけ、


そのあとにチョコンと小さな実をつけます。

そしてその後プクプクと太ったスナップエンドウを、絶妙なタイミングで収穫し、

毎年たくさんの食卓にお届けしています!

 

~~~~完~~~~~

 

ここで

畑の妖精エンドウスナオさんからご挨拶があります。

ぜひお読みください。

▼▼▼

こんにちは!

エンドウスナオです!

ぼくは出口さんの畑でスクスク育ち、

今もたくさんのスナップエンドウたちと一緒に生きている畑の妖精です。

出口崇仁農園で育ったスナップエンドウは、
2018年5月に野菜ソムリエサミットで銀賞を受賞しました!

とにかく甘くて美味しいです。

「生で食べても強烈な甘味で驚いた!!」

と野菜ソムリエさんたちも大絶賛でした。

約半年かけてじっくりと育ったスナップエンドウは、収穫期間が約1ヶ月です。

今年も多くの方の笑顔に出会えるよう、がんばります!!