突然ですが、スーパーに並んでいる
野菜を選ぶ時に一番気にしていること
って何ですか?
大きさ?それとも、形?
色・・もしくは、量でしょうか?
トータルで見て
「これが良さそう!!」
と思って購入するとは思うのですが、
そもそも、日本のスーパーに並んでいる
野菜の殆どはそんなに比べるほどの違いは無く、
形や大きさが揃いに揃っていることが
多いようです。
人参やキュウリなんかは
キレーイに長さや大きさが
揃っていますよね。
実は、この当たり前な光景は
世界共通では無いようなのです。
世界のシェフの驚きの一言から
今日は食品ロスについて
少し考えてみたいと思います。
題して!!
愛しい不揃い野菜たち~STOP食品ロス~
これは、
シェフの友人から聞いた話なのですが、
海外から日本を訪れたシェフが
放った言葉が忘れられません。
(スーパーに置かれている野菜を見て)
「気持ちが悪い」
と、シェフは言いました。
大きさも形も長さも
色も全てが揃っているから
「気持ちが悪い」のだそうです。
本来、野菜の形というのは
個性豊かで大きさも形もバラバラです。
それなのに、目の前の野菜は全てが
揃っていることに対して、
彼らは不自然さを感じたようです。
海外(そのシェフはフランス)では
不揃いのまま野菜が販売されているのが
普通なのだそうです。
●形の美しさだけで美味しさは計れない●
出荷先の規格に合わない野菜は
弾かれ、出荷できないというのは
農家にはよくある話です。
見た目が違うだけで弾かれてしまうのは、
日本の古い価値観からくるもの
なのかもしれません。
人参でも
スッとスリムな人参よりも、
寸胴で先がマルッとしているものの方が、
例え大きさは小さくても
甘味と旨味があって
美味しかったりします。
●止まらないフードロス●
現在、食品ロスが日本だけで
年間612万トンあると言われています。
これは東京ドーム5個分に
相当する量です。
国民一人当たりに換算すると毎日お茶碗1杯の食料を
捨てていることになります。
私たちができることは
ごく僅かなことかもしれませんが、
規格外の形・大きさの野菜を
積極的に食べてもらえる
働きかけをしていくことが
食品ロス削減に少しでも繋がる
と考えています。
不揃いだと、
調理するときにちょっとだけ
手間だったりしますが、
変わった形の野菜を見て
家族の会話が増えるのも
楽しいひと時だと思います(^^)
個性豊かな不揃い野菜たちも
大切に美味しくいただきましょうね♪