気づけば3月も半分が過ぎようとしています。
目まぐるしく情報が行き交って緊張感があり、制約のある
生活に多くの方がお疲れが出はじめる頃かとお察しします。
そんな中で、ホッと一息ついて
このブログをお読みくださっていたら嬉しいな、という思いで綴っています。
そういえば昨日、息子が夜眠りに入っていく
直前に突然、「ニャーニャーニャー」と半分寝ながら
小さなかすれ声で猫の鳴きまねをし始めました。
おそらく散歩の途中で猫を見つけて嬉しかったことを思い出したのでしょう…。
寝かしつけている私は笑いを必死にこらえて寝たふりをしました。
こんな風に寝ていく瞬間までもこちらに笑顔をもたらしてくれる
時期はあと数年しか無いのかな…
そう思うと思い出の宝箱にたいせつに閉まっておきたい出来事の一つになりました。
さて、今回は『微生物の働きに学ぶ』
をテーマに自然から教わることをご紹介致します。
それでは、お読みください…。
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▼▼きっかけ▼▼
セロリさんは少し考え込んでいました。
テレビを見たり、インターネットを開けば誰かの批判や非難が溢れているし、
残酷なニュースが毎日のように報道されている。
身近な家族同士でさえ、心穏やかではない言葉が
飛び交ってお互いに傷つけ合うこともある…。
一方で、
畑に出てくると鳥のさえずりが聞こえてきたり、
土や葉っぱには小さなアリンコや昆虫、
カエルが静かに暮らしていて、まるで世の中の暗い出来事が
幻想かのように思えるほどの穏やかさが…。
▼▼農場長登場▼▼
農場長
「セロリさん、今日は少し元気がないですね。どうかしましたか?」
セロリ
「色々な社会問題が解決されて、より多くの人が心穏やかに、
幸せに暮らせる世の中になるにはどうしたら良いんだろうって。考えてしまって。」
農場長
「うーん。難しい問いだね。僕はその解決策を答えられるわけではないけれど、
人間は土の中の微生物たちの生き方を見習うと良いと思うんだよね。
まぁ、僕も含めなんだけど。」
▼▼解説▼▼
土の中の微生物は互いに支え合い、共生しています。
私たち農家が、微生物が生きやすく、働きやすい環境を整えることによって各々が持つ力を
最大限に発揮することができます。
人間も同じように互いに尊重し合って、各々の持つ力を最大限に発揮できるような
関係性が拡がったら、また違ってくるのかもしれません。
▼▼まとめ▼▼
私たち農家は微生物たちが元気に暮らせる環境を整えます。
微生物が元気に活動できれば、土が健康な状態になります。
つまり、微生物たちに土づくりをしてもらっているのです。
微生物たちが各々の力を最大限に発揮しながら、お互いに支え合って生きているおかげで
栄養価の高く美味しいお野菜が育ちます。
この良い循環を見習って私たち人間もお互いを尊重し合いながら、
支え合って生きることが次なる世代に良いものを残していく礎となるのではないでしょうか。
そんな関係性をまずは身近な家族から、ひろめていけたらと思っています。