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人参の甘みに必要なのは、暑さ?寒さ?

ようやく、厚手の上着が手放せない気温になりそうです!

冬に向かってワクワクしてきます♡
(わたしだけでしょうか…^_^)

農園の人参はどんどんと太ってきて、収穫時期に向けてラストスパート!!という感じです♪

収穫間際に寒さが深まっていくと人参の甘みも旨味も増して美味しくなります。
今年も楽しみです♡

さて、月に一度、当農園のにんじん畑の様子をレポートしています。
先月のレポートでは8月の様子をお伝えしました。

8月は肝心要の種まきをしました。
種まきをして1週間は水分を絶やさないようにお世話するのがポイントです。
かんかん照りが続く真夏の土に水分を絶やさず管理するということに全集中!!
しっかりと芽が出ますように・・・☆

と、報告させてもらいました。

今回は続いて9月のにんじん畑の様子をレポートします!

==== 9月のにんじん畑の様子 ====

8月末以降順番に撒いた種から芽が出てきました。
次の写真が人参の芽です。とっても可愛くって愛おしいです♡

この芽を確認するまで、期待と心配の日々でした…。

毎年にんじんを作り続けてきたとはいえ、毎年天候の状況は違うので
「今年は大丈夫かなぁ…」という行き場のない不安と心配と隣り合わせです。

それでもなんとか今年も芽が出てくれてひと安心です。

そして、芽が出始めて少し育ってきたら除草作業も欠かせません。

太陽熱養生処理で大体の草は生えていないですが、どうしても生えてくる
生命力の強い草たちがいます。

その草たちを抜いていく作業…
「大変だ…」と思ったら負けです。(笑)

「抜きながら考え事をしよう!」逆に「今日は何も考えず、無心になろう!」
とプラスに捉えて作業をしています。

実は不思議なことに、気持ちが沈んでいる時や悩んでいる時に、
畑で草むしりをしていたら、自分の中で解決策が閃いたり、なぜかわからないけれど
気持ちが晴れてスッキリするなんてことがよくあります!!

余分な草をぬけば、にんじんの芽に風邪や太陽の光が当たり、成育が良くなります。

除草せずそのままにしておくとにんじんの芽が他の草に負けて成育に影響が出てしまうのです。

==== ==== ==== ==== ==== ==== ==== ====

以上が9月のにんじん畑の様子でした!

 

続いて思いつきの実験と結果を報告です♫

先にお伝えしたように、人参の発芽には水分が欠かせません。

そこで、少量のにんじんの種をそのまま容器に入れて(土は無し)、
水分で湿らせて放置しておいたらどうなるか?実験してみました。

◎結果◎

パッと上から見たら何も変わり無いのですが種のかたまりをクルッとひっくり返してみたら、
あらビックリ!!

この写真のように”根”が伸び始めていました。
芽が出ていなくてもしっかり”根”を張ろうとしていました。

地上部に何も変化がない場合、そこに何も起きていないと思いがちです。

でも、この通り、一見何も変わっていないように見えても、地中(見えない部分)で
変化は起きていたりします。

たとえ誰も見ていなかったとしても、努力の結果が思うように出なかったとしても、
自然の存在にならって目の前のことにコツコツ取り組み、根を張っていこうと思いました。

芽を出すには根を張る必要があるわけですから♪

自然を観察していると面白い発見や生きるヒントを得られたりして面白いです。

10月の畑の様子はまた来月のこの時期にブログアップしますね。

 

 

 

 

体を温める「あの野菜」に注目!

グッと冷え込むのかなぁ?と冬好きの私は寒くなるのを
ワクワクして待っているのですが・・・

わが町ではなかなか寒くならず、むしろポカポカで
気持ちが良い気候が続いています。

皆さんのお住まいの地域はいかがですか?

畑作業は人参の生育を見守りつつ、玉ねぎの苗を植えてひと段落したところです。

人参畑の草取り、間引きと作業に追われた日々でしたので今ようやく少しホッとできています。

とはいえ、これから年末に近づき世の中も忙しくなっていくので
ホッとできるのも束の間です(^・^)

さて、今回は生姜のマメ知識と農家の食卓レシピをお届けします!

我が家の冷蔵庫に欠かすことなく入っている野菜の一つがショウガです。
夏でも冬でも絶対に常備しています。

理由はただ一つ、料理が美味しくなるから!!です(笑)

私は料理を創作するのが苦手です。

でもとりあえず、ショウガとニンニクを入れさえすれば間違いなく美味しくなります。

…とここまでは
個人的な考え方なので以降マメ知識を参考になさってくださいね♡

===ショウガのマメ知識===

生姜の辛味成分は「ジンゲロール」と呼ばれるもの。
抗菌殺菌作用や吐き気を抑える作用があります。

加熱するとこの成分が『ショウガオール』に変わり、
血行を促進したり、脂肪を燃焼したりする効果を持ちます。

生でも加熱した後でも体を温めて発汗を促す働きがあり、
風邪や冷え症に効果的です。

近年では、ショウガオールの抗菌作用、抗酸化作用がガン予防に有効とされ、
抗がん食品としての注目が高まっているそうです!

=== === === ===

料理が美味しくなるだけでなく、こんなに素晴らしい作用を期待できるんですね!

それではこの生姜を使った簡単レシピをご紹介します。

~ホタテの中華スープ~

〈材料〉(大人2~3人分)
・ホタテ貝柱  4個
・にんじん  1/3~1/2本
・玉ねぎ 1/3個
・白菜  大2枚
・ショウガ   1/2片
・干し椎茸  大2枚

・水   600ml
・塩  小さじ2/3
・醤油  小さじ1~1.5
・ごま油  少々
・好みで小ネギ  適量

〈作り方〉

1.
ホタテは短冊切り。にんじんは細切り。
玉ねぎは薄くスライス。白菜は細切り。生姜は千切りかすり下ろし。
干し椎茸は水に戻し細切り。

(戻し汁を水に混ぜて600mlにしてもOK。お好みで)

2.
1.の材料を鍋下に椎茸、次に生姜、次に白菜、次に玉ねぎ、次に人参、最後に帆立貝柱と
順に平たく上に重ねて層にしていく。

そこへ水を入れて蓋をして約3分中火~強火で火にかける。

3.
湯気が出たら弱火にして約6~8分煮る。
野菜が柔らかくなったら塩・醤油で味を調え、火を止め、
ごま油をたらし小ネギを散らす。

※味を見て物足りない時は中華スープの素などを少し入れて調味しても良いでしょう。

我が家の健康ルールは野菜はスープでたっぷり摂る!です。

特に葉物野菜はスープで溶け出した栄養エキスを一緒に摂れるので無駄なく食せます♪

野菜の力をたくさん借りて体を大切にしながら、
コロナ禍での不安な状況を共に乗り越えていきましょうね!!

丸ごと焼くと甘くなる3つの野菜

急に冷え込んできましたね!お風邪など、ひいていませんか?

私は不覚にも、少し風邪をひいてしまいました!
年々、回復期間が長くなってしまっているように感じます。(^_^;)
今一度、体調管理を見直したいなぁと思う今日この頃です。

さて、季節の変わり目のこの時期は特に健康に気をつけたいですよね。

今回は冬野菜のマメ知識パート1~葉物編~をお届けします。

お野菜の栄養を知って、日々の健康管理に繋げていただけたら嬉しいです。

=== === === 冬野菜のマメ知識 === === ===

【ねぎ】

風邪対策にはネギを食べる!

風邪やインフルエンザが流行する冬の季節。
古くから風邪予防の効果を期待され、言い伝えられてきました。
ネギを今食べなきゃ、いつ食べる!?です。

〈保存ポイント〉
・白い部分と緑の部分とを切り分け、それぞれラップで包み保存袋に入れ、野菜室に立てて保存。
・みじん切りやざく切りにして保存袋に入れ、冷凍も◎。

〈知ってました!?〉
ネギは切らずに丸ごと焼くと驚くほどの甘さに。
丸ごとが難しい時は、ザク切りにしてから油でじっくり焼くとβ-カロテン吸収率もUPしますよ!!
血液サラサラ効果を期待するには生で切って15分~1時間放置してから調理すると良いそうです。

◎疲労回復
◎風邪予防
◎消化促進

以上の効果を期待できるそうです。

【白菜】

最期まで美味しいのコツは○側から食べる!

白菜が一つあるだけで何品もの料理に展開できますよね!
しかも冬場なら涼しい部屋で新聞紙に包んで保存すれば、だいぶ持つので丸ごと一個あっても野菜室を占領されない…(^▽^)

〈保存ポイント〉
・丸ごと一個なら全体を新聞紙に包んで冷暗所で立てて保存。
・半分や1/4カットしたものは、芯の部分に縦に数センチ切れ目を入れてラップに包み
ポリ袋に入れて冷蔵保存。
・調理しやすい大きさに切って保存袋に入れて冷凍でも OK!

〈知ってました!?〉
最後まで美味しく食べるには、内側から外側へ食べていきましょう!
成長のポイントである内側の部分を先に食べれば、外側の養分はそのまま貯蔵されていきます。◎

◎抗菌作用
◎消化促進
◎血栓予防

以上の効果を期待できるそうです。

【キャベツ】

ビタミンCが多いのは○側の葉!

キャベツは冬・春に穫れます。葉がしっかり巻いてズッシリ重いのが冬キャベツ。
甘味があり、煮込み料理に適しています。ちなみに春キャベツは葉がゆるめに巻いていて
柔らかく生食に向いています。

〈保存ポイント〉
・外葉を残しておいて、外葉で包んだ後新聞紙で包み、芯を下にして冷蔵庫で保存。
・1玉丸ごとなら、芯をくり抜いて、そこへ湿らせたペーパータオルを詰めておくと
さらに乾燥防止になります。
(芯は天ぷらにして食べるとホクホクです)

〈知ってました!?〉
サラダ、塩もみ、鍋、ロールキャベツ…様々な料理に活躍するキャベツ。
栄養をしっかり摂るにはスープが断然オススメです!
スープに溶け出した養分もマルッといただきましょう。
ちなみにビタミンCが多いのは外側の葉です。
次に多いのが芯の周辺だと言われています。

◎抗がん作用
◎消化促進
◎血栓予防

以上の効果が期待できるそうです。

==== ==== ==== ==== ==== ====

お野菜の栄養を上手に賢く摂取して、日々の体調管理に繋げていきましょう♪

おいしい人参ができる秘訣

金木犀の香りが道端いっぱいにひろがって散歩が楽しい気候ですね。

私の住む町では庭先に金木犀が植わっているおうちがたくさんあります。

なので、息子とのお散歩中はずーっと香りが続いています。

満開期には主人と息子二人のお散歩の時に息子が金木犀を小さな手にギュッと握って
持って帰ってきてくれた今秋の思い出は一生忘れられないと思います。

もう散ってしまった木もあり段々と香りが薄らいでくようで
ちょっぴり寂しい気持ちです。

秋から冬へと向かい始めますね。

さて、月に一度、当農園のにんじん畑の様子をレポートさせてもらっています。

先月のレポートでは7月の様子をお伝えしました。

7月は梅雨真っ最中でしたので土づくりに必要な緑肥を育てて
その緑肥の根の力で地中を耕しています。

と、報告させてもらいました。

今回は続いて8月のにんじん畑の様子をレポートします!

===8月のにんじん畑の様子===

梅雨明けを今か今かと待ち続け、7月下旬頃からようやく晴れ間が出てきたので
人参栽培の準備が本格的にスタートできました。

本来ならば7月に行いたかった太陽熱養生処理と種まきを実施しました。

◎緑肥を刈って土にすき込む◎

この刈った緑肥は土の中の微生物の餌となり、

それによって土がフカフカに!

微生物が元気に働いてくれて、
フカフカな状態がおいしい人参ができる秘訣です♪

◎太陽熱養生処理◎

緑肥がすき込まれた畑に透明なビニールマルチを張っていきます。

ここに太陽熱が降り注ぐことで病害虫の菌が消滅し、良い菌が活性化して、
さらに健康な土になっていきます。

 

◎種まき◎

人参は種を撒いたら1週間は水やりが欠かせません。

ここが大きな勝負!!

何がなんでも散水して芽が出ることを願い続けます!!

※写真:近隣大学のサークルの方が学びにきてくれたので一緒に種まきをしました。

==== ==== ==== ====

10月現在はもう芽は出て順調に育っていますがこの頃は
芽が出るまではソワソワしていました。

毎年のことですが、無事に芽が出るととっても嬉しいです。

9月の畑の様子はまた来月のこの時期にお届けしますね。

たっぷり寝かせたら甘くなる野菜

先日、農場長が近くの畑で作業している方からこんなことを言われたそうです。

(毎日毎日草取りをしている姿を見て)

「出口くんが毎日毎日諦めずに草をぬいて段々綺麗になっていく畑を見ると
僕も頑張ろうって思えるよ。」

人参が雑草に埋もれてしまっては美味しく生育しません。
だから除草が必要です。

太陽熱養生処理をしていても野犬などがビニールを踏んで穴を開けてしまうと、
処理の性能が落ちて結果的に雑草が生えてしまうのです。

なので、畑の場所によってはとにかく草が多いんです。

除草作業に明け暮れる毎日。

でも、そんな私たちを見て勇気づけられる人がいて、またその気持ちを伝えてもらえたことで
私たちも温かい気持ちになれました。

こうした何気ない、近くの農家さんとの触れ合いに私たちも励まされます。

さて、話は変わりますが、秋に食べたくなる野菜といえば、
『かぼちゃ』ですよね!(←押し付け??笑)

甘くて美味しいかぼちゃに出合えると、とっても嬉しくなるのは私だけでしょうか。

かぼちゃは7月~9・10月頃に収穫されます。

ただ、美味しいのは収穫したてよりも丸ごと風通しの良いところに置いて
追熟させた方が甘味が増して美味しいのです。

今日はそんなかぼちゃの栄養についてとちょっとしたレシピをご紹介します。

====かぼちゃの豆知識====

◎栄養◎

β~カロテンが豊富。
加えて、ビタミンC・Eも含んでいて、それらの相乗作用で血行の促進や
肌荒れ防止効果も期待できます。

◎食べ合わせ◎

β-カロテンの吸収率を上げるためには、油と調理するのが良いというのが定説。
しかし、油を用いた料理と組み合わせて食べるだけでも効果はあるそう。

◎保存◎

切ってあるものは中の種とワタを取り除き、ラップして冷蔵庫で保存。
そのまま丸ごとなら風通しの良いところで収穫後3~6ヶ月保存可。

==== ==== ==== ====

追熟させた方が美味しいので、今のうちに丸ごとかぼちゃを買って保存しておくと良いですね♪

続いてはレシピのご紹介です。

【農家の食卓レシピ】

かぼちゃとひじきのコロッケ

《材料》

・かぼちゃ 450g(約1/2個)
・乾燥ひじき 10~15g
・タマネギ 1/4個
・ごま油  大さじ1
・醤油、みりん 各大さじ1
・塩、胡椒 各少々
・小麦粉、卵、パン粉 各適量
・揚げ油 適量

《作り方》

1.
ひじきは水につけてもどす。かぼちゃは種とワタを取り除き、一口大に切る。
タマネギはみじん切りにする。

2.
かぼちゃは柔らかく蒸して潰す。

3.
フライパンにゴマ油を熱し、ひじきとタマネギを炒める。
そこへ醤油とみりんを入れて煮詰める。

4.
2と3をボールに入れて混ぜ合わせ塩と胡椒で好みの味に整える。

5.
好みの大きさに丸めて、小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける。

6.
揚げ油に火を入れ、カラッと揚げたら完成。

☆ほんのり甘めなので炊き込みご飯の時のおかずにぴったりでした♪

☆結構な量なので揚げて冷ましたらラップに包んで保存袋に入れて冷凍保存もOKです。
解凍させてトースターでカラッとチンしたらサクサクコロッケでした♪

ぜひ、美味しいかぼちゃがゲットできたらお試しくださいね(^o^)/

子どもは大人の3倍も味に敏感?

本当に涼しくなって、油断していると少し鼻も出てきてしまうほど
朝晩はグッと冷え込むようになってきました。

畑では相変わらず草取りの毎日です!

草取りは好きな作業の一つですが何せ面積が広いので
もう少しで心が折れそうです。(笑)

 

いやいや、負けていられませんよ(^-^)♪

 

さて、夏にちょっと食欲が落ちていた人も涼しくなって過ごしやすい季節に入り
自然と食欲が戻ってきた!!

 

という方も多いのではないでしょうか?

美味しい食べ物がたくさんなこの季節。

 

今回のブログで味覚について詳しく知ることでもっと秋の味を楽しんでもらえたら何よりです。

美味しい野菜のヒミツもお伝えしますよ♪

そもそも、私たちはどうやって味を感じているのでしょうか?

調べてみました♪

===味を感じるプロセス===

舌の表面の小さなプチプチの中にある「味蕾(みらい)」という部分が
味をキャッチすると、それが味覚神経を通って脳の味覚野に伝わります。

そこで「苦味」「塩味」「酸味」「甘味」「旨味」などの
「味」を感じることができます。

そして、味の質や強さなどを認識し扁桃野に伝わると「快⇄不快」に分けられます。

快の時は摂食中枢が刺激されて食欲が増し、

不快の時は満腹中枢が刺激されるため食欲が減退します。

==== ==== ====

舌と脳が連携して味を認識するのですね!

そこで、子どもと大人では味覚が違うということはご存知でしたか?

 

===子どもは味に超敏感!?===

前述の「味蕾(みらい)」は生後約3ヶ月目からでき始め、およそ10,000個に成長。

そして、大人になるにつれてその数は減っていき20~30代には約7,500個、
60代以上になると3,000個にまで減少するのだそう。

つまり、子どもは大人よりも味に超敏感だ!

ということなんです。

 

ちなみにうちの息子は、今のところ野菜にほとんど抵抗感なく食べてくれます。

気分にムラがあったり、調理の仕方や食感によってはペッと出してしまうこともありますが
そこは成長過程の一つだと思っています。

一方で、野菜を食べられないという子どもが結構いるということも現実にあります。

===美味しい野菜のヒミツ===

子どもの野菜嫌いの一因は農家にあると私たちは考えています。

野菜に含まれる「えぐ味」(苦味と渋味が混ざったような不快な味)
を感じたことはありますか?

実は、健康な土で育った野菜からはその「えぐ味」をあまり感じません。

農薬や化学肥料に頼らない方法で土づくりがなされ、自然本来の力を最大限に引き出して
栽培された野菜は特に、この「えぐ味」は殆ど感じられません。

代わりに旨味や甘味を感じ、「不快」ではなく、「快」を感じるのです。

子どもは特に味に敏感。

本当に美味しい野菜には「快」を感じるので野菜が益々好きになります。

美味しい野菜のヒミツは栽培方法にあったんですね。

子どもの野菜嫌いは決してお母さんやお父さんのせいではないはずです。

本当に美味しい野菜を食べたらきっと子どもの心は動くはずだと、私たちは信じています。

さぁ、これからもより一層美味しい野菜づくりに励みます♪

 

 

農薬を使わないことへのこだわり。

夏から秋に向かう風がとても気持ちが良いですね。
いかがお過ごしですか?(^-^)

さて、最近のにんじん畑では芽が出揃ってきたので毎日毎日草取りをしています。
今私ができる農作業が草取りくらいなのですが、
農場長は春に向けての準備もありますので作業内容は多岐に渡ります。

一本一本を手で雑草取りをしていると、数年前私自身がひどく落ち込んでいた
時のことを思い出します。

草取りをしながら、自然の風を感じて、鳥のさえずりを聴いて、
土に触れて・・・

少し汗もかいて。

そうすると不思議と心が軽くなっていて、悩みの答えが
見つかったりして随分と救われたんですよ。

だからなのか、なんだかんだ言って、草取りが一番好きな作業です!

さぁ、そんな人参の成長プロセス(6月の様子~)を
にんじん畑通信(紙面)8月号から綴っています。

今回は人参の成長プロセス7月の様子をお届けします。

リアルタイム(現在発芽後の雑草取り)なレポートとちょっとタイムラグがありますが
少し頭を巻き戻してお読みくださいね♪

【7月のにんじん畑の様子】

7月の予定では太陽熱養生処理なのですが、
6月から始まった梅雨がなかなか明けなかった為、7月中に着手できませんでした。

*太陽熱養生処理とは、畑の畝(うね)に透明のビニールを張り、
そこに太陽の熱が降り注ぐことにより土の温度が高まって、雑草の種や病害虫を
消滅させる効果のある方法です。

それと、土の中の良い菌(微生物)が活性化してフカフカな土を作ってくれるんです。

太陽の熱が必須・・・。

なので、梅雨明けを今かいまかと待っていました。(;△;)

そんな7月。

先月レポートした6月の畑の様子では蒔いた緑肥がチョコンと芽が出た状態でしたが、

7月下旬の時点では、次の写真のように

ここまで大きく育ちました!!

欲を言えばもう少し育っていて欲しかったのですが、、、

太陽の光が少ないので仕方ありませんね…。

梅雨が明けて土が乾いたら、この緑肥を刈って土にすき込みながら
耕していきます。

その後に、やっと太陽熱養生処理が出来ます。

 

7月のレポートはここまでです♪

 

続きはまた10月下旬にこちらにアップしますね!

ちなみににんじん畑通信10月号(紙面)がお手元にあればそちらでも
続きの様子をご覧いただけます。

追伸:にんじんプチニュース

人参の花にタネがつきました♡

冬に美味しい人参が育ち、そのまま種取り用に土の中に置いていた人参たちが
一斉に5月頃花を咲かせ、

7月にはタネをつけて採取することができます。

そして8月に種を蒔く…、

自然は完璧なタイミングで命を循環してくれます。

枯れたお花を手で揉むとこんな風に種が出てきますよ。

素晴らしい生命の営みですねぇ~♪

壮大な自然の力に感謝です!

 

 

 

ついにニンジンの芽が出ました!

急に涼しくなってきましたね♪

慌てて冬布団や毛布を晴れているうちに干し直しました。
あっという間に秋モードです。

さて、最近の畑では撒いた種からにんじんの芽が出始めました!

かわいい芽がバンザーイしています。

芽が出た喜びを皆さんにも早く伝えたくて

こちらのブログで先に報告させてもらいました♪

詳しくはにんじん畑通信11月号で
レポートしますので楽しみにお待ちくださいね!

話は変わりますが、前回お送りしたメールで紹介した『ツルムラサキ』ですが、
どこかでご購入できましたか?

今日はそのツルムラサキの豆知識プラスαと、レシピをご紹介します!

【野菜の豆知識プラスα】

緑色なのにツルムラサキ・・・!?

ツルムラサキには、その名の通り、茎が紫色のものと緑色のものがあります。

ツルムラサキ特有の土臭さは緑色の方が少ないと言われています。

独特の風味なので、ニンニク、生姜、ワサビ、ごま油など
香りの強い物と一緒に調理すると苦手な方も食べやすくなります。

〈冷蔵保存の仕方〉
購入したらすぐに使い切るのがベスト。

でもやむを得ず保存するときは、湿らせたペーパータオルや新聞紙で
根元を包み、保存袋に入れて野菜室で立てて保存♪
1週間は持ちます。

(冷凍保存の仕方)
塩ひとつまみを湯に入れて、さっと茹でます。茹ですぎないのがコツ。
茎が太いので、茹でるときは茎と葉を分けて茎から先に茹で、
時間を空けて葉を入れると良いですよ。
冷ましたらラップに包み保存袋に入れて冷凍庫へ!
1ヶ月ほど持ちます。

 

 

続いて、そんなツルムラサキの簡単レシピをご紹介しますね!

 

 

~ツルムラサキの豚肉入り青菜炒め~

《材料》2人分
・ツルムラサキ 1束
・豚肉(コマ) 150g
・ニンニクスライス 1片分
◎酒  大さじ2
◎醤油 大さじ1
◎中華系だしの素 小さじ2
・塩胡椒 少々
・ごま油 小さじ2

《作り方》
(1)
豚肉は一口大にきり、塩胡椒で下味をつけておく。
ニンニクはスライスする。ツルムラサキは茎と葉に分けて5cmくらいに切っておく。

(2)
フライパンにニンニクスライスとごま油を入れて火にかけ、香りを出す。
香りが出たら一旦ニンニクを取り出す。

(3)
(2)のフライパンに豚肉を入れて炒める。
火が通ったらフライパンから取り出す。

(4)
(3)のフライパンに少しだけ油を足してツルムラサキの茎を入れて、
火が通ったら葉とニンニクと豚肉を戻し入れて炒め合わせて、◎の調味料を入れて炒める。

(5)
味が全体に馴染んだら完成。

*ツヤツヤプルプルなツルムラサキ。個人的には中華系の味にとっても合うと思います♪

ぜひ試してみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

お肌にツヤと潤いを与えてくれる野菜!?

とても大きな台風でしたね…。
皆さんのお住まいの地域はどんな様子でしたか?

 

私の住む愛知県美浜町でも雨風が強く、しばらくは
外へ出るのも大変な天気でした。

被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

さて、もう時期に夏野菜も旬が終わってしまいますね。

寂しいです。

わたしの好きな夏野菜は「ツルムラサキ」です。

結婚するまで食べたことがなく、お義母さんがツルムラサキが好きで
お浸しにして食べさせてくれたのが初めてでした。

もう約10年も前のお話ですが・・^o^;

 

独特の土っぽい香りが何故か後を引くんです。

β-カロテンを豊富に蓄えるツルムラサキ。
β-カロテンはにんじんにも共通する栄養素でもあります。
緑黄色野菜に多く含まれているβ-カロテン。

名前はよく聞くし、カラダに良いことは知っているけれど、「なんとなく」しかわからない。
正直なところ、私はよくわかっていませんでした。(^-^;)

この機会に調べてみましたのでぜひ皆さんにもシェアさせてください♪

【β-カロテンとは】

約600種類以上も存在すると言われている『カロテノイド』のうちの一つに
〈カロテン〉があります。

◆カロテノイド
動植物がもつ自然界に存在する黄色や赤色の色素の総称。

カロテンはα-カロテンとβ-カロテンに分けられます。

◆β-カロテン
カロテンの中で最も多く自然界に存在しています。

にんじん、南瓜、ブロッコリー、トマトなどの緑黄色野菜や
他にもみかんやスイカにも多く含まれます。

(同じような言葉が多く少しややこしいですね…。)

さぁ、そのβ-カロテン、どんな働きがあるのでしょうか?

 

【β-カロテンの働き】

β-カロテンは体内で必要な量だけ〈ビタミンA〉に変換されます。
(ビタミンAは皮膚や粘膜を健やかにしてくれる働きがあります。)

〈ビタミンA〉に変身したβ-カロテンは体内で他の栄養素の働きを促進します。

だからこそ、そのほかのビタミンや栄養素と共にバランスよく摂取することが
大切だと言われています。

さて、変換されなかったβ-カロテンはどうなるのでしょうか?

それは「β-カロテン」として働くそうです。

β-カロテンは強力な抗酸化作用を持っています!

抗酸化作用とは、体内で増加しすぎると人間の体に害(老化の促進、動脈硬化、ガンの進行など)
を及ぼす「活性酸素」を除去する働きです。
余分なものを取り除いてくれるんですね!

 

β-カロテン、素晴らしい栄養素です♪

そんなβ-カロテンを豊富に含む夏野菜の一つがツルムラサキです。

ツルムラサキはインドのほうれん草とも呼ばれています。

艶のある茎と肉厚な葉を持ち、加熱すると軽い滑りが生まれます。

ビタミンA/C/Eなどの抗酸化ビタミンが含まれているため、肌のシミをなくして
艶と潤いを与えるなど美容面でも高い効果が期待できそうです♪

(私もシミが出てきたので食べなきゃ!)

 

茎は共に厚みと艶があるものを選ぶのがポイントです。

次回はそんなツルムラサキを使った簡単レシピ(上の写真)をご紹介します!

もし次回のブログ更新までに手に入ったら簡単お浸しがおすすめ。

太い茎の方は2分、葉は30秒くらい茹でて
水にさらし、水気を切ってポン酢や出汁醤油などをかけたら副菜一品出来上がります。

 

ぜひお試しくださいね♪

 

 

 

 

美味しいにんじんができる秘密

8月もあっという間に終わりに近づいていますね。

盆が明けてからは一気に秋の空気に変わってきたように感じます。
朝晩や日中でも秋風を感じることがしばしば。

過ごしやすい季節まであともう少しです。

さて、にんじんは誰もが見たことがあると思います。

 

しかし、にんじんの『成長プロセス』をじっくり観察したことがある方は
少ないのではないでしょうか?

そこで、いつもこのブログを見てくださっている方には、
ぜひ当農園の”人参”の成長を共に見守っていただきたい!!

と思ったので「にんじん成長記」の連載を8月よりスタートしました♡

通信(紙面)の原稿完成スケジュールの都合上、お届けするレポート内容には
どうしても約2ヶ月程のタイムラグが発生してしまいますが、
2020年度のリアルなにんじん成長記をお楽しみください。

ブログでは月一回、今回のようににんじんの成長記録をお届けいたしますね。

それでは、本日は6月の頃のにんじん畑の様子をお話しさせてください♪

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【6月のにんじん畑の様子】

よーく見ると、チョコンチョコンと草が生えています。

実はコレ、雑草ではなく、あえて蒔いた草の種が発芽したんです!

というのも、昨年度、2週間のうちに4度も豪雨に見舞われ、
一部の畑が水没した苦~い経験から、今年は土壌改良に力を入れています。

その土壌改良のポイントは

『緑肥を蒔き、ある程度生育させて、刈り取って土にすき込む』です。

この草がワッサワッサになるまでひとまずそっとしておくのです。

理由その1
深く根っこを張ってくれるので機械が耕せない深いところまで
根っこの力で耕すことができるから。
(面白い発想ですよね!)

 

理由その2
生育した草を刈って土にすき込んだときに土の中の微生物(菌)のエサとなるから。
(草が肥料の役割となるわけです)

毎年毎年、改善点が見つかるので次年度の栽培に活かしてきました。

水はけが良く水持ちが良いフカフカな土で美味しく育つ人参が楽しみです♪♪

あなたもぜひにんじんの成長を見守っていてくださいね♡

最後にクイズがあります!

 

===にんじんクイズ===

これがわかる人はかなりの人参ツウ!?

Q.
にんじんの花は次の二つのうちどちらでしょ~うか!?

A

 

B

答えは~~~??

 

 

 

 

Aでした!(^o^)/

ちなみにBはパクチーの花です。