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今日は真面目な話です。

タイトルを見て

「えっ、、
いつもは真面目じゃないの?」

と、思われたかもしれません。


いえ、私は根っからの
真面目だけが取り柄の
真面目人間です。(^-^)ゞ


・・・と、
私のことはさておき…(^o^;)


今日は当農園が絶対に越えない
一線について、
なぜそこまで
こだわるのかを
真面目に
お話ししたいと思います!

 

題して!!


【農薬・除草剤・化学肥料

『不使用』にこだわるワケ】


当農園が主に栽培をしている
『人参』は草の生育が盛んな夏に
種をまくので、
一週間後芽が出る頃には
雑草も一緒に伸び生えてきます。

 

この雑草を放っておくと、
せっかく出た人参の芽が草に
埋もれてしまい、

人参が育たなくなります。


そうなる前に、

しっかりと除草作業を行なっていきます。

 

何のための、誰のための野菜づくりなのか?


「除草剤を使えばその分手間は減る」
かもしれませんが、
私たちは、その一線を絶対に越えない
という
信念を持っています。


しかし、手で草を抜いている時、
何度も心が折れそうになります。




でも、除草剤には頼りません。


なぜなら、私たちの目指す

【健康な野菜】は「安全である」
ことが大前提だからです。


誰のための野菜づくりなのか?

それはもちろん、

【食べる人の健康のため】

の野菜作りです。


だからこそ、

人体に良くないとされる

農薬等の使用はしたくないのです。


こだわりの理由 3選!!

 

1.健康な土で、健康な野菜を育てたい

微生物の力を最大限に引き出し、

目一杯働ける環境づくりには農薬や
化学肥料は不要だと考えています。


2.
栄養価の高い野菜を育てたい

健康な土で育った野菜は、
旨味や甘味がありエグ味が少なく
(体に良くないとされる
硝酸態チッソ
が少ない)
栄養価も高まります。


高栄養な昔ながらの野菜を
食べて
いただきたいです。

 

3.自然環境を守りたい

環境への負荷を最大限に抑えた栽培を
目指しています。


農薬や化学肥料を使用しないことで、
川や海の水質汚染を抑えることが
できるのです。



「誰のための野菜づくりなのか?」

もう一度伝えさせてください。


【食べる人の健康のため】です。


これは私たちの揺るぎない信念です。

 

うちの職人を紹介します

突然ですが、お体の不調などはありませんか?

私ごとですが、先日腰を痛めてしまい、
なかなか治らないので接骨院へ行ってきました。

カラダの歪みが原因だと思っていたのですが、実際にはそうではなく、
あらゆる場所の筋力の低下が原因だったことがわかりました。

出産の体へのダメージは交通事故を経験した場合と同じくらいある、
とはよく聞きますが、まさにそうで、
出産前後のカラダの変化はかなりのものです。

体が戻らないまま日常生活を送ると、私のように、
段々体に不調が出てくるようです。

バランスすよくカラダの各部の筋肉を鍛えていくことで、
痛みは軽減されて、腰痛再発も防げるそうなのです。

もっと快適に日常を過ごし、子どもと思いっきり遊びたいので
しばらくは専門家に指導してもらいながら、体を整えていきたいと思っています。

運動、睡眠、食事は健康な体には欠かせない大事なことですね!!!

さて、今日は月末のメールなので、にんじん成長記2022をお届けします。(^^)

時はさかのぼり、6月のにんじん畑です。

人参の種まきは、8月のお盆以降まだ暑いけれど、
ちょっとだけ暑さが和らぎ、雨もたくさん降るようになる頃に行います。

6月はまだその前の段階で人参たちが育つためのお家(畝:うね)を
整備していく段階です。

土の中までは流石に毎日管理できないので、土の中は「微生物」という
当農園の職人さんにお任せします。

人間が快適に過ごすことができる環境を好むように、
土の中の微生物も快適に過ごせて、それぞれが
最大限の力を発揮できるような環境がベストです。

微生物たちが元気に働くことができるからこそ
美味しい人参が育ちます。

当農園ではその環境づくりに力を入れています。

こちらの写真は環境づくりの一環で溝掘り機を使用して
排水性に問題がある畑に溝を掘ったと気のものです。

人参の栽培は、夏から秋にかけてどんな気候になるか?

がとても大きく関係してきます。

近年の異常気象にも耐えられる土壌づくり、
環境の整備はとても大切な作業です。

排水に問題があると短期豪雨が起きた時、
すぐに畑が水没してしまい育った人参も土の中で腐敗してしまうのです。

だからこそ、しっかりと準備して、畑の微生物や仲間たちとともに、
どんな天候になっても乗り越えられる強いチームワークで
今年は乗り越えていきたいと思います!!

 

黄金色の稲はイーネ!

タイトルのダジャレで笑っていただけましたか?(^o^)/

都会ではあまり見られない景色かも知れませんが、
この時期になると田んぼの稲が緑色から黄金色に変わりはじめます。

その景色を見ると、

「あぁ・・夏が終わって行くんだなぁ。」

と、しんみりしてしまいます。

季節によって移り変わる景色を楽しめるのは
田舎に住む醍醐味の一つかもしれません。

田んぼに生えている稲を見ながら秋を感じていた昨年までに比べると、
今年はちょっと違った気持ちで田んぼを見ています。

なんというか、

ワクワクしています!!!

実は、今年から米作りを再開しました!

もちろん、農薬は一度も使用せず、除草剤も使用しません。

ここ数年は人参栽培だけに一点集中して基盤を作ってきたので
お米作りはお休みしていました。

農場長が農業を始めた約10年前から約4年間、手植え・手刈り・天日干し、
そして無農薬・無化学肥料でお米の栽培をしていたんです!

当時の手刈りの様子

通常の慣行栽培でのお米にはたくさんの農薬が使用されています。

それもそのはず、実際に育ててみるとわかるのですが、
田んぼも畑と同じで草がグングン生えてきます。

そのため、除草剤不使用で育てるには、草が稲の生育を妨げないように
機械や手で除草していく必要があります。

今年は久しぶりの田んぼの感触を楽しみながら、草取りに励んでいます。

▼今年の草取りの様子

【なぜ、今お米栽培を再開したのか?】

今、日本全体で高齢化が進んでいます。

そして、世界情勢の煽りを受けて燃料・肥料の高騰に
歯止めがかからない現状を受けて、離農する人たちもチラホラ出てきています。

労力や燃料代・機械代も大きくのしかかってくる米の栽培は
やりたがらない農家が多いのです。

そんな中、私たちは日本人の主食である『お米』を安心安全な状態で
多くの方の食卓にお届けしたいと思い、米作りに再びチャレンジし始めました。

お野菜や人参ジュースだけでなく、おいしいお米もお届けできるように
がんばっていきます!!!

 

お肌に嬉しい夏野菜

夏の旬野菜、食べていますか?

ハウス栽培が発展し、年中手に入る野菜がほとんどなので
野菜の旬を感じられる機会も少なくなりました。

そんな中でも、我が家ではできる限り旬野菜を食べるように意識しています。
すると、季節ごとに「食べたい」と感じる野菜が移り変わっていくのです。

ちょっと気候が夏に近づいてくると、

「あぁ~トマトとかピーマンが食べたいなぁ」

と思いますし、秋に近づくと、

「大根とか人参が食べたいなぁ」

と根菜を欲するようになります。

そんな、旬野菜を欲する自分のカラダの感覚を信じて、
食べたいものを食べるようにしています!

さて、今回はサラダには欠かせない夏野菜の豆知識をお届けします♪

冒頭でお伝えしたような旬の野菜の特徴をみると、
夏はカラダを冷やす野菜が多く、冬はカラダを温める野菜が多いです。

今日は夏野菜の代表ともいえる野菜、
トマトとキュウリのミニ知識をまとめてみました!

 

◎トマト◎

西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど
たくさんの健康効果をもつ野菜です。

赤い色素成分のリコピンは優れた抗酸化力があるとされ、
がんや動脈硬化の予防を期待できます。

また、ミニトマトは普通の大玉トマトに比べ、リコピンやビタミンが
約2倍含まれているので美肌にも効果的です。

追熟したい場合は、ヘタを下にしてカゴに入れ常温で涼しいところに
置いておきましょう。

【オススメの食べ合わせ】

ビタミンEを多く含むピーナツやアーモンドと一緒に食べると、
リコピンの抗酸化パワーが高まります。

◎キュウリ◎

余分なナトリウムの一部を排出させるカリウムを多く含んでいることもあり、
優れた利尿作用が注目されています。

夏はカラダがむくんだり、疲れや重だるい感じが溜まったりしがちですが、
そんな時こそキュウリに含まれているカリウムが役立ちます。

皮にはβ~カロテンが多く含まれているので紫外線により発生する
活性酸素を抑制してくれる働きはお肌にも嬉しいです。

【オススメの食べ合わせ】

キュウリはワカメなどの海藻類、イカやタコなどと一緒に
酢の物にするとカリウムやマグネシウムなどミネラルをバランス良く摂取できます。

タコの酢の物は実家の母がよく作ってくれていました。

とってもおいしい上に栄養的にも抜群の組み合わせ
だったということですね(^o^)/

まだまだ暑い夏が続きます。

たっぷりと夏野菜を食べて健康にお過ごしくださいね!!

 

 

 

豪雨に負けない土づくり。

突然ですが、子どもの舌は敏感だなぁと思った出来事がありました。

我が家は人参農家なので、人参は秋から冬にかけて収穫できるものや
間引きで穫れる人参を使って料理します。

冬はたっぷり人参料理を作るので、台所で料理をしていると、
息子が人参一本をこっそり持っていき、おやつ代わりにポリポリ食べ始めたりします。

夏になると、家の冷蔵庫に保管しておいた人参が無くなるので、
スーパーで買うことになるのですが…。

先日、買ってきた人参をみた息子がやっぱり勝手に
手を伸ばし、ガブッと食べようとしたのです・・・

どうなったかと言うと、

「にがっ・・」

と、言ってそーっと人参を置いていきました。(^^;)

確かに、苦いんです。

子どもはすぐに味の違いがわかるんですね。

火を通せばそれなりに甘くなって苦味も軽減されるので
きんぴらにしたり、細かく刻んだりしていただきました♪

今回、子どもの味覚の敏感さに驚くとともに、
やっぱり農園で育った人参は美味しいんだなぁ・・

と、改めて実感しました!

 

さて、当農園の人参栽培、今季も着々と準備が進んでいます。

今日は月末なのでにんじん成長記2022をお届けします!

時はさかのぼり、5月のにんじん畑の様子です。

今年は排水性の向上をメインに対策をして土づくりをしています!!

当農園はもともと田んぼだった土地を畑に変えて
栽培しているところがいくつかあります。

そういった畑での困りごとといえば、「排水性の悪さ」です。

排水性の悪い土は根腐れや生育不良などを引き起こします。

また、近年の異常気象の影響で集中豪雨などが続いた場合、
畑自体が水没してしまう恐れもあります。

そこで今季は「サブソイラー」という新しい機械を導入し、
トラクターだけでは耕せない深い層に水の通り道を作って一気に排水性の向上を目指します。

そして、先日、我が町が豪雨と落雷が激しい雨に見舞われたのですが、
翌日畑に行ってみるとほとんど水たまりができていませんでした!!!

このような小さい水溜りが一つありましたが、問題ないレベルの水の溜まり方なので
排水性の向上に努めてきた成果が目で確認できてとっても嬉しかったです!

引き続き、美味しい人参づくりに励んで暑い夏を楽しみたいと思います!(^o^)/

気温がグングン上昇しこれから夏本番ですが、
どうかご体調崩されませんように…

ご自愛くださいね!!

虫だけに無視できない

以前、黒い蝶々が知らないうちに家の中に舞い込んでいて
それを見つけた息子が大興奮したことがあります。

黒い蝶々と聞くと良いイメージはなかったですが、調べてみると
『神の使い』という迷信があるようでした。

良い意味でも良くない意味でもどちらとも解釈できそうですが
良い風に捉えました(^o^)

【虫の知らせ】

という言葉もあるように、古くから虫は人間の暮らしの中に
自然と存在していたのではないかと思うのです。

今日は、そんな【虫さん】が畑でどんな風に活躍してくれているか
ご紹介したいと思います。

題して!!

~虫だけに、無視できない~

 

とっても分かりやすいダジャレになりましたが、農場長がよく言っています。

『虫だけに無視できない』と。(^o^;)

畑に行けば、いろんな虫がいます。

私たちが行っている有機農業は農薬を使用しないため、
様々な虫たちが元気に畑の中で走り回ったり、

飛び跳ねたりして生きています。

過去、畑の見学に来てくださった方にこんな質問をいただいたことがあります。

「出口さんの育てる野菜は高栄養価で、しかも農薬を
使用していなくて虫がつきにくいと聞きました。
ですが、今畑にはたくさんの虫がいます。どういうことですか?」

と。不思議に思う方もいらっしゃるのだなぁと勉強になったご質問でした。

これまで、【にんじん畑通信】の中でも幾度となく
『「虫が食べるほど美味しい野菜」という言葉は間違いです!』

と伝えてきました。

本当に美味しくて栄養価の高い野菜にはほとんど虫が寄り付きません。

人間が本当に美味しいと感じる野菜は、虫が食べることができない
(消化できない)のです。

では、なぜ畑に虫がいるのか?

というと、虫にも悪さをする虫とそうでない虫がいます。

悪さをする虫は野菜や野菜の葉を食べてしまいます。

当農園の健康な土には悪さをしない虫たちがたくさんいます。

そして、虫がゼロになることはあり得ません。

あらゆる生命体と共存していく農法なので、畑はたくさんの生命の力で
漲っています。

そして、悪さをする虫が発生した場合、

「何か環境や条件が悪かったかな?」

と気づきを得られるヒントとなり、その後の栽培方法の
軌道修正ができるので、虫の存在に感謝です。

虫と共存しながら、自然の存在に多くのことを
教えてもらいながら取り組む有機農業の発展に、
これからも尽力しみんなの大切な地球を守っていきたいです。

 

 

ビタミンエースのパワー

先月、梅雨明け宣言があったものの、
東海地方は案の定、戻り梅雨がありました。

6月末は危険な暑さが続いて本当にバテそうでした!!!

ご体調を崩されていませんか?

しかし、この戻り梅雨のお陰で、水不足の心配はなくなったので
とても安心しています。

どうあがいても人間の力だけでは
水を引き寄せるということはできないので、
自然が恵んでくれる雨はとてもありがたいです。

さて、今回はこれからの季節に美味しい
夏野菜の栄養豆知識をお届けします!

~野菜で美肌と健康をキープ!~

夏本番!(は、まだ少し先…^o^;)紫外線対策はできていますか?

紫外線を浴び過ぎると活性酸素が発生します。

この活性酸素が生成されることでシミやシワ、
皮膚がんなどのリスクを高めると言われています。

そこで、今回は肌ケアに役立つ栄養と野菜についてご紹介します!!

●抗酸化ビタミン「ビタミンA・C・E」●

「ビタミンA・C・E」は、紫外線によって生み出された
活性酸素を抑制する抗酸化作用を持っています。

また、血流を改善することで知られており、
3つをまとめて「ビタミンエース(ACE)」とも言われています。

なんだか戦隊レンジャーの名前みたいですよね(^^)

この3つについて見ていきましょう!

【ビタミンA】

皮膚や粘膜を健全な状態に保ち、感染症などを予防する働きがあります。

▶︎▶︎人参、南瓜、モロヘイヤ、ほうれん草、春菊など。

◎Pickup 人参◎

人参にはβカロテンが豊富に含まれています。

プロビタミンAであるΒカロテンは必要なだけ
ビタミンAに変換されるため、たくさん摂取したとしても、過剰摂取にはなりません。

生人参が美味しい旬は冬ですが、奇跡の人参ジュースで
毎日栄養摂取していきましょう♪

 

【ビタミンC】

抗酸化作用が強く、ストレスや風邪などの
病気に対する抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。

▶︎▶︎パプリカ、ブロッコリー、ケール、ピーマンなど。

◎pickup ピーマン◎

ビタミンCはコラーゲンの合成を促進する作用を持っています。

ビタミンEとの協働で毛細血管を健康に保つ働きもあるため
肌のトラブルの改善にも有効です。

夏野菜の代表的存在のピーマン。

美容と健康の両方に効果を発揮してくれるはずです!

 

【ビタミンE】

抗酸化作用が非常に強く、細胞の老化を抑え、酸化を防ぎます。

▶︎▶︎アーモンド、ドライトマト、シソ、モロヘイヤなど。

◎pickup モロヘイヤ◎

アラビア語でモロヘイヤは『王様だけのもの』という意味があります。

はるか昔、王様の病気の特効薬として珍重され、美容効果も高いことから
クレオパトラも好んだと言われています。

Βカロテン、ビタミンB群C・Eなどの抗酸化ビタミンをはじめ、
カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維など各種栄養成分を
含んでいるまさにスーパー野菜です。

しかし、葉物なので、農薬の影響が心配です。

出来る限り有機栽培のものを選んで摂取したいですね。

夏本番に向けて、内側から紫外線対策をしていきましょう♪

大地に潜む大きなチカラ

6月なのに、猛暑が続きますね…。

東海地方はまさかの梅雨明け宣言がありました。

例年よりも三週間ほど早いようです。

毎年、どんな気候変化になるのかハラハラドキドキしていますが、
季節の移り変わりに合わせながら作業を進めていくので、
毎日天気予報と睨めっこです。(^^;)

さて、今回は月末のメールなのでにんじん畑成長記2022
4月の畑の様子をご紹介します。

4月はまだまだ土づくり真っ最中です。

今季の人参栽培に向けて、草堆肥やもみ殻など、
自然資材の有機肥料を畑に撒いていきます。

土の中の微生物たちが、人参を育てるために
一生懸命頑張って働いてくれました。

お腹も減って力が湧いてこないと思うので、
微生物さんたちにご飯を与えるような気持ちで撒いていきます。

一般的には有機肥料を土に入れると『腐敗』することが心配されますが、
当農園ではその腐敗を防ぎ、『発酵』を促すために乳酸菌や納豆菌などを散布して
土の中を発酵状態に整えています。

一見何も起きていないように見えても、土の中の微生物は24時間働き続けて
土を育ててくれています。

目には見えないけれど確かにそこに存在する微生物の力によって
新しい野菜の命が生み出されているのです。

野菜やお米など、農産物は私たちにとってとても身近な存在です。

しかし、だからこそ身近な存在になりすぎて軽視してしまいがちで
実際に、残念なことも起きているように思います。

大量の食料廃棄などがその最たる例です。

そして、どのように野菜や米が作られているのか?

どんな過程を経て体内に入ってきているのか?

それらを知らない人々が多いように思います。

私たちの活動がより多くの方の目や耳に触れられるように
伝え続けたいと思います。

土の中の生き物、太陽や水、全ての存在に感謝しかありません!!!

そんな大地の産物でありありがたい夏野菜たちの収穫が始まりました。

この色鮮やかな野菜たちに元気をもらいます!!

 

 

 

虫に食べられない野菜づくり

今年はキュウリとトマトを家の庭のプランターで育てています。

土は出口農園こだわりの草堆肥を基本としたフカフカな
健康な土でチャレンジしています。

トマトには一切虫は寄り付かず、順調そのものです。

キュウリには『ウリ葉虫』が寄ってきてキュウリの葉っぱによく
くっついていました。

しかし、次の日になっても葉っぱが虫に食べられている気配はありません。

恐らく、茎や葉っぱも繊維質が強く、虫が食べられない
ほど健康な状態なのだと思います。

土の状態が悪かったり、陽が当たらない日が続いたりすると、
虫が広がりやすいので、これからの季節はしっかりチェックしていきたいと思います。

さて、農産物を育てるには、土と太陽と水と風が必要です。

自然とは切っても切れない関係でむしろそこが切れてしまったら
成り立たないのが農業です。

そして、自然の中には虫や菌が存在するのは当たり前なこと。

だからこそ、虫や悪い菌たちに農産物を食い尽くされないよう
私たちは病害虫に強い土づくりに取り組んでいます。

もちろん、農薬や除草剤、そして化学肥料は使用しません。

しかし、今の日本の現状は農薬や化学肥料に頼った
生産方法が大半を占めています。

実は世界から見たら日本は農薬大国だと言われているのです・・・(;_;)

政府が策定した『みどりの食料システム戦略』において
2050年までに達成したい目標の中に、

●化学農薬の使用量(リスク換算)を50%低減

●輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減

があります。

有機農業の耕地面積は農業全体の約0.5%と言われています。

この数字からもわかるように、私たちが普段食べている野菜や米、
果物のほとんどには化学肥料や農薬が使用されています。

これに加え、

日本は残留農薬の基準値が世界各国に比べて、高く設定されています。

現に、今年の3月、台湾へ輸出した『イチゴ』が
台湾の残留農薬基準値を上回り、不合格となったことを受け、
台湾から原因の説明を要求された事案も発生しています。

さらに、肥料原料の海外依存も問題点の一つです。

化学肥料の原料は100%輸入に依存していて、
この原料は国内でほぼ調達できないと言われています。

しかも、近年では世界情勢の影響で化学肥料の高騰が続いています。

この様な背景もあり、経営的に困難な状況によって、
農業の継続を諦めてしまう人も出てきているようです。

本来、野菜や米・果物というのは、成長や健康に必要な栄養が
たっぷり詰まっていて、私たちの人生そのものを支えてくれる存在であるはずです。

農家としてその作物本来の価値を歪めない栽培方法を選択し、
健康な野菜をより多くの方に届けられるようにこれらも進み続けていきたいです。

『みどりの食料システム戦略』の目標が実現できれば、
より一層人々の健康と地球が守られます。

引き続き、日本の未来を明るく照らすために、
全力で歩み続けたいと思います!!

 

 

 

 

野菜の美味しさを引き出すコツ

今年も人参のお花が咲きました!!

甘くてと~っても良い香りです。

いろんな虫たちが甘い香りに誘われて蜜を吸いにきていました。

オレンジ色の人参から白いお花が咲くなんて
なんだか不思議ですよね。

緑色のキュウリはお花が黄色です。

野菜はお花でも楽しませてくれてその上、食べて美味しさを
感じられて、栄養たっぷり!

自然の恵みというのは本当に素晴らしいと感じます。

さて、夏に食べたくなる野菜と言えば、、、

アレとアレですよね(*^^*)

アスパラと枝豆!!!!

そして、ビール!!

という方も多いのではないでしょうか?

今回は、

初夏を感じさせてくれる野菜を

目一杯美味しく調理するコツ

をご紹介します♪

【アスパラガス】

●栄養●

血流を促進し、毛細血管を強化します。

高血圧や動脈硬化、脳細胞の酸化を防ぐため
認知症の予防も期待できます。

●保存●

牛乳パックの底に水を含ませたペーパータオル
を敷いて、アスパラを立てて保存。

野菜室よりも低温な冷蔵室での保存をオススメ。

●美味しい茹で方●

(1)

3リットルの湯にサラダ油小さじ2と
塩20gを入れて沸騰させる。

(2)

アスパラの先を上にしてタテに持ち、根元だけを
湯につけて10秒茹でる。

(3)

次に横にして全体を入れて40秒茹で、ザルにあけて
そのまま冷まして余熱で火を通す。

※油の保護膜で熱が逃げずしっかり中まで火が通って
ジューシーなアスパラに。

【枝豆】

●栄養●

枝豆は大豆の未熟な種子を味わうもの。
大豆と同様、良質なタンパク質を含み、ビタミンB1や葉酸、カリウム、カルシウム、
鉄、食物繊維などが豊富です。

●保存●

購入したらすぐに茹でましょう。

保存したい場合は茹でて冷ましてから冷凍保存をオススメします。

●美味しい茹で方●

塩分4%で茹でるのがコツ!

枝豆250gの場合、水1リットルに対して塩40gを準備。

(1)

塩を染み込みやすくするため、さやの両端を切る。

(2)

塩40gのうち適量取り、枝豆を塩揉みする。

(3)

鍋に湯を沸かし、沸騰したら残りの塩を投入し、(2)を塩ごと鍋に入れて
3分30秒茹でる。

(4)

ザルにあけてうちわで仰いで冷ます。

※5分以上茹でると旨味成分が流出してしまい、3分以下だと固過ぎになります。
※この方法でしたら茹で上がってからの塩振りは不要です。
絶妙な茹で加減が十分に美味しさを引き出すコツです!!!

ぜひ、一度はこの手順に沿って茹でてみてくださいね。

とは言え、ご家族の方のお好みの硬さがあると思うので、
茹で時間は調整お願いします!