稲は一体、何変化!??

今年は、お米栽培の規模を広げて
力一杯注力した年となりました。

一般的なお米栽培では、
農薬や除草剤の使用が
当たり前です。

「農薬と除草剤を使用しないで
お米を育てています」

と言うと、
「ようやるね〜(よくやるね)」

とほぼ100%の方から言われます。


それくらい、

農薬と除草剤を使用せずに
お米を育てることは「とても大変」と
農業関係者なら口を揃えて言うでしょう。

そんなお米は、時代を遡って
考えると、日本人の命を
紡いでくれた尊い存在だと言うことが
わかってきます。

今日は、

「稲」から生み出される豊かな資源

についてお話ししたいと思います。

「お米」は、ご存知の通り
「稲」から収穫されます。

稲はイネ科の栽培一年草で、
その種子が米です。

お米部分だけでなく、
ヌカやもみ殻、
ワラなどは日本の文化に
無くてはならない様々な
資源として活用されています。

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白米になるまでの流れ
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田んぼに植えた苗が
成長・成熟すると、
穂から「もみ」が実る。

  ↓

収穫期に刈り取られると、
もみ」は脱穀(だっこく)される。

  ↓

くきや葉の「わら」の部分が
取り除かれる。

  ↓

もみすり過程で
「玄米」と「もみがら」
に仕分けされ、
この玄米が精米されて
「精米(白米)」と「ぬか」に分かれる。

そして、
精米までの工程で分かれる
「わら」「もみがら」「ぬか」
なども生活に役立つ資源
として活用されています。

 

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ご飯、赤飯、もち、団子、
煎餅、おこし、酒、甘酒、
醤油、酢、玄米茶、味噌など

 

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ぬか
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飼料、発酵材料、肥料、
石鹸、化粧材、菌床など

 

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もみ殻
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農業の肥料として、
もみ殻薫炭、燃料など

 

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わら
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飼料、肥料、縄、田原、
畳、壁材、屋根材、草履、紙、燃料など

 

「もったいない精神」が
生み出す素晴らしい文化

今から300年ほど前の江戸の町は、
人口100万人を超える
大都市だったそうです。

 

しかし、利用できる資源は
限られていたため、
人々が当たり前のように
「もったいない精神」を持ち、
ものの形がなくなるまで
有効活用していたといわれます。

 

稲の有効活用はまさにこの
「もったいない精神」が
生み出した文化と言えるのではないでしょうか。

 

現代の私たちも
先人たちの知恵を受け継いで、
また次の世代にもしっかりと
この素晴らしい文化を継承していきたいものです。

 

 

 

 

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