美味しい野菜の法則

桜も散って、木々の緑の深さも増し、新芽が顔を出してキラキラしています。

あっという間に4月も終わりますね…。

今月のブログでずっとお届けしている玉ねぎのこと。

実は、『栄養ロスを防ぐコツ』と『発酵玉ねぎ』についての反響が大きかったのです。

発酵玉ねぎについては
「やってみます!」というお声。

栄養ロスを防ぐコツについては
「玉ねぎは水にさらすのが当たり前だった!!!」というお声。

様々いただきました。

知らないうちに栄養を逃した食べ方をしてしまいがちです。

今後もその辺りの勉強を深めていきつつ、またみなさんの健康にもお役立ていただける
情報をお届けしたいと思っています。

さて、今回のブログではにんじん成長記2021を、お届けします。

にんじんの種蒔きは8月のお盆が過ぎたあたりの夏の真っ最中!!

その種蒔きまでに土の状態をより良くする土づくりが、美味しいにんじんを
収穫する為には欠かせません。

当農園では複数の畑で人参を育てている為、それぞれの土地に合った土づくりが必要です。

【2月のにんじん畑(一部)の様子】
2月も引き続きにんじんの収穫がありました。
それ以外の畑では土づくりが始まっています。

2021年1月の畑

↓1ヶ月後

2021年2月の畑

緑肥が成育中です。

一見地上部には変化なしですが、地下の根は伸びて根の力で地中を耕してくれています。

有機農業では、
単純に「化学肥料を入れさえすれば土は肥えて作物が育つ」という考えではありません。

畑ごとに土の状態が異なる為、いかに土の力を最大限発揮させられるか?
常に目の前にある土を見ながら作戦を立てていきます。

最新の技術や知識を常に学び続けながら、トライ&エラーの繰り返しで
美味しいお野菜に出合えるのです。

続いて、

【農業ミニ知識コーナー vol2】です。

〈今月のテーマ〉
慣行農業と有機農業のプロセスと結果の違いについて

●慣行農業の特徴●
効率性、生産性があり、畑の回転が早い。

●プロセス●
(1)
化学肥料を土壌に投入
化学肥料とは、人工的に作られたもの

(2)
病害虫にやられやすい

(3)
病害虫を対処するために、農薬などを使って虫や菌を殺す

●結果●

・えぐみ、苦味があり旨味や甘味の少ない野菜が実りやすい。

・化学肥料や農薬によって土壌内の微生物が減少したり死滅したりする。

・化学肥料や農薬が環境汚染に繋がる。

◎有機農業の特徴◎
手間暇がかかる。研究の進歩で収穫量が上がる生産方法も確立されつつある。

◎プロセス◎
(1)
有機肥料を土壌に投入
有機肥料とは、植物や動物のフンや骨、草やもみ殻、竹など自然にあるものを原料として
作られた肥料のこと

(2)
健康な土で育ったから病害虫がつきにくい

(3)
病害虫を対処する必要がないため農薬や除草剤が不要。

◎結果◎

・旨味、甘みのある野菜が実りやすい。

・土壌の微生物が活性化する。 (健康な土が続く)

・地球や人に優しい

※ただし、全ての慣行農業や有機農業の結果がこうなるとは限りません。

・・・と、ちょっと硬い説明のようになってしまったのですが・・(^o^;)

にんじん畑通信4月号の誌面ではイラストを用いてお伝えしていますので
ぜひそちらもお読みくださいね♪

安心安全で、しかも美味しくて人や地球にも優しい・・。

そんな有機農業がどんどん広まって欲しいと思っています。

いや、私たちが頑張って広めていきます!

応援してくださっている方々の存在があるからこそ邁進していけます。
いつもありがとうございます。

先月のブログでもお伝えしたように戦後の時代背景もあり、
日本では慣行農業が主流ですが、現代の研究は進み、有機農業で安定的に生産性のある
栽培方法が確立されつつあります。

「虫が食べる野菜は美味しい」

という常識は実は間違いなのです。

本当に美味しい野菜にはあまり虫が寄り付きません。

それはなぜか・・・?

来月末のブログではその答えとともに、
どんな野菜が育つのかについて紐解いていきます!!

美味しい野菜の見分け方もお伝えしますね!

楽しみにお待ちください♪

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