9月の3連休は
各地で台風が猛威をふるい、
甚大な被害を受けて現在も
復旧中の地域もありますね。
被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げると共に、
1日でも早い復興をお祈り致します。
当農園がある愛知県美浜町も尋常では無いほどの雨量でした。
道路が冠水している箇所もあり、
「一体畑はどうなっているのだろう」
とヒヤヒヤしながら過ごしました。
毎年台風シーズンは
本当に心臓に悪いです。(^^;)
きっと全国の農家さん、
みなさん一緒の想いだと
思います・・。
自然の威力に対して
私たちは自分の身を守ることも
ままならない時もある程、
自然の力は凄まじいと感じます。
しかし、農家として
食の安心安全を守りつつ、
自然と共生していく手法で
美味しい農産物を生産することが
私たちの使命なので途中で止める
わけにはいきません。
台風翌日、
畑に行ってみると冠水している
箇所は無く、まだ人参の根も太くは
張っていない為、
根腐れなども無く大きな影響は
ありませんでした。
逆に、人参の葉や雑草たちが
たくさんの雨をもらって生き生きと
元気になっていました!
そんな現在のにんじん畑ですが、
今日は月末なので、
人参たちの成長を振り返る
『にんじん成長記 2022 』
をお届けします。
時は遡り、7月のにんじん畑の様子です!
今年はとっても早く明けた!
と思った梅雨が戻ってきた7月でした。
各地で豪雨をもたらした
戻り梅雨ですが、
愛知県で大きな被害はありませんでした。
梅雨が本当に明けた7月下旬、
「太陽熱養生処理」を行うために
人参が育つベッド(畝:うね)に
透明ビニールをかけました。
この透明ビニールに
太陽の光が当たると、
病害虫や雑草を抑制でき、
土がフカフカになって
根が張りやすい土になるのです。
当農園は
農薬や除草剤を一切使用しない為
人参の種を蒔く前にしっかりと
準備をしておく必要があります。
完全に草を抑えることはできませんが、
細かな草はかなり抑制できるので
この処理がしっかりと効果を発揮
すると後にやってくる
草取り作業が楽になるのです。
自然の力で破壊される悲しみもありますが、
自然の力があるからこそ
生み出せる喜びもあります。
どんなに辛いことが起きても
生み出せる喜びに目を向けて
歩みたいものです。