投稿者「chz2004tjk」のアーカイブ

追い風の有機農業

年末ムードが漂ってきました。

12月の土日はやることが
多くてなぜか気忙しいです(^o^;)

少し休憩できる時にぜひお読みください♪

さて、今日は今話題の
『みどりの食料システム戦略』
について少しだけお話ししたいと思います。

知っていますか?
みどりの食料システム戦略

 

 

日本の年平均気温は100年あたり、
1.28度の割合で上昇しています。

2020年の日本の年平均気温は
統計を開始した1898年以降
最も高い値だったそうです。
(2021年は過去3番目に高い値)


また、農林水産業は

気候変動の影響を受けやすく、
高温による品質低下などが
既に発生している地域もあります。


さらに、

全く雨が降らないと思いきや、
一気に1時間の降水量が
50mmを超えるなど
雨量の大幅な偏りが起きています。


自然災害の影響を

最も受けやすいため、
ますます厳しい農林水産業ですが、
生産者の減少や高齢化も深刻な問題です。


これらの問題に向き合うべく、

令和3年4月に策定された政策、
それが「みどりの食料システム戦略」です。


自然環境が崩壊してしまったら

作物は育てたくても育ちません。


持続不可能になってしまいます。


環境負荷を軽減し、

持続可能な農業になり得る
有機農業を、国をあげて
推進していく時代に突入しています。

————————————-
みどりの食料システム戦略
2050年までに達成したい
農業生産分野の目標
————————————-

(1)
農林水産業のCO2排出
ゼロエミッション化の実現


(2)

化学農薬の使用量を50%低減


(3)

輸入原料や化石燃料を
原料とした化学肥料の
使用量を30%低減


(4)

耕地面積に占める
有機農業の取り組み面積の
割合を25%(100万ha)に拡大


▼詳しく農林水産省のHPをご覧ください。

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/

****

当農園はもともと、
農薬や化学肥料を使用しない
農産物の栽培をしていますので、
それほど大きく変える要素はありませんが、

一般栽培を行なっていて
意識の高い農家さんは
少しずつ環境保全型農業へと
シフトチェンジしていると聞きます。

———————————–
求められる時代だからこそ、
生産力をしっかりとつけていく
———————————–

有機野菜は高価という
イメージが強くあると思いますが、
それにはしっかりとした
理由があります。


農薬や化学肥料を

使用していないため、
一般栽培よりも手間暇がかかり
土づくりにも時間をかけていて
栽培方法が全く違うからです。


有機農業を今後社会的に

広めていくためには、
生産者と消費者・事業者等が
手をとり合って実現していく
流通の仕組みが必要だと感じています。


私たちははとにかく

生産能力向上に努めて、
美味しくて安心安全な
野菜をお届けできるよう
励みたいと思います!

手がかかる子ほど可愛い・・!?

段々と朝晩の冷え込みが
グッと強くなってきましたね。


それでも日中は

陽の当たるところであれば
ポカポカして気持ちが良いです。


とはいえ、

寒暖差が激しいので
ご体調には十分に
お気をつけくださいね!


さて、今日は月末のブログ

なので、にんじん畑成長記を
お届けします。


時は遡ること・・・

9月のにんじん畑の様子

9月も引き続き、
人参の種まきが続きました。

 

今年は本当に『酷残暑』
と表現するのがぴったりなくらい、
9月に入っても日中の気温が高温でした。

 

だんだんと「毎年の気候」の
常識が通用しない気候
となってきているような気がするので、
しっかりとその気候変化にも
対応できるように
対策をとっていくことが
必要だと感じた9月でした。

 

そんな中、人参の芽が無事に
顔を出してくれると
本当にホッとして思わず
ヨシヨシと撫でてあげていました。


【重要な草取り作業】

当農園の栽培方法は、
農薬や除草剤を一切使用しないため、
除草作業は欠かせません。

7月から8月にかけて行ってきた
「太陽熱養生処理」を行ったとしても、
どうしても退治できない種類の
草があるのです。

 

9月はまだまだ暑い日が続くため、
草の勢いが強いので
急いで除草を行っていきます。

ここでちょっとだけ
ミニ講座です♪


題して、

教えて!農家さん!
なぜ草取りが必要なの?


人参は草とともに育ちます。

そして、
通常の一般栽培では
除草剤を使用しますから、
草取りの手間はありません。


しかし、当農園では使用しないため、

「太陽熱養生処理」を行った上で、
それでも生えてくる雑草を
抜いていく必要があります。


なぜ除草が必要か?というと、

草に覆われたままだと、
人参の芽に日光が当たらなくなり、
徒長(とちょう)してしまい
その後の生育に悪影響だからです。


また、草に害虫がよってきたり、

風通しの悪さを引き起こす
原因となるのです。


人参の初期生育には

適度な日光と程よい水分が
必要なので草の管理はとても重要です。

 


農薬や除草剤・化学肥料を
使用しない有機農業は
手間がかかりますし
土づくりにも時間がかかります。

 

しかし、その分安心できて
味にもご満足いただける農産物が
生産できると実感しています。

 

これからも、生産者としての
歩みを皆さんにご報告していきますので、

一緒に農産物を育てているような
お気持ちを楽しんでいただけたらと思います。

 

【写真に驚愕】美味しいお米のために、草を担ぎ出す

日が暮れるのが早くなり、
農作業は17時くらいまでが
限界になってきました。


これからの季節、

気温がグッと下がり
師走に向かって殆どの方が
忙しくなるので車の移動や
徒歩での移動でも事故などには
十分にお気をつけくださいね!

さて、今日は時は遡り、
9月の田んぼの様子をレポートします!

9月の田んぼの様子

⚫︎稲刈り直前の除草作業⚫︎

今年は9月に入っても
真夏のように暑い日が続きました。

お米が輝く黄金色になった
タイミングで収穫です。


その収穫の前に

最後にもう一度
全ての田んぼを周り、
大きくなりすぎた草や
細かい草も手で刈り取り、
田んぼの外へ出す・・
という作業を行いました。


写真をご覧いただく通り、

草がまるで稲のように
長く育っているため、
肩に担いで田んぼの外に出しています。


農薬や除草剤を使用しない時代は

皆こうして草の管理をして、
なんとかお米の生育を守り、
たくさん収穫できるように
努力されてきたんだなぁと
身をもって実感しています。


諸々の作業の大変さを考えると、

農薬や除草剤に頼ってしまいたくなる
気持ちもわかる気がします。


しかし、その一線を越えないのだ!

という決意のもと、

収穫まで辿り着きました。


⚫︎収 穫⚫︎



黄金色になってきた
タイミングで記念撮影♪


収穫機でお米を収穫していきます。

稲を刈り取りながら
ワラの部分を粉砕して
田んぼに拡げていきます。

このワラをしっかりと
来春までに土壌へ分解できるように
10月に入ったら乳酸菌を撒いていきます。


お米は春から栽培が始まると

捉えがちですが、
有機農業の場合、
年間通して田んぼの状態を
しっかりと見守り、
適切なタイミングで
ケアをしていくことが
来年の収穫に大きく影響してきます。


人間が働いていなくとも、

常に土の中の微生物たちは
24時間働いてくれています。


農業をやっていると、

そんな自然界の働きがあるおかげで
私たちは生かされているのだと実感します。

 

 

 

 

美味しい野菜の循環

秋冬の季節となり、
根菜類も旬を迎えて
煮込み料理や
鍋料理などが楽しみですよね。

 

農家になる前は、
野菜のおいしさの違いが
よくわかっていませんでした。


ところが、
毎年農園で栽培される
野菜を食べ続けていたら、
その味に舌が慣れていき、
おいしいかそうでないかが
ハッキリと感じられるようになりました。

 

おいしさの基準は
人それぞれあると思いますが、
美味しく感じるポイントは
『旨み』があるかどうかだと思います。

 

有機野菜は「味が濃い」と
よく言われますが、
「旨みがある」とも言い換えて
表現できるかもしれません。

 

それもそのはず、
野菜は栽培の仕方で
味が全く異なるのです。

 

どういうことかと言うと・・・

 

ここからが大切なお話です。

 

=============
農薬や化学肥料に頼る栽培
=============


▪️化学肥料を使用した土壌

化学肥料や農薬を使用すると
土壌微生物が減少してしまう
と言われます。

土本来の力が発揮されていない状態。

 ↓

▪️必要になる農薬

化学肥料の力で極端に大きく
育てたり、収穫量を上げるので
土壌環境バランスが崩れ、
病害虫が発生しやすくなると
言われています。

だからこそ、必然的に
農薬が必要になってきてしまいます。

 ↓

▪️昔の野菜と比べ下がる栄養価

栄養価が低く、
エグ味があり、棚持ちしない
野菜ができることが多いのです。

 ↓

▪️子どもが嫌がる野菜に・・

子どもは特に味覚が敏感です。
野菜が苦いので嫌いになってしまう
きっかけに・・。


土壌の持つ力を最大限に発揮させる
栽培方法を実践すれば
野菜はもっともっと美味しく育ちます。

私たちの行う有機農業では、
次のような循環が起きています。

 

==============
土の力を最大限に引き出す栽培
==============

▪️丁寧な土づくり

野菜作りをしてくれるのは、
土中の微生物等です。

毎日がんばって働いてくれている
土壌微生物を労い、
活発化しやすい環境を整える
土づくりを行います。

具体的には化学肥料は使用せず、
自然資源を使用した有機肥料
をベースとし時間をかけて行う
土づくりです。

 ↓

▪️必要にならない農薬

土壌環境を良くする視点で
土づくりをしておけば、
野菜の根や葉や茎は強くなります。

つまり、
病害虫の被害を受けにくい
強い野菜に育つため、
農薬が必要ありません。

 ↓

▪️栄養満点な野菜が育つ

農薬や化学肥料などを
使用しないため、
栄養価が高くて、
雑味やエグ味の少ない
美味しい野菜が育ちます。

 ↓

▪️子どもたちが喜ぶ野菜

野菜に甘味と旨みがあるので
味に敏感な子どもたちも
パクパクモリモリ野菜を食べて
笑顔が増えて健康になります。


栽培方法によって
実る野菜の味や栄養価も
違ってくるということなのです。

 

一度食べると忘れられないほどの
野菜の味を毎年更新していき、
飛び抜ける美味しさを
多くの方に感じていただけるよう
日々努力を重ねていきたいと思っています。

 

命が芽吹くには欠かせない水

10月も日中はポカポカ
良い天気ですね!

 

今年はスーパーエルニーニョ現象が
起こると言われています。

 

いわゆる、暖冬になりそうだ
ということですが、
これは2015年以来のことで
当時の様子をニュースの映像で
見たのですが、
2015年12月の東京の気温が
23度を記録していたそうです!

 

映像の中の人は半袖の人もいました。

 

また、深刻な雪不足で
冬のレジャー施設などは
甚大な影響を受けたそうですね。

 

今年の気象を注意深く
気にしながら、人参栽培に
尽力したいと思っています!

 

さて、今日は
8月のにんじん畑の様子を
レポートします!

 

太陽熱で雑草の種を焼く


8月に入ってからも
人参用の圃場にビニールマルチを張って、
太陽熱養生処理を行っていきました。

スタッフのみんなが
毎日田んぼや畑で一生懸命
作業をしてくれたからこそ、
計画通りに進めることができました。

 

途方も無く思える作業でも、
みんなの力が合わされば乗り越えられます。

 

人参種まきと発芽

 

8月は太陽熱養生処理が
終わった圃場から人参の種まきが
始まります。

 

人参の種まきは
お盆明けから順次進めていきます。

種をまいたら発芽するまで
毎日欠かさず水を与えて
とにかく発芽を成功させるために
水管理を徹底します。

 

発芽は人参栽培の成功の分かれ道、
第一関門と行っても過言ではありません。

 

とにかく種からしっかり芽が出るように
毎日水管理しながら
「スクスク育ってね〜!!」
と声をかけ想いをかけていきます。

 

▼人参の発芽の様子

 

お客様の声で力がみなぎります!

Farm&Storyさんから
奇跡の人参ジュースや
お野菜のお喜びのお声が届くと
真っ先に読んでいます!

 

闘病中や病後回復期に
食欲が無い時でも
「奇跡の人参ジュースなら飲みやすい」
と仰っていただいたり、

お子さまの野菜摂取のサポートとして
毎日人参ジュースを
お飲みいただいていたり、

多くの方の身近な健康サポーター
として野菜たちが頑張ってくれている
ことを感じられて本当に嬉しいです!!

 

太陽や土のエネルギーを
たっぷり蓄えた野菜たちのパワーは
底知れないものがあります。

 

これからも人参やお米をはじめ、
美味しい農産物をお届けできるように
どんどんパワーUPして成長していきたいと思います!

 

 

 

徹底した除草が栽培の要!

先週から金木犀が咲き始め
と〜っても良い香りに包まれている
我が家のお庭です。

 

秋って、なんか良いですよね♪


農園ではお米の出荷準備も

進めつつ、人参の草取りが
続く日々です。


気候がとても過ごしやすいので

なんだか体の力も良い具合に
抜けていく気がします。


さて、今回は、米栽培の

8月の様子をお届けしたいと思います。


▼8月の田んぼの様子

稲と台風

8月に入ると稲穂が頭を
垂れるようになってきました。

 

稲の実りに心躍らせてワクワクしつつ、
8月に日本列島を襲った台風に
ヒヤヒヤしながらも、
なんとか持ち堪えてくれて本当によかったです。

 

台風が近づくと一晩中眠れないほど、
田んぼや畑が心配で精神的に辛くなります。

 

しかし、自然災害は誰しもが
避けては通れない道です。

 

特に農業は自然の力を借りて
成り立つ職業でもあるので、
文句は言えません・・・。

 

とはいえ、毎年ヒヤヒヤしています。(^^;)

 

収穫直前の除草作業

8月に入ると、
稲の高さも最大になり
除草作業もより一層大変になります。

 

しかも、この時期に
ニョキニョキ生えてきて、
放っておくと木のように硬くなり、
間違って一緒に収穫すると
収穫機を壊してしまうほどの
草があるため、除草は必至です。

 

硬い草なのでカマを使って除草します。

 

カマで指を怪我してしまうこともしばしば・・。

 

十分に注意しながら
稲をかき分けて除草していきます。

 


 

農薬・除草剤を使用しない
栽培はお米も野菜も草管理に
時間と労力がかかりますが、
それだけ目をかけ手をかけ
お世話するので食べ物のありがたみを
実感できます。

 

来月は9月の田んぼの様子をお届けしますね!

 

 

 

 

秋から始める温活の極意

ようやく秋ですね!(^^)


寒い季節が好きな私としては

ワクワクが止まりません♪


しかし!!

夏の疲れが出やすい季節でもあるため、
今のうちに対策をしておくと良いかもしれません.


=============

夏バテならぬ秋バテ!?
夏の疲れがまだ取れない方に
温活のススメ
=============

疲れやすくてだるい、
食欲がなく胃もたれがある、
寝付きが悪く朝スッキリ起きられない、
一日中眠い・・・。


もしかしたらそれ、

「秋バテ」かも知れません。


秋冬は夏の疲れや寒暖差の影響で

冷えが原因の不調が起きやすい季節だそうです。


本格的な秋冬に向けて

今から温活を意識して
カラダを整えていきましょう!

 

1.運動

朝夕の涼しい時間に1日10分から
ウォーキングを始めてみませんか?

筋肉量が増えると体が熱を作り出します。

特に有酸素運動がおすすめ!

 

ウォーキングは
下半身を鍛えるためには
とても有効な運動なので、
季節ごとに移り変わる景色を
観察しながらお散歩する時間を楽しみましょう。

 

慣れてきたら1日最低20〜30分
歩くと良いそうです。

 

2.呼吸


日々、家事に育児に仕事に・・と、

忙しくしていると無意識のうちに
呼吸が浅くなりがちです。

1日3分でも5分でもいいので、
下記を参考に深い呼吸(腹式呼吸)を意識しましょう。


仰向けに寝て、鼻から息を吸うとともに
お腹を膨らませ、ゆっくりと細く長く
口から息を吐いてお腹を凹ませます。

この呼吸を何回も繰り返していくと
体に酸素を多く取り込めてリラックスしていきます。

 

3.食事

 

カラダを温めてくれる食材の王様!
ズバリ生姜ですよね!

 

血行促進や新陳代謝を高めてくれて
ダイエットにも嬉しい食材です。

 

私は『奇跡の人参ジュース』に
すり下ろし生姜を入れて温めて飲む!

という飲み方にハマっています!

 

生姜がピリッとした感じがクセになります。

 

以上が温活の基本です。

 

他にも40度ほどのお湯に
最低3分浸かってカラダを温めたり、
寒暖差に対応できるように
羽織りものを一枚持って出かけたり、
頭寒足熱を意識してレッグウォーマーなどを
活用してカラダもココロもポカポカしましょう♪

 

 

 

 

 

農薬や除草剤の代わりに使うもの

先日、畑近くの85歳の農家さんと
お話しする機会があった時、
おっしゃっていました。

「今年のような気候は
生まれて初めてや。」

・・・と。

残暑が厳しく、9月になっても
気温が高く、台風もほとんど発生しない。


こんな年は初めての経験だそうです。

ようやく10月に入ると
気温も下がるそうですが、
今年の夏は本当に長いです・・・(^^;)

こういう季節の変わり目こそ、
リラックスできる時間を作って
どうぞご自愛くださいね。

さて、
今日は月末の更新なので、
7月のにんじん畑の様子をお届けします!!

7月に入り、気温もグンと上昇したので、
緑肥が一気に大きく成長していました!

緑肥の根は、
トラクターなどでは耕しきれない
土の深いところまで突き抜けて
耕してくれるので、
天然トラクターと言っても過言ではありません。

そして、
緑肥が大きく育ってから細かく粉砕し、
少し乾燥させて土にすき込んでいきます。

そのすき込んだ草が
今度は土壌中の微生物のエサとなり、
微生物はもっともっと
土を良くしてくれる様に一生懸命に働いてくれるのです。

人参栽培成功の秘訣
太陽熱養生処理

人参が育つ圃場を順番に周り、
透明ビニールマルチを張っていきます。

太陽の熱が厳しくなる
この時期にしかできない作業なので、
とにかくテンポよくスピード重視で
人参栽培用の全ての畑で作業していきます。

畝(うね)にビニルマルチを張り、
そこへ太陽の熱が加わることで土が高温になり、
殺菌消毒効果が期待できる他、
何より土壌の発酵分解を促すので
フカフカな土へと整えてくれる効果もあります。

そして、
この太陽熱養生処理が成功すると、
人参の種をまいた後の草取り作業が
激減するので、なんとしてでも
成功させたいとても重要な作業です。

動物などが
ビニールに穴を開けてしまうと成功しないため、
毎日の見回りチェックも欠かせません。

*
*

農薬や除草剤を使用しないですが、
夏の草管理はとても大変です。

だからこそ、できる限り生えてくる草を
少なくするために必要な作業のご紹介でした!

これをしたとしても、
生えてくる草はあるので、
自然とは、やはりたくましいなぁと思います。(^^)

ど根性のお米栽培への想い

今年は残暑が厳しく、
早く過ごしやすい秋が
来ないものかと待ち遠しく思っています。

とはいえ、季節は日毎に進み、
先週末から稲刈りが始まりました!

稲全体が黄金色になるまで待って、
天気の良い日が続いた頃を
見計って稲刈りをしていきます。

このタイミングを見るのが
天気との都合があってなかなか難しかったりします。

良い感じのタイミングで
晴れ間が続いて無事稲刈りが進みましたよ♪

さて、今日はそんなお米の
栽培レポートをお届けします!

時は遡ること、
7月の田んぼの様子です。

7月の田んぼの様子

●止まぬ草取り●

6月に引き続き、
7月に入ってからも
田んぼの草取りは続きます。

この時期になると少し目を離したすきに
しっかりと根を張ってしまう
雑草が生えることがあります。

しっかりと根を張ってしまったら
機械では除草できなくなってしまうので、
ズボッズボッと田んぼに入り、
泥に足を取られながら、
一本ずつ草を取っていきます。

途方もない作業ですが、
スタッフみんなで力を合わせて進めていました。

7月は酷暑もあり、
とても辛い日もありましたが、
暑さに負けずにがんばりました!

●安心安全を守るために必要な手間暇●

突然ですが、
お住まいの地域に田んぼはありますか?

都心に行けば行くほど、
田園風景を見る機会は少ないかも知れません。

しかし、少しだけ田園風景を
思い浮かべてみてください。

恐らく多くの方が稲だけが綺麗に
生えそろっている田園風景
を想像されるのではないでしょうか。

実際には稲は草とともに育ちます。

一般(慣行)農法では
草が生えないように何度も除草剤をまきます。

私たちは、
草を薬で退治するのではなく、
「刈り取る」「抜き取る」ことで
除草していきます。

ここが一般農法との大きな違いで、
その作業はとても時間と
手間がかかるものです。

効率は悪いかも知れません。

しかし、その分地球と人の健康と、
安心・安全を守れていると信じて、
丁寧にお世話しています。


以上が7月の田んぼの様子でした!!

無事に収穫まで
辿り着くことができて本当に嬉しいです。

 ↑
嬉しそうな農場長です。

美味しい野菜づくりは土がすべて!

残暑が厳しいかと思えば
突然の豪雨で空の様子が忙しい
ことになっていますね。

 

気温のアップダウンや
湿度が増えることで心身ともに
体調を崩しやすいのでどうぞご自愛くださいね!

 

さて、今日は当園が考える
『土づくり』についてお話をしたいと思います。

 

題して!

 

野菜の栄養も美味しさも土がすべて!
病害虫に嫌われ、微生物が喜ぶ土づくり

野菜が健康に育てば病害虫被害が少なく、農薬は不要。

 

野菜が不健康に育つから病害虫被害が起きやすく、農薬が必要に。

 

その野菜はどこを栄養源に育つのか?

 

それは、、、「土」です!

 

●重要なのは土づくり●


当農園はとことん土壌環境整備に

こだわりを持って栽培をしています。

 

農薬や化学肥料を使い続けると、
土壌中の微生物の働きは弱まり、
元気のない土になります。

 

そこへ病害虫を予防するための農薬や、
収量を上げるための化学肥料などの力が加わり、
なんとか作物が実るのですが、
栄養価が低くえぐみの強い野菜に
育つことが多いのです。

 

●農薬や化学肥料をなぜ使わないのか?●

当農園も創業当初は

「使わない方が自然だから」

「薬にまみれた野菜を育てたくないから」

という一見ありきたりな理由でした。

 

しかし、栽培を続けていくうちに、
土壌環境に向きあい、
農薬や化学肥料に頼らず
微生物の力を最大限発揮させる
土づくりをして栽培された野菜は、
「とにかく美味しい!」ということがわかりました。

 

旨味があり甘みもあって
苦味の少ないすっきりとした味わいに
なるどころか、栄養価が高いということも
データとして示せる様になったのです。

 

そして「栄養価が高くて健康な野菜」は美味しい!
という事を実感してきました。

 

今ならハッキリと言えます。

 

農薬や化学肥料になぜ頼らないのか?
というと、答えは一つ。

 

「食べた人の健康に繋がる
美味しい野菜を育てたいから!」です。

 

農薬を使って病害虫をいかに防ぐか?
と考えることよりも、
農薬などに頼らなくてもしっかりと
作物が育つ方法を実践し続けていくことに
エネルギーを注いでいきたいと思います。

 

虫も病気も跳ね除けてしまうほど、
強くて逞しい健康な野菜作りをこれからも実践していきます!