投稿者「chz2004tjk」のアーカイブ

おいしい人参ができる秘訣

金木犀の香りが道端いっぱいにひろがって散歩が楽しい気候ですね。

私の住む町では庭先に金木犀が植わっているおうちがたくさんあります。

なので、息子とのお散歩中はずーっと香りが続いています。

満開期には主人と息子二人のお散歩の時に息子が金木犀を小さな手にギュッと握って
持って帰ってきてくれた今秋の思い出は一生忘れられないと思います。

もう散ってしまった木もあり段々と香りが薄らいでくようで
ちょっぴり寂しい気持ちです。

秋から冬へと向かい始めますね。

さて、月に一度、当農園のにんじん畑の様子をレポートさせてもらっています。

先月のレポートでは7月の様子をお伝えしました。

7月は梅雨真っ最中でしたので土づくりに必要な緑肥を育てて
その緑肥の根の力で地中を耕しています。

と、報告させてもらいました。

今回は続いて8月のにんじん畑の様子をレポートします!

===8月のにんじん畑の様子===

梅雨明けを今か今かと待ち続け、7月下旬頃からようやく晴れ間が出てきたので
人参栽培の準備が本格的にスタートできました。

本来ならば7月に行いたかった太陽熱養生処理と種まきを実施しました。

◎緑肥を刈って土にすき込む◎

この刈った緑肥は土の中の微生物の餌となり、

それによって土がフカフカに!

微生物が元気に働いてくれて、
フカフカな状態がおいしい人参ができる秘訣です♪

◎太陽熱養生処理◎

緑肥がすき込まれた畑に透明なビニールマルチを張っていきます。

ここに太陽熱が降り注ぐことで病害虫の菌が消滅し、良い菌が活性化して、
さらに健康な土になっていきます。

 

◎種まき◎

人参は種を撒いたら1週間は水やりが欠かせません。

ここが大きな勝負!!

何がなんでも散水して芽が出ることを願い続けます!!

※写真:近隣大学のサークルの方が学びにきてくれたので一緒に種まきをしました。

==== ==== ==== ====

10月現在はもう芽は出て順調に育っていますがこの頃は
芽が出るまではソワソワしていました。

毎年のことですが、無事に芽が出るととっても嬉しいです。

9月の畑の様子はまた来月のこの時期にお届けしますね。

たっぷり寝かせたら甘くなる野菜

先日、農場長が近くの畑で作業している方からこんなことを言われたそうです。

(毎日毎日草取りをしている姿を見て)

「出口くんが毎日毎日諦めずに草をぬいて段々綺麗になっていく畑を見ると
僕も頑張ろうって思えるよ。」

人参が雑草に埋もれてしまっては美味しく生育しません。
だから除草が必要です。

太陽熱養生処理をしていても野犬などがビニールを踏んで穴を開けてしまうと、
処理の性能が落ちて結果的に雑草が生えてしまうのです。

なので、畑の場所によってはとにかく草が多いんです。

除草作業に明け暮れる毎日。

でも、そんな私たちを見て勇気づけられる人がいて、またその気持ちを伝えてもらえたことで
私たちも温かい気持ちになれました。

こうした何気ない、近くの農家さんとの触れ合いに私たちも励まされます。

さて、話は変わりますが、秋に食べたくなる野菜といえば、
『かぼちゃ』ですよね!(←押し付け??笑)

甘くて美味しいかぼちゃに出合えると、とっても嬉しくなるのは私だけでしょうか。

かぼちゃは7月~9・10月頃に収穫されます。

ただ、美味しいのは収穫したてよりも丸ごと風通しの良いところに置いて
追熟させた方が甘味が増して美味しいのです。

今日はそんなかぼちゃの栄養についてとちょっとしたレシピをご紹介します。

====かぼちゃの豆知識====

◎栄養◎

β~カロテンが豊富。
加えて、ビタミンC・Eも含んでいて、それらの相乗作用で血行の促進や
肌荒れ防止効果も期待できます。

◎食べ合わせ◎

β-カロテンの吸収率を上げるためには、油と調理するのが良いというのが定説。
しかし、油を用いた料理と組み合わせて食べるだけでも効果はあるそう。

◎保存◎

切ってあるものは中の種とワタを取り除き、ラップして冷蔵庫で保存。
そのまま丸ごとなら風通しの良いところで収穫後3~6ヶ月保存可。

==== ==== ==== ====

追熟させた方が美味しいので、今のうちに丸ごとかぼちゃを買って保存しておくと良いですね♪

続いてはレシピのご紹介です。

【農家の食卓レシピ】

かぼちゃとひじきのコロッケ

《材料》

・かぼちゃ 450g(約1/2個)
・乾燥ひじき 10~15g
・タマネギ 1/4個
・ごま油  大さじ1
・醤油、みりん 各大さじ1
・塩、胡椒 各少々
・小麦粉、卵、パン粉 各適量
・揚げ油 適量

《作り方》

1.
ひじきは水につけてもどす。かぼちゃは種とワタを取り除き、一口大に切る。
タマネギはみじん切りにする。

2.
かぼちゃは柔らかく蒸して潰す。

3.
フライパンにゴマ油を熱し、ひじきとタマネギを炒める。
そこへ醤油とみりんを入れて煮詰める。

4.
2と3をボールに入れて混ぜ合わせ塩と胡椒で好みの味に整える。

5.
好みの大きさに丸めて、小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける。

6.
揚げ油に火を入れ、カラッと揚げたら完成。

☆ほんのり甘めなので炊き込みご飯の時のおかずにぴったりでした♪

☆結構な量なので揚げて冷ましたらラップに包んで保存袋に入れて冷凍保存もOKです。
解凍させてトースターでカラッとチンしたらサクサクコロッケでした♪

ぜひ、美味しいかぼちゃがゲットできたらお試しくださいね(^o^)/

子どもは大人の3倍も味に敏感?

本当に涼しくなって、油断していると少し鼻も出てきてしまうほど
朝晩はグッと冷え込むようになってきました。

畑では相変わらず草取りの毎日です!

草取りは好きな作業の一つですが何せ面積が広いので
もう少しで心が折れそうです。(笑)

 

いやいや、負けていられませんよ(^-^)♪

 

さて、夏にちょっと食欲が落ちていた人も涼しくなって過ごしやすい季節に入り
自然と食欲が戻ってきた!!

 

という方も多いのではないでしょうか?

美味しい食べ物がたくさんなこの季節。

 

今回のブログで味覚について詳しく知ることでもっと秋の味を楽しんでもらえたら何よりです。

美味しい野菜のヒミツもお伝えしますよ♪

そもそも、私たちはどうやって味を感じているのでしょうか?

調べてみました♪

===味を感じるプロセス===

舌の表面の小さなプチプチの中にある「味蕾(みらい)」という部分が
味をキャッチすると、それが味覚神経を通って脳の味覚野に伝わります。

そこで「苦味」「塩味」「酸味」「甘味」「旨味」などの
「味」を感じることができます。

そして、味の質や強さなどを認識し扁桃野に伝わると「快⇄不快」に分けられます。

快の時は摂食中枢が刺激されて食欲が増し、

不快の時は満腹中枢が刺激されるため食欲が減退します。

==== ==== ====

舌と脳が連携して味を認識するのですね!

そこで、子どもと大人では味覚が違うということはご存知でしたか?

 

===子どもは味に超敏感!?===

前述の「味蕾(みらい)」は生後約3ヶ月目からでき始め、およそ10,000個に成長。

そして、大人になるにつれてその数は減っていき20~30代には約7,500個、
60代以上になると3,000個にまで減少するのだそう。

つまり、子どもは大人よりも味に超敏感だ!

ということなんです。

 

ちなみにうちの息子は、今のところ野菜にほとんど抵抗感なく食べてくれます。

気分にムラがあったり、調理の仕方や食感によってはペッと出してしまうこともありますが
そこは成長過程の一つだと思っています。

一方で、野菜を食べられないという子どもが結構いるということも現実にあります。

===美味しい野菜のヒミツ===

子どもの野菜嫌いの一因は農家にあると私たちは考えています。

野菜に含まれる「えぐ味」(苦味と渋味が混ざったような不快な味)
を感じたことはありますか?

実は、健康な土で育った野菜からはその「えぐ味」をあまり感じません。

農薬や化学肥料に頼らない方法で土づくりがなされ、自然本来の力を最大限に引き出して
栽培された野菜は特に、この「えぐ味」は殆ど感じられません。

代わりに旨味や甘味を感じ、「不快」ではなく、「快」を感じるのです。

子どもは特に味に敏感。

本当に美味しい野菜には「快」を感じるので野菜が益々好きになります。

美味しい野菜のヒミツは栽培方法にあったんですね。

子どもの野菜嫌いは決してお母さんやお父さんのせいではないはずです。

本当に美味しい野菜を食べたらきっと子どもの心は動くはずだと、私たちは信じています。

さぁ、これからもより一層美味しい野菜づくりに励みます♪

 

 

農薬を使わないことへのこだわり。

夏から秋に向かう風がとても気持ちが良いですね。
いかがお過ごしですか?(^-^)

さて、最近のにんじん畑では芽が出揃ってきたので毎日毎日草取りをしています。
今私ができる農作業が草取りくらいなのですが、
農場長は春に向けての準備もありますので作業内容は多岐に渡ります。

一本一本を手で雑草取りをしていると、数年前私自身がひどく落ち込んでいた
時のことを思い出します。

草取りをしながら、自然の風を感じて、鳥のさえずりを聴いて、
土に触れて・・・

少し汗もかいて。

そうすると不思議と心が軽くなっていて、悩みの答えが
見つかったりして随分と救われたんですよ。

だからなのか、なんだかんだ言って、草取りが一番好きな作業です!

さぁ、そんな人参の成長プロセス(6月の様子~)を
にんじん畑通信(紙面)8月号から綴っています。

今回は人参の成長プロセス7月の様子をお届けします。

リアルタイム(現在発芽後の雑草取り)なレポートとちょっとタイムラグがありますが
少し頭を巻き戻してお読みくださいね♪

【7月のにんじん畑の様子】

7月の予定では太陽熱養生処理なのですが、
6月から始まった梅雨がなかなか明けなかった為、7月中に着手できませんでした。

*太陽熱養生処理とは、畑の畝(うね)に透明のビニールを張り、
そこに太陽の熱が降り注ぐことにより土の温度が高まって、雑草の種や病害虫を
消滅させる効果のある方法です。

それと、土の中の良い菌(微生物)が活性化してフカフカな土を作ってくれるんです。

太陽の熱が必須・・・。

なので、梅雨明けを今かいまかと待っていました。(;△;)

そんな7月。

先月レポートした6月の畑の様子では蒔いた緑肥がチョコンと芽が出た状態でしたが、

7月下旬の時点では、次の写真のように

ここまで大きく育ちました!!

欲を言えばもう少し育っていて欲しかったのですが、、、

太陽の光が少ないので仕方ありませんね…。

梅雨が明けて土が乾いたら、この緑肥を刈って土にすき込みながら
耕していきます。

その後に、やっと太陽熱養生処理が出来ます。

 

7月のレポートはここまでです♪

 

続きはまた10月下旬にこちらにアップしますね!

ちなみににんじん畑通信10月号(紙面)がお手元にあればそちらでも
続きの様子をご覧いただけます。

追伸:にんじんプチニュース

人参の花にタネがつきました♡

冬に美味しい人参が育ち、そのまま種取り用に土の中に置いていた人参たちが
一斉に5月頃花を咲かせ、

7月にはタネをつけて採取することができます。

そして8月に種を蒔く…、

自然は完璧なタイミングで命を循環してくれます。

枯れたお花を手で揉むとこんな風に種が出てきますよ。

素晴らしい生命の営みですねぇ~♪

壮大な自然の力に感謝です!

 

 

 

ついにニンジンの芽が出ました!

急に涼しくなってきましたね♪

慌てて冬布団や毛布を晴れているうちに干し直しました。
あっという間に秋モードです。

さて、最近の畑では撒いた種からにんじんの芽が出始めました!

かわいい芽がバンザーイしています。

芽が出た喜びを皆さんにも早く伝えたくて

こちらのブログで先に報告させてもらいました♪

詳しくはにんじん畑通信11月号で
レポートしますので楽しみにお待ちくださいね!

話は変わりますが、前回お送りしたメールで紹介した『ツルムラサキ』ですが、
どこかでご購入できましたか?

今日はそのツルムラサキの豆知識プラスαと、レシピをご紹介します!

【野菜の豆知識プラスα】

緑色なのにツルムラサキ・・・!?

ツルムラサキには、その名の通り、茎が紫色のものと緑色のものがあります。

ツルムラサキ特有の土臭さは緑色の方が少ないと言われています。

独特の風味なので、ニンニク、生姜、ワサビ、ごま油など
香りの強い物と一緒に調理すると苦手な方も食べやすくなります。

〈冷蔵保存の仕方〉
購入したらすぐに使い切るのがベスト。

でもやむを得ず保存するときは、湿らせたペーパータオルや新聞紙で
根元を包み、保存袋に入れて野菜室で立てて保存♪
1週間は持ちます。

(冷凍保存の仕方)
塩ひとつまみを湯に入れて、さっと茹でます。茹ですぎないのがコツ。
茎が太いので、茹でるときは茎と葉を分けて茎から先に茹で、
時間を空けて葉を入れると良いですよ。
冷ましたらラップに包み保存袋に入れて冷凍庫へ!
1ヶ月ほど持ちます。

 

 

続いて、そんなツルムラサキの簡単レシピをご紹介しますね!

 

 

~ツルムラサキの豚肉入り青菜炒め~

《材料》2人分
・ツルムラサキ 1束
・豚肉(コマ) 150g
・ニンニクスライス 1片分
◎酒  大さじ2
◎醤油 大さじ1
◎中華系だしの素 小さじ2
・塩胡椒 少々
・ごま油 小さじ2

《作り方》
(1)
豚肉は一口大にきり、塩胡椒で下味をつけておく。
ニンニクはスライスする。ツルムラサキは茎と葉に分けて5cmくらいに切っておく。

(2)
フライパンにニンニクスライスとごま油を入れて火にかけ、香りを出す。
香りが出たら一旦ニンニクを取り出す。

(3)
(2)のフライパンに豚肉を入れて炒める。
火が通ったらフライパンから取り出す。

(4)
(3)のフライパンに少しだけ油を足してツルムラサキの茎を入れて、
火が通ったら葉とニンニクと豚肉を戻し入れて炒め合わせて、◎の調味料を入れて炒める。

(5)
味が全体に馴染んだら完成。

*ツヤツヤプルプルなツルムラサキ。個人的には中華系の味にとっても合うと思います♪

ぜひ試してみてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

お肌にツヤと潤いを与えてくれる野菜!?

とても大きな台風でしたね…。
皆さんのお住まいの地域はどんな様子でしたか?

 

私の住む愛知県美浜町でも雨風が強く、しばらくは
外へ出るのも大変な天気でした。

被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

さて、もう時期に夏野菜も旬が終わってしまいますね。

寂しいです。

わたしの好きな夏野菜は「ツルムラサキ」です。

結婚するまで食べたことがなく、お義母さんがツルムラサキが好きで
お浸しにして食べさせてくれたのが初めてでした。

もう約10年も前のお話ですが・・^o^;

 

独特の土っぽい香りが何故か後を引くんです。

β-カロテンを豊富に蓄えるツルムラサキ。
β-カロテンはにんじんにも共通する栄養素でもあります。
緑黄色野菜に多く含まれているβ-カロテン。

名前はよく聞くし、カラダに良いことは知っているけれど、「なんとなく」しかわからない。
正直なところ、私はよくわかっていませんでした。(^-^;)

この機会に調べてみましたのでぜひ皆さんにもシェアさせてください♪

【β-カロテンとは】

約600種類以上も存在すると言われている『カロテノイド』のうちの一つに
〈カロテン〉があります。

◆カロテノイド
動植物がもつ自然界に存在する黄色や赤色の色素の総称。

カロテンはα-カロテンとβ-カロテンに分けられます。

◆β-カロテン
カロテンの中で最も多く自然界に存在しています。

にんじん、南瓜、ブロッコリー、トマトなどの緑黄色野菜や
他にもみかんやスイカにも多く含まれます。

(同じような言葉が多く少しややこしいですね…。)

さぁ、そのβ-カロテン、どんな働きがあるのでしょうか?

 

【β-カロテンの働き】

β-カロテンは体内で必要な量だけ〈ビタミンA〉に変換されます。
(ビタミンAは皮膚や粘膜を健やかにしてくれる働きがあります。)

〈ビタミンA〉に変身したβ-カロテンは体内で他の栄養素の働きを促進します。

だからこそ、そのほかのビタミンや栄養素と共にバランスよく摂取することが
大切だと言われています。

さて、変換されなかったβ-カロテンはどうなるのでしょうか?

それは「β-カロテン」として働くそうです。

β-カロテンは強力な抗酸化作用を持っています!

抗酸化作用とは、体内で増加しすぎると人間の体に害(老化の促進、動脈硬化、ガンの進行など)
を及ぼす「活性酸素」を除去する働きです。
余分なものを取り除いてくれるんですね!

 

β-カロテン、素晴らしい栄養素です♪

そんなβ-カロテンを豊富に含む夏野菜の一つがツルムラサキです。

ツルムラサキはインドのほうれん草とも呼ばれています。

艶のある茎と肉厚な葉を持ち、加熱すると軽い滑りが生まれます。

ビタミンA/C/Eなどの抗酸化ビタミンが含まれているため、肌のシミをなくして
艶と潤いを与えるなど美容面でも高い効果が期待できそうです♪

(私もシミが出てきたので食べなきゃ!)

 

茎は共に厚みと艶があるものを選ぶのがポイントです。

次回はそんなツルムラサキを使った簡単レシピ(上の写真)をご紹介します!

もし次回のブログ更新までに手に入ったら簡単お浸しがおすすめ。

太い茎の方は2分、葉は30秒くらい茹でて
水にさらし、水気を切ってポン酢や出汁醤油などをかけたら副菜一品出来上がります。

 

ぜひお試しくださいね♪

 

 

 

 

美味しいにんじんができる秘密

8月もあっという間に終わりに近づいていますね。

盆が明けてからは一気に秋の空気に変わってきたように感じます。
朝晩や日中でも秋風を感じることがしばしば。

過ごしやすい季節まであともう少しです。

さて、にんじんは誰もが見たことがあると思います。

 

しかし、にんじんの『成長プロセス』をじっくり観察したことがある方は
少ないのではないでしょうか?

そこで、いつもこのブログを見てくださっている方には、
ぜひ当農園の”人参”の成長を共に見守っていただきたい!!

と思ったので「にんじん成長記」の連載を8月よりスタートしました♡

通信(紙面)の原稿完成スケジュールの都合上、お届けするレポート内容には
どうしても約2ヶ月程のタイムラグが発生してしまいますが、
2020年度のリアルなにんじん成長記をお楽しみください。

ブログでは月一回、今回のようににんじんの成長記録をお届けいたしますね。

それでは、本日は6月の頃のにんじん畑の様子をお話しさせてください♪

▼▼▼▼  ▼▼▼▼  ▼▼▼▼

【6月のにんじん畑の様子】

よーく見ると、チョコンチョコンと草が生えています。

実はコレ、雑草ではなく、あえて蒔いた草の種が発芽したんです!

というのも、昨年度、2週間のうちに4度も豪雨に見舞われ、
一部の畑が水没した苦~い経験から、今年は土壌改良に力を入れています。

その土壌改良のポイントは

『緑肥を蒔き、ある程度生育させて、刈り取って土にすき込む』です。

この草がワッサワッサになるまでひとまずそっとしておくのです。

理由その1
深く根っこを張ってくれるので機械が耕せない深いところまで
根っこの力で耕すことができるから。
(面白い発想ですよね!)

 

理由その2
生育した草を刈って土にすき込んだときに土の中の微生物(菌)のエサとなるから。
(草が肥料の役割となるわけです)

毎年毎年、改善点が見つかるので次年度の栽培に活かしてきました。

水はけが良く水持ちが良いフカフカな土で美味しく育つ人参が楽しみです♪♪

あなたもぜひにんじんの成長を見守っていてくださいね♡

最後にクイズがあります!

 

===にんじんクイズ===

これがわかる人はかなりの人参ツウ!?

Q.
にんじんの花は次の二つのうちどちらでしょ~うか!?

A

 

B

答えは~~~??

 

 

 

 

Aでした!(^o^)/

ちなみにBはパクチーの花です。

ゲルソン療法という選択肢

ゲルソン療法という選択肢
~標準治療と合わせることで、身体的・心理的な負担を和らげる食事療法~

ゲルソン療法は「がん」は体の中に有毒な物質が溜まって作られる
という考えに基づいた食事療法です。

ゲルソン療法だけで治療効果があるかは、はっきりとした研究成果は発表されていません。
ですので、がんの治療方法として正式に認められた医療行為ではないのです。


■標準治療と合わせると、治療効果が上がるという研究結果も!

しかし過去にオーストリアで、標準治療の下、ゲルソン療法に類似した食事を取り入れ、
効果が検証されたことがあります。

その結果、標準治療とゲルソン療法に基づく食事を合わせると、

・患者さんの生存期間が通常より長くなった
・副作用が軽減した
・身体的にも心理的にも、患者の負担が軽減した

という報告が挙げられました。

つまり、あくまで「代替療法」の位置づけですが、標準治療と合わせると治療効果が上がると考えられるのです。そんな「ゲルソン療法」とは、どのような治療法なのでしょうか。

■ゲルソン療法とは?

ゲルソン療法の目的は、異常な細胞の働き(がん)を正常な状態に戻すことで、
健康な状態へと回復させることです。

原理をくわしく見ていきましょう。

◎毒素を除去して、自己治癒力を上げる

ゲルソン療法において、「がん」の原因は体にとって有毒な物質、すなわち”毒素”です。
”毒素”を体内から除去することで、免疫系の働きを高めます。
すると、体の細胞内の過剰な塩分がカリウムに置き換わり、病気が治癒する

――つまりゲルソン療法とは、自己治癒力を上げて、がんに打ち勝つ食事療法です。

■ゲルソン療法の3つの柱

ゲルソン療法には、「食事」「栄養補助食品」「解毒」の3柱があります。
とくに重要なのは、有機食材を使った「食事」です。
食事を中心として免疫系を強化し、毒素を含んだ体を浄化していきます。

では、それぞれの内容について見ていきましょう。

1)食事
十分なビタミン、ミネラル、酵素、および他の栄養素を摂取するため、
・有機野菜
・有機果物
・全粒穀物
中心の食事です。
果物と野菜は塩分(ナトリウム)をあまり含まず、カリウムを多く含むものを選びます。

2)栄養補助食品
細胞の代謝のバランスをとるために、食事に追加して摂取します。

3)解毒
浣腸などで、体から有毒な物質を除去します。
具体的には、どのような食事を取り入れるのでしょうか。

■具体的な食事内容

ゲルソン療法の3つの柱のうち、食事では具体的に何を取り入れるのか、見ていきましょう。

◯有機野菜・果物のジュース
食事では、1日に13杯のジュースを飲むのが特徴です。1時間に1回は飲むことになりますね。
このとき、ジュースは有機野菜や果物から作ったものでなければなりません。

◯有機人参は、ゲルソン療法の条件を満たす優秀な野菜
ここでおすすめの野菜は、人参です。
ご存知の通り人参は野菜の中でも、体にいい栄養素がたっぷり含まれている優秀な野菜。
ゲルソン療法にもオススメなんです。食物繊維のほか、人参に多く含まれているのは
次の2つの栄養素。

1つ目は、βカロテンです。
免疫力を向上し、抗酸化力でがん細胞の増加を防ぎます。

2つ目はカリウム。
ゲルソン療法に求められるのは低ナトリウム、高カリウムの野菜なので、人参は条件を見事に満たしていますね。

味も癖がなく飲みやすいので、比較的続けやすい野菜といえます。

◯食事は菜食
また、食事は菜食中心です。
毒素を出すことを目的に、有機栽培で育てられた果物、野菜、全粒穀類を取り入れます。

■健康維持のために、標準治療と並行して取り入れる選択肢

ゲルソン療法の食事には多くの縛りがあり、また正式な治療方法ではありません。

あくまで、医師と相談した上で取り入れるべき食事療法です。
興味を持たれた方は「標準治療と並行して、健康維持のため取り入れる食事療法」
の選択肢のひとつとして、ぜひ担当医に相談なさってください。

 

 

 

 

ナスのアク抜きそれ間違い!?

突然ですが、好きな夏野菜はありますか?

私はツルムラサキが好きです!

息子はスイカが好きなようです。

初夏はトマトのオンパレードでしたが、最近は、『スイカ』を毎日食べています。
冷蔵庫にスイカを切らさないように、一口サイズに切って保存しておくことが
日課になってきました。

ちなみに農場長はナスが好きです。
ナスもいろんな品種があるのですが、
毎年いろんなナスを育てて、食べ比べた結果『天狗ナス』という品種のナスが
ダントツに美味しいことがわかりました。
(あくまでも当農園内での研究結果です)

調理するとよくわかります。

天狗ナスは他のナスに比べて豊かな旨味を感じられます。

しかも、私たちの住む愛知県の伝統野菜の一つなんですよ。

こちらがその天狗ナス。

夏は人参の準備で忙しいこともあり、収穫が追いつかなくなることを予想し
夏野菜を多くは生産していません。

なので、当農園の天狗ナスは近くの直売所でしか販売していないため
多くの方にお届けできないのが残念です。

もし、天狗ナスを見かけたらお手にとってみてくださいね。

そして、ぜひ調理して食べてみてください。

今日はそんな『ナス』について前回に引き続き、野菜のマメ知識と
ナス料理のレシピをご紹介します。

まずは野菜のマメ知識から。

~ナスの取り扱い、間違ってませんか??~

(1)「ナスはアク抜きしない!!」これ、鉄則!!

ナスは水にさらしてアク抜きをすると、多くの料理本に書かれていますが、
実はこれは間違い。

水溶性のポリフェノール「ナスニン」の成分始め、カリウムや食物繊維なども
流出してしまいます…。

アク抜きはただの変色を防ぐためだけのものと言えます。

(2)「油が無くなっちゃった!継ぎ足さないと!」

と思っていませんか?ナスはスポンジのように油を吸いますよね。

炒め物のの時にはついつい油を継ぎ足したくなりますが、どうか我慢してください!
継ぎ足すとベタッとした仕上がりに。そして何より油の摂りすぎになってしまいます。
炒めるのに必要な油の量は一定なので継ぎ足す必要はないのです。

いかがでしたか?

ぜひこの知識をお役立てくださいね♪

続いて、ナス料理レシピのご紹介です。

★にんにく入りナス南蛮★

《材料》
・ナス   3本くらい
◎しょうゆ 大さじ1
◎砂糖   大さじ1
◎酢    大さじ1
・小麦粉  適量
・ネギ  少々
・にんにく 1~2片
・酒    大さじ1
・油    大さじ2位

《作り方》
1.
ナスは一口大の乱切りにする。ネギとにんにくはみじん切り。
◎印の調味料を合わせておく。

2.
ナスに薄く表面に付くくらい小麦粉をまぶす。

油を入れたフライパンを熱する。
みじん切りにしたにんにくを炒め香りを出す。

香りが十分に出たら、にんにくをフライパンから取り出しておく。

3.
ナスの表面を焼き目がつくまで焼いたら、フライパンを弱火にして
酒を振り入れ蓋をして3分位火を通す。

4.
ナスがしんなりしてきたら、合わせておいた◎印の調味料と2で取り出したにんにくを
フライパンへ戻し入れてかきまぜる。

5.
トロっと感が出て、全体に味が馴染みお皿に盛り付けてネギを散らしたら完成。
※ナスは調理する直前に切ると変色を防げます。

※油の追加は無しで!蒸し焼きすることで油の使用量をグンと減らせます。

 

ぜひ、この夏、ナスが美味しい旬に試してみてくださいね!

 

 

 

トマトは赤いから甘い!訳ではない!?

毎日太陽の光がサンサンと降り注ぎ、暑いですが、
光合成できてると思うので気分は健康的です。

急に暑くなったので夏バテしていませんか?

毎日晴れてくれることで土が乾き、ようやく人参栽培の
本格的な準備が始められました。

梅雨の時期は
『今年の夏は来るのだろうか・・・』
と心配になっていましたが、季節はちゃんと巡るんですね。

さて、本格的な夏の到来、スーパーには夏野菜が顔を揃えて待っています。

しっかりと栄養摂っていますか?

本日は、夏野菜の栄養豆知識をお届けします!!

野菜選びにお役立て下さいね♪

▼▼▼

【トマト】

「赤い」からと言って「甘い」とは限らない!?

トマトは赤いほうが甘そう…と思いがちですよね。
実は甘みは表面の色だけではわからないそうです。

どう見分けるか?というと「水に浮かべて見る」です。
水に沈めば糖度6%以上で甘いでしょう。

浮かんできたトマトは加熱して調理した方が美味しくいただけますよ♪

形は丸みがあってずっしりしているものを選ぶことをオススメします。

*抗酸化作用
*抗がん作用
*美肌効果

といった効果が期待でき、西洋では

「トマトが赤くなると医者が青くなる」
と言われるほどの健康効果を持つ野菜です。

 

【ナス】

イタタタタッ!ヘタがチクッとするくらいが新鮮!!

ナスのヘタで痛い思いをしたことがある方、多いのではにでしょうか?

それは新鮮な証拠なので痛みを堪えて喜びましょう♪

保存する場合は冷気に直接当たらないように一つずつラップに包み、
新聞紙などに包み保存すると、水分が逃げるのも防げます。

*抗酸化作用
*老化防止
*生活習慣病予防

これらの効果を期待できます。

ナスといえばなんといってもポリフェノール「ナスニン」。
皮に含まれているので調理は皮ごとが鉄則。

油との相性が良いので適度な油の使用をオススメします。

【モロヘイヤ】

アラビア語でモロヘイヤは「王様だけのもの」!!

エジプト原産のモロヘイヤはその呼び名の通り、
王の病気の特効薬として珍重されたそうです。

さらに、優れた美容効果から、あのクレオパトラも好んだと言われています!

しかも、βカロテン・カルシウムの含有量は緑黄色野菜の中でもトップレベルだそうです。

*抗がん作用
*美肌効果
*老化防止

といった効果を期待できます。

葉と茎がみずみずしく鮮やかなものを選ぶことをオススメ。
ビタミンDを多く含むジャコやしめじと一緒に摂ると
カルシウムの吸収を助けてくれます♪

 

以上です。

 

 

ぜひ、夏野菜を食べるときに思い出しながら美味しくいただいてくださいね♪