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次世代のことを考えた農業のカタチ

輝かしい2022年がスタートしました!

本年もどうぞよろしくお願い致します♪

農園近隣では、年末年始と積雪が続きました。

農園のある愛知県美浜町は愛知県の中でも南の方で、積雪は滅多にありません。

なので今季はとても珍しい年です。

人参は寒ければ寒いほど甘みが増して美味しくなります。

厳しい寒さが続くので収穫時は寒くて身体が冷えますが
美味しい人参で皆さんにジュースをお届けできることを楽しみに
スタッフ一同がんばっています(^o^)/

さて、話は変わりますが、今日本の農業が過去50年の間に
どれほど衰退しているかご存知でしょうか?

農業就業人口は、1960年の1454万人から2010年には261万人まで減少しています。

半世紀で5分の1にまで減少しています!

そして、平均年齢は何と65.8歳。

人が生きるのに必要不可欠な食べ物を栽培し、人の食を支えるスーパーヒーロー
とも言える農家が減少の一途を辿っています。

今回はその現実を踏まえて、農園代表兼農場長の出口崇仁に
今年の抱負をインタビューしました!!

テーマ
~2022年 出口崇仁農園の目指す道~

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農業の中でも『有機農業』を選択。
有機農業をもっともっと拡めたい!その目的とは?

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目的は『健康な人を増やす』ことです。

これは創業から変わっていません。健康無くして幸せな人生はないと思っています。

とはいえ、病気だからと言って幸せでないとは思いません。

しかし、不健康よりも、カラダが健康であることが人生をより豊かに充実させるのではないか
と思っています。

寝たきりの状態よりも、健康に過ごせるカラダがあれば
やりたいことを実現しやすいと思うんですよね。

「野菜=健康に良い」というのは誰もが知っていると思います。

だから野菜を積極的に食べるのだけれど、問題なのは、”本当に美味しい野菜”が
あまり出回っていないということなんです。

僕たちが選択している有機農業で、本当に美味しい野菜”を生産して、
たくさんの方に本物の野菜を届けたいです。

そして、同じ志で有機農業に取り組む仲間(生産者)を増やしたいのです。

地球環境に優しく、人の健康もサポートできる。

これらを実現できるのは、有機農業だけだと思っています。

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健康な人を増やす!という目的に向かって、
2022年は何を一番大切にしたいですか?

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安定生産ですね。

有機農業は生産の安定性が難しいと言われてきました。

農薬も化学肥料や除草剤も使用しない為、病害虫が発生した場合は悲惨な状態になります。

病害虫に侵されない健康な土づくりに力を注ぎ対策を整えますが、
毎年の気候変動の激しさから対策が後手になってしまうこともあります。

2022年はこれまでの経験をフルに活用させて、より一層生産の安定を実感したいです。

同時に職人技に磨きをかけたいですね!

『安定生産』というと現状維持に聞こえるかもしれませんが、チャレンジをしながら、
問題にしっかりと向き合って乗り越えていくことで、農家としても人としても
成長していきたいと思っています。

そして、僕たちが活躍することで、若い人たちに『農業ってかっこいい!』
『やりがいがある!』と感じてもらいたいです。

以上が農場長へのインタビューでした。

いかがでしたか?

農業はこの先も必要とされる大切な仕事の一つ。
先人達が残してくれた道を途切れないように紡いでいきながら
新たな道を開拓していきたいです!

 

 

小さな人参を大きくする方法

今年も残すところあと僅かとなりました。

大掃除やお正月の準備などでバタバタ忙しいですね。

皆さんは年末年始、どのように過ごされますか?

何かと忙しいですが、私はこの年末年始の雰囲気が昔から大好きです。

子どもの頃はお正月になると大阪から叔母家族が遊びに来てくれて
お墓参りをしたり、動物園に行ったり、スケート場に行ったりと、
楽しいことがいっぱいありました。

だから、年末の大掃除は楽しいことに向かっていく準備でもあるので
掃除をすることも苦じゃなかったです。

しかしここ数年は、コロナの影響で年末年始を親戚一同揃って
ワイワイすることもできなくなってしまい、本当に寂しいなぁと思っています。

またいつか、何も気にせずに親戚や仲間たちとワイワイ過ごせる日が来ることを願っています。

さて、今回はにんじん成長記2021 10月の畑の様子をお届けします!

先月末のブログでは9月の畑の様子をレポートしました。

9月はニョキニョキ生えてくる雑草との戦いでした。

しかし、この作業も冒頭の大掃除と同様に、
冬に逞しく育ってくれる人参のための大切な作業なので大変ですが、
苦ではありませんでした!

10月になるとある程度育ってくるため除草と共に、間引きを進めていきます。

せっかく育ってきたのに抜いてしまうの?

と思われるかもしれません。

しかし、間引きをしないと人参同士の距離が近過ぎて、風通しが悪く、
日光も当たりにくくなってしまい、その後の生育に悪影響が出てしまいます。

▼間引き前

▼間引き後

こんな感じで8~10cmの間隔が空くように間引いていきます。

これまた、気の遠くなる作業で作業後は手指の筋肉痛になったりしました。(笑)

でも、草取りや間引きをしながら仲間と話ができるので、
お互いのことを深く知るきっかけになったりするところが楽しいです。

▼間引き菜を持ちながらパシャッ

この間引き菜は近隣の直売所で販売したり、
そのまま土の上に置いて微生物さんのエサになってもらい土に還っていきます。

抜かれた小さな人参たちは、人間の栄養になったり、土の栄養になったりするというわけです。

ちなみに我が家では人参の葉っぱのかき揚げが大好評で、今季もよく作りました♪

この間引き作業があるからこそその後人参がスクスク育っていきます。

手間隙がかかる分、愛おしさは倍増です♡

12月現在は大きく育って

収穫三昧です。

奇跡の人参ジュースになってたくさんの方々にお届けできる日が
来ることを楽しみにしています♪

今年も月3回ブログをお読みいただきまして、本当にありがとうございました!

素敵な年末年始を迎えられますことを心より願っています。

地域資源を無駄にしない!

8月に種まきをした人参たちが大きく育ってくれています。

写真では伝わりにくいですが、スーパーに並んでいる一般的な
人参に比べるととても大きい方です。

先日おもしろいことがありました。

私がキッチンで料理をしていたら息子がトコトコやってきて、

「にんじんガブってしたいんだけど」

と、言うので一本人参を渡しました。

そしたら、本当にそのままガブッと食べて、「おいしい~~」といいながら
結局一本全部食べ切ってしまいました。(笑)

しかも、生のままマヨネーズも何も付けずにです!!

味に敏感な子なので、少し苦味を感じると食べません。

だから本当に美味しい人参なのだと思います。

今年も無事、味見大臣の息子に合格をいただきました。(^o^)/☆

さて今回は、そんなに美味しい人参が育つために活躍してくれている『資源』
についてお話ししたいと思います♪

題して、

循環型農業に必要不可欠な資源   ~『モミガラ』のオハナシ~

野菜によって人間の食を満たし健康を守るだけでなく、しっかりと地球環境に配慮した
土づくりを私たちは心がけています。

野菜を育てたことがある方なら、きっと一度は目にしたことがある『モミガラ』。

美味しい野菜づくりにはもってこいの天然資源です。

当農園では化学肥料を使用しないからと言って
土壌に何も入れない訳ではありません。

土壌微生物が最大限の力を発揮しながら働きやすい環境を整えるための資源として、
この『モミガラ』は無くてはならない存在の一つです。

 

どんな力を発揮してくれるのでしょうか?

●モミガラをどのように使うか?●

目的によって使い方は様々です。
そのまま畝(ウネ)に敷いて土の保湿をしたり、土にすき込んで微生物のエサとして活用します。
また、くん炭や堆肥に変化させて土壌づくりに活かしています。

 

▼モミガラが野菜にもたらす影響

(1) 甘みが増す

(2) 味が良くなる

(3) 病害虫に強くなる

良いことづくめなんです!

●地域資源の循環こそ地球を救う●

モミガラは米農家さんが処分に困るほど、排出されます。
野菜農家としてはこれほどありがたい資源はありません。

このモミガラを野菜づくりに循環させるということは、
みんなのハッピーを生み出します。

▼このように・・・

しかも、近隣地域で資源を循環することができれば、
運搬時に排出されるCO2削減にも繋がりますよね。

次世代にもこの豊かな土壌を引き継ぐために、地球に優しくて、
健康で美味しい野菜づくりを実践し続けたいと思います!

 

 

 

栄養を逃さないマル秘調理法

先日、畑近くのキウイ畑とみかん畑にて収穫体験をさせてもらいました。

愛知県美浜町では、キウイやみかんを栽培している一般の方や、
農家さんが多くいらっしゃいます。

直売所に行くと、美浜町産のみかんやキウイがズラリと並んでいるんですよ♬

この辺りの方なら家庭菜園を楽しんでいる方でもキウイを
育てていると聞いたときは驚きました。

それまでは輸入品しか食べたことがなかったので、
国産のキウイがこんなに近くで手に入るとは夢のようです。

ビタミンが多く含まれる地産フルーツを食べて、元気にこの冬を乗り越えたいと思います!

さて、先月に引き続き、秋冬野菜の知っ得マメ知識をご紹介します♪

今回はブロッコリーと人参!!

◆ブロッコリー◆

~茹でない!!蒸し煮がイチバン!~

本当に美味しいブロッコリーはマヨネーズをかけなくても少しの塩味でパクパク食べられます!

Β-カロテン、ビタミンB・C・Eなど多種類のビタミンを豊富に含みます。

濃い緑色はクロロフィルによるもの。

消臭・殺菌効果がある為、口臭予防にも◎発芽部分に抗がん物質である
スルフォラファンが含まれています。

【保存方法】

収穫後1日でも早く食べるのがベスト。

常温に置いておくと鮮度はどんどん落ちていきます。

保存には0℃がベスト。冷蔵庫内でいうと魚や肉を入れて置く所です。
ポリ袋に入れてしっかり口を閉じて今日からココへ。

【栄養を逃さない食べ方】

1株分のブロッコリーを小房に分けてフライパンに入れ、
約200mlの水とひとつまみの塩を入れて蓋をして強火で3分。

水分が飛んだらOKです!!

天ぷらにするのも栄養を逃さない食べ方の一つですよ♪

◆にんじん◆

~皮にこそ栄養たっぷり♡~

にんじんと言えば、β-カロテンですよね!

中サイズのにんじん1/2本で1日の成人女性の推定平均必要量がまかなえると言われています。

人参に含まれる因子が白血球を増やして免疫力を高め、
ガンのリスクを低下させることが実証されています。

【保存方法】

常温で放置すると、水分が失われていきます。

葉が付いている人参はすぐに切り落とすこと!栄養が葉に行ってしまうことを防ぎます。

新聞紙に包んでポリ袋に入れ口を閉じて野菜室で冷蔵保存をオススメします!

【栄養を逃さない食べ方】

スーパーに並んでいる人参はブラシ付きの機械で洗浄する際、皮はすでに剥かれています。

この為、人参の外側(一般的に皮と呼んでいる部分)を剥く必要は無いのです!

Β-カロテンは皮の下に多く含まれている為、外側を剥くとせっかくの栄養を
削ぎ落としていることになります。

知っているようで知らなかった知っ得な情報はありましたか?(^o^)/

ちなみに我が家はブロッコリーの茎も蒸し煮にして食べています。

ただし、栄養を逃さない食べ方を意識しすぎて一辺倒な料理になっても退屈ですよね。

なので、今回の情報は頭の片隅に入れて時には、食べたい食べ方でお食事をいただく時間も
大切なんじゃないかなぁと思っています。

美味しく楽しく料理や食事の時間をお過ごしくださいね♪

 

 

手の掛かる娘たち

午前中の農作業を終えて一旦家に帰ると思わぬ来客がありました。

勝手に庭に入って縁側の椅子にチョコンと座って日向ぼっこをしています。

 

どんな来客か想像つきましたか?

 

そうです、猫さんです!!!

 

近づくと逃げてしまうのでなかなか写真が撮れないのですが…。

いつも同じ猫さんなので、我が家を一つの拠点としているのでしょうね。

これからも仲良くしたいと思います♪

 

さて、今回は月末なのでにんじん成長記2021をお届けします!

先月末のメールでは8月の畑で種蒔きが始まりましたよ~!
とお伝えしていましたよね。

引き続き、9月のにんじん畑はと言うと・・・

 

今年は昨年に比べると酷暑が少なく、わりと涼しい夏でした。
人参は盆明けあたりから9月10日頃までには種を蒔くというのがセオリーです。

なので、この期間の晴れ間を見計って種蒔き作業を進めます。

発芽するには種蒔き後の水やりが重要です。

たっぷりと水分を与える必要があります。(与えすぎても発芽不良の原因になりますが)

今年もなんとかうまくいき、人参の芽を確認できてホッとしました!

ホッとしたのも束の間!!

今季一番最初に種を蒔いた畑では続々と芽が出揃うと同時に、
他の草も一緒にニョキニョキと生えてきました。

▼Before

太陽熱養生処理をしていたとしても草が生えてしまうことがあります。

夏から秋にかけてはまだ気温も高いため、草も元気に成長してしまいます。

そして、この草を除草しなければ、人参の小さな芽が埋もれてしまい生育に支障が出るので、
しっかり抜いていきます。

もちろん除草剤は使わず、手作業で進めていきますよ。

▼こちらがAfter

小さな人参の芽を残して除草していくので繊細な作業です。

そして、秋は台風シーズン。

嵐の中、母なる大地が人参たちを守ってくれます。

そんな中でも立派に成長する人参は強くて逞しいのです。

そして、人を元気にします!

9月以降はこの除草作業と間引き作業が怒涛の様にやってきます♪

今年も人参が大きくなるまで大切に大切にお世話していきますね♡

また来月末に10月の畑の様子をお届けします。

お楽しみに!

 

 

 

畑の住人が素晴らしいハナシ

秋冬野菜が美味しい季節になりました!

前回のブログではサツマイモとレンコンのマメ知識について綴りました♪

美味しい食べ方や食感の違いを楽しむ食べ方をご紹介したのですが
お試しになられましたか?(^o^)/

我が家では、サツマイモと人参と玉ねぎのスープや
レンコンと人参のキンピラなど秋冬野菜のオンパレードです。

豚汁もとっても美味しい季節ですよね♡

近隣農家さんから、色んなお野菜や果物のお裾分けを頂いたりします。
だから、食卓にはいろんな生産者の方のお顔が浮かびます。

これって、とても幸せなことだなぁって思うんです。

どれだけ文明が発展しても、コロナでソーシャルディスタンスが基本でも、
秒で世界の方々と繋がれるネットワークが構築されて便利だったとしても、、、
やっぱりこういった人と人との直接的な繋がり、
自然との繋がりを沢山感じられる人生にこれからも生きていたいな…と思いました♡

 

さて、今回は、畑の土の中に生きているある生物についてちょっと聞いていただけますか♪

 

~土の中の住人微生物さんのオハナシ~

 

”微生物”と聞くとどこか自分とはかけ離れたところにある生物だと感じませんか?

実際にはそんなことはありません。

逆に、私たち人間にとって、最も身近に存在している小さな生き物たちです。

むしろ、この微生物が存在しないことには人は生きてはいけないですし、
そもそもこの世の生態系が成り立ちません。

存在する微生物の数によって”豊かな土壌”とそうでない土壌が分けられます。

”豊か”と評価された土壌の中には1gあたり約1兆個の微生物が生きているそうです。
驚きの数値ですよね。

そんな微生物さんたちは生態系の中でどんな働きをしているのでしょうか?

▼こちらの図をご覧ください。

このように、土壌微生物は全ての命の循環を担っています。

物質を分解し、自然界へ還元していくとても重要な働きをしているのです。

だからこそ、当農園ではこの土壌微生物の働きを妨げてしまう
農薬や化学肥料は一切使用しない栽培方法にこだわっています。

目的はただ一つ。

先の未来に『豊かな土壌』を引き継ぐために。

そして、そこから生まれる美味しいお野菜をたくさんの方に楽しんでいただきたいのです。

今日も微生物の存在に感謝です♪

 

 

 

野菜それぞれの美味しい食べ方

日中暖かい日が続いてついに、金木犀がもう一回咲き始めました!!

皆さんのお住まいの地域ではいかがですか?

こんなこと、あるんですね!

桜のように、散ってしまったら次の秋まで咲かないものだと思っていました。

思いがけず二番茶ではなく、金木犀の二番花を楽しめました♡

さて、寒さが増していく11月、しっかりと栄養を摂って
カラダを強くしていきたいですよね!

今回は秋冬野菜の代表、『サツマイモ』と『レンコン』のマメ知識をお届けします♪

◎サツマイモ◎

おやつにも!お料理にも!使える野菜♪

サツマイモには、コラーゲンを生成したり、シミ・ソバカスを予防する
ビタミンCのほか、肌の老化を防ぐビタミンE、便秘の予防になる食物繊維やヤラピン、
高血圧を遠ざけるカリウムなどが含まれています。

特にビタミンCは一回で食べる量当たりで換算すると、

ほうれん草に匹敵するほどになります!!

【保存方法】

冷蔵は厳禁です!!

キッチンペーパーや新聞紙に包んで段ボール等に入れ、冷暗所で保存。

【美味しい食べ頃、食べ方】

収穫したてより、収穫後1~2ヶ月置いて熟した方が甘みが増して美味しい。
レンジで一気に加熱はNG!!ゆ~っくり、じ~っくり蒸したり
焼いたりすると甘くてホクホクに。

◎レンコン◎

シャキシャキ!ホクホク!

レンコンにもビタミンCが多く含まれています。

不足しがちなビタミンB1やカリウム、食物繊維も多く含まれています。

レンコンのビタミンCはでんぷんに守られている為、加熱しても消失しにくい点が嬉しいところ。

メラニン色素の沈着を防ぐ為、美白効果も期待できます。

【保存方法】

丸ごと保存する場合は湿った新聞紙に包み冷暗所へ。

切り口がさらされた状態であればラップできっちり包み冷蔵庫へ。

【食感の違いを楽しむ食べ方】

~シャキシャキホクホクどっちが好み?~

〈シャキシャキッ!としたい〉

・酢水にさらすこと!
これによって「アク抜き」と「色止め」が出来ます。

・横切りすること!
キンピラを作る時は横切りの方が歯応えを楽しめます。

〈ホクホクッ!としたい〉

・酢水にさらさないこと!
煮物の場合、結局茶色くなるので色止め不要です。

・縦切りすること!
煮物でホクホクしたい時は縦の乱切りがおすすめ。

旬のお野菜は旬にいただくのが一番美味しいですし、栄養価も高いと言われています。

夏野菜は控えて、秋冬野菜でカラダとココロを温めましょう!

 

 

 

読めない天候との戦い

緊急事態宣言が解除され、少しずつではありますが、
飲食や旅行を楽しんでいる方が増えてきた様に感じています。

秋晴れが続くと、気分もリラックスして何だかどこかへお出かけ
したくなってきますよね。

みなさんはどこかにお出かけなさいましたか?

私はお出かけと言っても息子とお弁当を持って公園に遊びに行くことくらいですが、
こういうお出かけが実は一番好きだったりします。

人も多くは無いですし、外だから開放的ですし、
季節の移り変わりを肌で感じられます。

何より午後からの息子と一緒のお昼寝時間は最高ですね。(←実はこれが一番お目当て…笑)

さて、今月も月末のブログ更新なのでにんじん成長記2021をお届けします。

先月は7月の畑の様子で太陽熱養生処理をするために
透明ビニールを畑に張っています!

とお伝えしていました。

今回は引き続き8月の様子をお届けいたします。

7月末~8月上旬、まだまだ太陽熱養生処理のために透明ビニールを張り続けていました。

ところが!!!

みなさん今年がどんなお盆だったか覚えていらっしゃいますか?

お盆前あたりから天候が急変し、そこから1週間以上も雨が降り続きました。
全国各地に被害をもたらした大雨・・・。

今年も全く天気が読めません。(泣)

降り続く雨で畑は水溜りに…。
太陽熱養生処理がうまくいかないエリアもありそう…。

スコップを使って水の流れ道を作って少し整備しました。

人参は種蒔き後、発芽までの水やりが最も重要なので、

大量の雨が降る前に種蒔きができていたらベストだったのですが…
どうしても作業的にタイミングが合わず、雨が止んだ合間を縫って種を蒔いたり、
晴れが続いた頃に順次種蒔きをしました。

予測不能な天気との戦いですが、無事に発芽できるように
しっかり水を与えていきます。

その後人参は無事に発芽しました!!

聞いたところによると大雨前に人参の種を蒔いた近隣農家さんは
逆に水分過多で発芽不良だったそうです。

 

何が正解なのか、時が過ぎないとわからなかったりしますよね…。

来月末のブログ更新では9月の畑の様子を詳しくレポートいたします!

寒暖差が激しい気候で体調も崩しやすいですが
お野菜たくさん食べて健康にお過ごしくださいね♪

子どもたちの未来に残したいもの

10月の中旬というのに気温は30度近くまで上昇し、とても暖かい日が続きました。

今週に入ってようやく日中の気温が下がり、秋らしくなってきましたよね。

お散歩がとても気持ちの良い季節になってきました。

とはいえ、こうして毎年のように異常気象が続くと、
環境問題に目を向けざるを得ません。

 

この先の未来に、子どもたちの世代に、
私たちは何を残すことができるのでしょうか。

 

有機農業は農薬や化学肥料を使用しないため、地球環境や
人間のカラダにも害の少ない栽培方法です。

美しい地球をこの先の世代にも残していくために、
私たちができることとしてはまずはこの有機農業をもっともっと

日本に拡めていくことだと考えています。

 

そして、日々の暮らしの中でも地球に優しい選択をし続けることも大切だと思います。

小さなことから、できることから、生き方を変えていきたいものです。

少しだけ話は変わるのですが、ちょっと聞いていただけますか。^_^

有機農業が今以上に発展し、仲間が増えた暁には密かにこんな夢が私にはあります。

それは『農家の子ども食堂』の実現です。

収穫された美味しい野菜を提供する『場』として、未来を担う子どもたちと一緒に
食卓を囲みたいと思っています。

有機野菜は一般的な野菜よりも『高い』というイメージが未だ払拭されません。

大量に生産することを目的とする機械的・工業的な農業ではなく、
農薬や除草剤・化学肥料を使用せず環境に配慮した方法で育てているので
やはり労力や時間などがかかる分相場の値段よりは若干高いのは否めません。

ご家庭の事情や方針によっては一般的な野菜を選ばれることは避けられないことです。

しかし、未来を担う子どもたちにこそ、土壌微生物の力と太陽のエネルギーを
たっぷり浴びた『健康な野菜』を知ってもらいたいです。

小さな頃から美味しい野菜に出会っていればきっと大人になった時でも
食生活に自然と野菜が含まれていくはず。

この経験によって、子どもたちの健康なカラダと心をサポートできる!

と思うのです。

地域のご年配の方々にもご協力いただきながら、昔ながらの日本食を盛り込んだメニューで
日本の伝統なども伝えていきたいですね。

そこでお味噌づくりや漬物づくり、食育紙芝居なども行って、
『農家の子ども食堂』に来るとどこかホッとできるような場づくりを実現したいです。

 

農家を身近に感じてもらったら、その子どもたちの中から
将来有望な農家が誕生するかも!?(⌒▽⌒)

 

子育てがもう少し落ち着いて私自身に余裕がうまれてきた時には
仲間も増えて農園も大きくなっているはずなので、そのタイミングで夢を叶えたいです!!

 

 

今は、とにかく基盤となる有機農業を拡めていくという土台を積み上げていく時期だと思うので、
引き続き農作業をがんばっていきます!!

食べ方を変えたら人生も変わる!?

人参が順調に育っています!

草取り三昧の日々ですが、同時に人参の間引き菜も採れるので
料理三昧の日々でもあります。

人参の葉の佃煮を作りました。

今回は豚肉と一緒に甘辛く炒め煮したのですが、ちょっと子どもには
クセが強くで食べづらいかな?

と思っていたのですが、

息子が大好きでパクパク食べてくれました♪

竹輪を入れたり、ツナを入れたり、大人向けに豆板醤やニンニクなどを
入れてピリ辛にしても良いかなぁと思っています。

人参の葉のチヂミや人参の葉と野菜のかき揚げなども作って楽しんでいます。

気温も落ち着いて来て過ごしやすい季節がやって来ました。

そして何と言っても、食欲の秋♡♡♡

冬に向けて身体が蓄えようとしているのか、食欲増大中です!!( ̄▽ ̄)

しかし、、突然ですが食べている時って、何をしていますか?

『そりゃ食べている』

と答えが返って来そうですが…

食べ『ながら』何かしていませんか?

テレビを見ながら…

スマホを見ながら…

雑誌や新聞を見ながら…

ついつい何かを”しながら”食べてしまうことってありますよね。

実は、食事をしている時に他のことに気を取られていると、食べることで得られる幸福感や
満腹感に対して鈍感になってしまうそうです。

それに加えて、食べること以外にエネルギーを使ってしまい消化吸収が
スムーズに行われないため、気づかないうちにストレスがたまったり、
食べ過ぎたりしてしまいます。

そこで今回は「マインドフル・イーティング」と呼ばれている心身の健康に繋がる
『食べる瞑想法』についてご紹介します。

■マインドフルネスとは?■

ストレス対処法の一つ!!

「マインド(心、頭、内面、精神)で満ちた状態」を意味します。

目を閉じて深く呼吸をしながら、意識を自分に集中させて心身の状態に
気づいていきます。

そして、継続する中で自己コントロール能力が高まっていきます。

■マインドフル・イーティングとは?■

「食べる瞑想」とも呼ばれていて、簡単に言うと「食べるという作業に意識を集中する」
ということです。

アメリカの大学の研究では、「マインドフルに食事をする人は体脂肪が少ない」
という結果が出るなど、ダイエットにも効果があるとされています。

やってみよう!

◎マインドフル・イーティング◎
5つのポイントがあります。

ごはん一口、おかずの一口だけでもまずはやってみてくださいね!

1. 五感を使って食べ物を観察する

色は?形は?香りは?触った感じは?食感や味は?噛むとどんな音がする?
感覚に意識を向ける!

2. 旬のものを食べる

その時期にとれるものは何より美味しい。
目を閉じてその食材が育った大地や生産者、太陽や土、空を想像してみる!

3. 食べ物に感謝する

食事の前、中でも感謝する時間をとる!
幸せを感じるように努めることで、体にも心にも食べ物の栄養が行き届きやすくなります。

4. 時間をかけて食べる

ゆっくりと時間をかけて食べることで、食べ過ぎを防ぎ、より高い満足感を得られる!
座ってゆっくりと食べましょう。

5. お腹が空いた時だけ食べる

満腹感を少しでも感じていると、食べ物への感謝や食べることへの集中力が持続しない!

以上の5つです。

食習慣が改善されることで、お腹が空いた時だけ食欲が湧くようになって間食も減っていきます。

さらに、集中力が上がることで、仕事の効率アップやストレス解消にもつながりますよ♪

7~8年前、農園でお米を育てていた頃。収穫したお米で玄米おにぎりを作って
マインドフルイーティングをするイベントに参加させてもらったことがあります。

おにぎりを噛めば噛むほど甘くなって、美味しくて、
気がつくとなぜかわからないですが涙がポロポロ流れていました。

食べることに意識を集中すると『命』の廻りを思わずには
いられなかったんだと思います。

こういった時間も大切ですね…。

ぜひ、マインドフル・イーティングを試してみてくださいね!!