月別アーカイブ: 2021年10月

読めない天候との戦い

緊急事態宣言が解除され、少しずつではありますが、
飲食や旅行を楽しんでいる方が増えてきた様に感じています。

秋晴れが続くと、気分もリラックスして何だかどこかへお出かけ
したくなってきますよね。

みなさんはどこかにお出かけなさいましたか?

私はお出かけと言っても息子とお弁当を持って公園に遊びに行くことくらいですが、
こういうお出かけが実は一番好きだったりします。

人も多くは無いですし、外だから開放的ですし、
季節の移り変わりを肌で感じられます。

何より午後からの息子と一緒のお昼寝時間は最高ですね。(←実はこれが一番お目当て…笑)

さて、今月も月末のブログ更新なのでにんじん成長記2021をお届けします。

先月は7月の畑の様子で太陽熱養生処理をするために
透明ビニールを畑に張っています!

とお伝えしていました。

今回は引き続き8月の様子をお届けいたします。

7月末~8月上旬、まだまだ太陽熱養生処理のために透明ビニールを張り続けていました。

ところが!!!

みなさん今年がどんなお盆だったか覚えていらっしゃいますか?

お盆前あたりから天候が急変し、そこから1週間以上も雨が降り続きました。
全国各地に被害をもたらした大雨・・・。

今年も全く天気が読めません。(泣)

降り続く雨で畑は水溜りに…。
太陽熱養生処理がうまくいかないエリアもありそう…。

スコップを使って水の流れ道を作って少し整備しました。

人参は種蒔き後、発芽までの水やりが最も重要なので、

大量の雨が降る前に種蒔きができていたらベストだったのですが…
どうしても作業的にタイミングが合わず、雨が止んだ合間を縫って種を蒔いたり、
晴れが続いた頃に順次種蒔きをしました。

予測不能な天気との戦いですが、無事に発芽できるように
しっかり水を与えていきます。

その後人参は無事に発芽しました!!

聞いたところによると大雨前に人参の種を蒔いた近隣農家さんは
逆に水分過多で発芽不良だったそうです。

 

何が正解なのか、時が過ぎないとわからなかったりしますよね…。

来月末のブログ更新では9月の畑の様子を詳しくレポートいたします!

寒暖差が激しい気候で体調も崩しやすいですが
お野菜たくさん食べて健康にお過ごしくださいね♪

子どもたちの未来に残したいもの

10月の中旬というのに気温は30度近くまで上昇し、とても暖かい日が続きました。

今週に入ってようやく日中の気温が下がり、秋らしくなってきましたよね。

お散歩がとても気持ちの良い季節になってきました。

とはいえ、こうして毎年のように異常気象が続くと、
環境問題に目を向けざるを得ません。

 

この先の未来に、子どもたちの世代に、
私たちは何を残すことができるのでしょうか。

 

有機農業は農薬や化学肥料を使用しないため、地球環境や
人間のカラダにも害の少ない栽培方法です。

美しい地球をこの先の世代にも残していくために、
私たちができることとしてはまずはこの有機農業をもっともっと

日本に拡めていくことだと考えています。

 

そして、日々の暮らしの中でも地球に優しい選択をし続けることも大切だと思います。

小さなことから、できることから、生き方を変えていきたいものです。

少しだけ話は変わるのですが、ちょっと聞いていただけますか。^_^

有機農業が今以上に発展し、仲間が増えた暁には密かにこんな夢が私にはあります。

それは『農家の子ども食堂』の実現です。

収穫された美味しい野菜を提供する『場』として、未来を担う子どもたちと一緒に
食卓を囲みたいと思っています。

有機野菜は一般的な野菜よりも『高い』というイメージが未だ払拭されません。

大量に生産することを目的とする機械的・工業的な農業ではなく、
農薬や除草剤・化学肥料を使用せず環境に配慮した方法で育てているので
やはり労力や時間などがかかる分相場の値段よりは若干高いのは否めません。

ご家庭の事情や方針によっては一般的な野菜を選ばれることは避けられないことです。

しかし、未来を担う子どもたちにこそ、土壌微生物の力と太陽のエネルギーを
たっぷり浴びた『健康な野菜』を知ってもらいたいです。

小さな頃から美味しい野菜に出会っていればきっと大人になった時でも
食生活に自然と野菜が含まれていくはず。

この経験によって、子どもたちの健康なカラダと心をサポートできる!

と思うのです。

地域のご年配の方々にもご協力いただきながら、昔ながらの日本食を盛り込んだメニューで
日本の伝統なども伝えていきたいですね。

そこでお味噌づくりや漬物づくり、食育紙芝居なども行って、
『農家の子ども食堂』に来るとどこかホッとできるような場づくりを実現したいです。

 

農家を身近に感じてもらったら、その子どもたちの中から
将来有望な農家が誕生するかも!?(⌒▽⌒)

 

子育てがもう少し落ち着いて私自身に余裕がうまれてきた時には
仲間も増えて農園も大きくなっているはずなので、そのタイミングで夢を叶えたいです!!

 

 

今は、とにかく基盤となる有機農業を拡めていくという土台を積み上げていく時期だと思うので、
引き続き農作業をがんばっていきます!!

食べ方を変えたら人生も変わる!?

人参が順調に育っています!

草取り三昧の日々ですが、同時に人参の間引き菜も採れるので
料理三昧の日々でもあります。

人参の葉の佃煮を作りました。

今回は豚肉と一緒に甘辛く炒め煮したのですが、ちょっと子どもには
クセが強くで食べづらいかな?

と思っていたのですが、

息子が大好きでパクパク食べてくれました♪

竹輪を入れたり、ツナを入れたり、大人向けに豆板醤やニンニクなどを
入れてピリ辛にしても良いかなぁと思っています。

人参の葉のチヂミや人参の葉と野菜のかき揚げなども作って楽しんでいます。

気温も落ち着いて来て過ごしやすい季節がやって来ました。

そして何と言っても、食欲の秋♡♡♡

冬に向けて身体が蓄えようとしているのか、食欲増大中です!!( ̄▽ ̄)

しかし、、突然ですが食べている時って、何をしていますか?

『そりゃ食べている』

と答えが返って来そうですが…

食べ『ながら』何かしていませんか?

テレビを見ながら…

スマホを見ながら…

雑誌や新聞を見ながら…

ついつい何かを”しながら”食べてしまうことってありますよね。

実は、食事をしている時に他のことに気を取られていると、食べることで得られる幸福感や
満腹感に対して鈍感になってしまうそうです。

それに加えて、食べること以外にエネルギーを使ってしまい消化吸収が
スムーズに行われないため、気づかないうちにストレスがたまったり、
食べ過ぎたりしてしまいます。

そこで今回は「マインドフル・イーティング」と呼ばれている心身の健康に繋がる
『食べる瞑想法』についてご紹介します。

■マインドフルネスとは?■

ストレス対処法の一つ!!

「マインド(心、頭、内面、精神)で満ちた状態」を意味します。

目を閉じて深く呼吸をしながら、意識を自分に集中させて心身の状態に
気づいていきます。

そして、継続する中で自己コントロール能力が高まっていきます。

■マインドフル・イーティングとは?■

「食べる瞑想」とも呼ばれていて、簡単に言うと「食べるという作業に意識を集中する」
ということです。

アメリカの大学の研究では、「マインドフルに食事をする人は体脂肪が少ない」
という結果が出るなど、ダイエットにも効果があるとされています。

やってみよう!

◎マインドフル・イーティング◎
5つのポイントがあります。

ごはん一口、おかずの一口だけでもまずはやってみてくださいね!

1. 五感を使って食べ物を観察する

色は?形は?香りは?触った感じは?食感や味は?噛むとどんな音がする?
感覚に意識を向ける!

2. 旬のものを食べる

その時期にとれるものは何より美味しい。
目を閉じてその食材が育った大地や生産者、太陽や土、空を想像してみる!

3. 食べ物に感謝する

食事の前、中でも感謝する時間をとる!
幸せを感じるように努めることで、体にも心にも食べ物の栄養が行き届きやすくなります。

4. 時間をかけて食べる

ゆっくりと時間をかけて食べることで、食べ過ぎを防ぎ、より高い満足感を得られる!
座ってゆっくりと食べましょう。

5. お腹が空いた時だけ食べる

満腹感を少しでも感じていると、食べ物への感謝や食べることへの集中力が持続しない!

以上の5つです。

食習慣が改善されることで、お腹が空いた時だけ食欲が湧くようになって間食も減っていきます。

さらに、集中力が上がることで、仕事の効率アップやストレス解消にもつながりますよ♪

7~8年前、農園でお米を育てていた頃。収穫したお米で玄米おにぎりを作って
マインドフルイーティングをするイベントに参加させてもらったことがあります。

おにぎりを噛めば噛むほど甘くなって、美味しくて、
気がつくとなぜかわからないですが涙がポロポロ流れていました。

食べることに意識を集中すると『命』の廻りを思わずには
いられなかったんだと思います。

こういった時間も大切ですね…。

ぜひ、マインドフル・イーティングを試してみてくださいね!!