土壌を元気にするヒミツ

早い時期に咲く桜、寒桜を見つけると嬉しくてついつい写真を撮っちゃいます。

美しいですよね♡

お弁当を持ってお花見しながら食べてボーっと春を感じたいです♫

夏までのほんの僅かな期間ですが、
この穏やかな春を目一杯楽しみたいです!

さて、季節にも巡りがあるように、『巡り』というのは
自然の基本のように思います。

私たちが実践している循環型農業は、
まさにその『巡り』を生かして成り立つ農業です。

竹や雑草、もみ殻等の天然資源をゴミとして扱うのか、
それとも宝として扱うのか・・。

私たちはもちろん後者の捉え方で自然に対して向き合っています。

自然の基本に立ち返って考えた時、巡らせる(循環させる)ことが
それこそ自然な形なのではないかと考えるからです。

今日は、ちょっと変わった巡らせ方をご紹介したいと思います。

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循環型農業のヒミツ
人参の葉で天恵緑汁
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【天恵緑汁とは】

天恵緑汁とは、植物の新芽に黒砂糖を加えて発酵させたものです。

原料として、一般的にはヨモギの新芽と黒砂糖が使われます。

ヨモギの葉にいる酵母や乳酸菌が黒砂糖を養分に発酵が始まります。

ヨモギが定番ではあるものの、同じ原理で人参の葉でも可能なので
当農園でも手作りしたものを一部畑に使用しています。

(↓人参の葉を黒砂糖で漬け込んでいる様子)

【どんな効果があるのか?】

使用する目的としては、土壌微生物の活性化を期待しています。

いわゆる天然の植物活性剤です。

(↓発酵汁を絞ったもの)

人間でも腸内環境を良好に保つため、納豆や味噌、ヨーグルトなど発酵食品から
菌を体内に取り込んでいますよね。

それと同様に、土壌微生物により一層元気になってもらうために、
人参の間引き菜で天恵緑汁を作って適度に薄めて葉面散布をしています。

間引き菜は販売して食べて頂いたり、
そのまま土に還して微生物のエサになってもらったりしていますが、

この天恵緑汁では人参の葉に住む菌を増やして散布して循環させていることになります。

いろんな形で命を巡らせて、美味しい人参が育つと思うと
あらゆる存在に感謝が湧いてきます。

これからも天然資源を活かした循環型農業で美味しい野菜づくりに励みます!!

 

 

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