先日、畑近くの85歳の農家さんと
お話しする機会があった時、
おっしゃっていました。
「今年のような気候は
生まれて初めてや。」
・・・と。
残暑が厳しく、9月になっても
気温が高く、台風もほとんど発生しない。
こんな年は初めての経験だそうです。
ようやく10月に入ると
気温も下がるそうですが、
今年の夏は本当に長いです・・・(^^;)
こういう季節の変わり目こそ、
リラックスできる時間を作って
どうぞご自愛くださいね。
さて、
今日は月末の更新なので、
7月のにんじん畑の様子をお届けします!!
7月に入り、気温もグンと上昇したので、
緑肥が一気に大きく成長していました!
緑肥の根は、
トラクターなどでは耕しきれない
土の深いところまで突き抜けて
耕してくれるので、
天然トラクターと言っても過言ではありません。
そして、
緑肥が大きく育ってから細かく粉砕し、
少し乾燥させて土にすき込んでいきます。
そのすき込んだ草が
今度は土壌中の微生物のエサとなり、
微生物はもっともっと
土を良くしてくれる様に一生懸命に働いてくれるのです。
人参栽培成功の秘訣
太陽熱養生処理
人参が育つ圃場を順番に周り、
透明ビニールマルチを張っていきます。
太陽の熱が厳しくなる
この時期にしかできない作業なので、
とにかくテンポよくスピード重視で
人参栽培用の全ての畑で作業していきます。
畝(うね)にビニルマルチを張り、
そこへ太陽の熱が加わることで土が高温になり、
殺菌消毒効果が期待できる他、
何より土壌の発酵分解を促すので
フカフカな土へと整えてくれる効果もあります。
そして、
この太陽熱養生処理が成功すると、
人参の種をまいた後の草取り作業が
激減するので、なんとしてでも
成功させたいとても重要な作業です。
動物などが
ビニールに穴を開けてしまうと成功しないため、
毎日の見回りチェックも欠かせません。
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農薬や除草剤を使用しないですが、
夏の草管理はとても大変です。
だからこそ、できる限り生えてくる草を
少なくするために必要な作業のご紹介でした!
これをしたとしても、
生えてくる草はあるので、
自然とは、やはりたくましいなぁと思います。(^^)