月別アーカイブ: 2023年2月

当園の箱入り人参娘たち

あっという間に時が過ぎて
今日で2月も終わりますね。

驚きです!!!

3月に入ると一気に暖かくなり、
人参の収穫適期も終わり、
人参は次の子孫を残すために
茎を伸ばし、花を咲かせる
準備に入ります。

 

そうすると、人参の身の部分の
栄養が葉っぱに行くように
なるため、人参の中に「ス」が
入るようになります。

 

「ス」とは人参の中心部が白くなり
カスカスした感じのことです。

 

スが入っても食べられますが、
やはり味は落ちてしまう印象です。

 

しかし、スが入った人参でも
漬物にしたり、煮たり、微塵切りに
したら問題なく食べられるので
我が家では食べてしまいます(^^)

 

(流石に販売まではできないですが・・)

 

畑に人参が残ってしまったとしても
土壌微生物の栄養になり、
分解されていくので良いのですが、
やはり食べられる形にしたいなぁと
思ったりします。

 

もし、良い案があれば
教えていただけると嬉しいです(^^)/

 

さて、
今日は月末のメールなので
『にんじん成長記2022』を
お届けいたします。

 

時は遡ること、12月・・・。

 

▼12月のにんじん畑の様子です。

 

12月に入り、
人参収穫がスタートしました!!

 

今年は例年以上に人参の形が良く、
スポンスポンと抜けるので
収穫がとても楽でした。

 

品質の向上は収穫の
作業効率アップにも直結するので、
これからも研究を続けて
いきたいと思います。

 

▼水洗浄

掘った人参を洗浄機で
水洗浄するのですが、
この時、作業場には人参の
美味しそうな香りが充満します!(*^^*)

 

▼箱詰めされた人参


箱入り人参娘たち・・・

とっても可愛いです。


『奇跡の人参ジュース』に

大変身するために、加工工場へ
出荷されます。


我が子を長い旅に送り出す

ような気持ちです。




●農場長より●

真夏の種蒔きから
収穫まであっという間でした。

 

今年も正直なところ、
品質の高い人参を収穫できる畑と、
もう少し土質の改良が必要だ
と感じる畑と両方ありました。

 

とはいえ、
例年よりも全体的に品質が上がり、
いつもの美味しい人参が
できたことを味見によって
確認できました。

 

大地のエネルギーを
たっぷりと蓄えた人参たちは、
これから多くの方の健康に
役立てることをとても嬉しく
思っていると思います!

 

出口農園のここだけのハナシ

当農園では皆さん
ご存知の通り、『人参』を
主に栽培をしています。


実は、約10年前

主人が育てた人参が
食べられませんでした・・・


人参がもともと苦手

ということもあり、
主人が一生懸命に作った
野菜なのに、、
はっきり言って美味しくなくて
食べられませんでした。m(__)m


「理想の味とは違う」

と、主人も納得のいかない
味だったようです。


「美味しくない野菜は

販売したくない」と
売ろうとしませんでした。


そんな彼を見て、

「いつになったら売るのかな?」

と内心ドキドキしていたわけですが(笑)、

就農3年ほど経った年の人参を

食べて、私は初めて人参を「美味しい」と
思ったのです。


そして、その年に初出品した

オーガニック・エコフェスタ2016
栄養価コンテスト人参部門
で最優秀賞を受賞してしまいました。


「受賞してしまった・・・」

と、開いた口が塞がらない
ビッグニュースに興奮しながら
二人で徳島県の授賞式会場まで
行ったんですよ♪


そういえば、女優の水野真紀さんも

会場にいらっしゃって
集合写真に写っていますね!!




農場長はどこかというと、
表彰状を持っている中で
後方2列目一番左の緑色の
シャツを着て立っています。


・・・とちょっと

長めの思い出話に
なってしまったのですが、

なぜ人参の味が変わったと
思われますか?


今日はそのロジックを

解説したいと思います!!


題して、


教えて農家さん!!


===============

「健康な野菜」と
「不健康な野菜」の決定的な違い
===============


「虫が食べるほど美味しい野菜」

と、よく耳にしますが、
実はこれ間違いです。


本当に美味しくて

栄養価の高い野菜を
虫は食べることができません。


なぜなら虫は高栄養な野菜を

うまく消化できないからです。


当農園も栽培を始めた当初、

人参の葉っぱに蝶々の幼虫が
たくさんいました。


ハラペコアオムシさんは

ムシャムシャ美味しそうに
人参の葉っぱを食べていました。


葉っぱが無くなり

光合成できないので
人参は大きく育たずに
味も美味しくありませんでした。


ところが、数年かけて

土の状態が良くなると共に、
葉っぱを食べる虫たちも
減少していき、
人参の味も格段に良くなりました!


一体、何が起きたのでしょうか?


次のイラストをご覧ください。


薬に頼って育てる

★「虫が出たらとにかく薬!!」
という発想。


1.

土壌に化学肥料を投入
 
 ↓


2.

病害虫の被害を受けやすい
作物になる。



3.

農薬等で殺虫殺菌する。



結果:

見た目は綺麗にできていても
エグ味があり旨味が少ない野菜に。


化学物質を使った

栽培のため、環境への
負荷が大きくなります。


一方・・・


原因に向き合って育てる

★虫が出たら「虫の知らせ」
土を健康にしよう!という発想。


1.

土壌に有機肥料、堆肥や緑肥、
草、竹、もみ殻、自然にあるものを
原料とした肥料を投入し、土を育む。



2.

土が健康だから、
病害虫被害を受けにくい。



3.

農薬等の必要性が無い。



結果:

野菜本来の甘みや旨味が
感じられて美味しい!


自然循環の資材を使うため

環境への負荷は軽減されます。


・・・

というように、どこに注目して
作物を育てるか?が大きな鍵でした。


健康で美味しい野菜を

育てるにはまずは
『土育て』が大切だという
考え方を基本に10年農業に
向き合い続けてきました。


まだまだこれからでは

ありますが、この考え方は
今のところ間違いではなかったと
実った野菜たちを食べて
実感しています。


今年も全力で美味しい野菜を

育てていきたいと思っていますので
楽しみにしていてくださいね♪

 

冷えは万病の元!カラダ温め食材はコレ!!

先日、2月3日は
人参の日にちなんで、
圃場がある愛知県美浜町内の
全保育所の給食で
出口崇仁農園の人参を
使っていただきました!!

 


ちょうど節分の日だったので

手巻き寿司の具に人参が
使われたそうです。(^^)


できることなら

子どもたちには給食で
食べる野菜だけでも
安心安全な米や野菜を食べて
欲しいなぁと願っているのですが
その体制づくりの道のりは
簡単なものではないようです。


しかし、今全国の意識の高い

自治体ではオーガニック給食が
進められていると
聞きますので、不可能ではない
ことなのだと、そういった自治体の
存在から希望をもらいます。


少しずつですが、

当農園が地域に貢献できるような
取り組みを実行しながら
どんどん大きくて強い組織に
なっていくようにみんなで
一緒に励みたいと思います。


少し近況報告に

熱い想いが出てしまいましたが、
今日はカラダ温め食材について
お届けしたいと思います!!


==============

    ショウガで
カラダの中からあったまろう
==============


感染症だけでなく、

あらゆる病を引き起こす
原因の一つに現代人の
『低体温』が挙げられます。


カラダが冷えれば

血液の循環が悪くなり、
血液がドロドロ状態になります。


さらに、

代謝が落ちるため
余分な水分をため込むように
なってしまいます。


それがむくみや痛み、

こり、炎症、腫瘍などの原因となり、
大きな病気の引き金に
なることもあるようです。


こんなことありませんか?

 ・頭痛
 ・腰痛
 ・生理痛
 ・肩こり
 ・便秘
 ・肥満
・・・etc


これらの不調は

「カラダの冷え」から
引き起こされると
言われています。


そんな冷えの問題を

アッサリと解決してくれる食材が
『生姜』です。

 


『食べる万能薬』とも

言われている生姜には
体を温めるだけでなく、
非常に幅広い効果を
期待できる食材と
今話題になっています。


生姜の代表主成分

●ジンゲロール●
・・冷えの改善、免疫力アップ、
炎症を鎮めるなどの働きが期待できる。


●ショウガオール●

・・ショウガを加熱したり
乾燥させたりすると、
ジンゲロールがショウガオール
に変化する。


血行・発汗促進効果があり

体を芯から温める。

 

\スゴイ生姜パワー/


▼1.免疫力を高める

白血球の数を増やし、
働きを活性化して、
病気に対する抵抗力をつけます。

 

ガンや風邪、
インフルエンザ、
花粉症などの予防に役立ちます。

 

▼2.血栓を予防する

血栓をできにくくして
脳梗塞や心筋梗塞を防ぎます。

 

▼3.胃腸の機能を高める

胃腸の内側の血行を促進して
腸の働きを活発に。

生姜にはタンパク質分解酵素が
あるので消化吸収を助けてくれます。

 


他にもパワーは

たくさんありますが、
日々意識して食事に
取り入れたい食材の一つです!

 


まだまだ寒さは続きます。

カラダを温めて
快適に過ごしましょう(^o^)