月別アーカイブ: 2020年12月

芽が出たのに抜いてしまうワケ

今年も終わりますね。大掃除はお済みですか?

大掃除といえば、私の実家は

【毎年大掃除を手伝わない子はお年玉をもらえない。】
(あ、私は4人兄弟です。)

という決まりがありました…。(苦笑)

なので年末にどこかに遊びにいくということは一切できず、
掃除大好き完璧主義の父親の怒声を浴びながら(笑)

せかせかと窓拭きや洗面台お風呂などをお掃除していました。

懐かしいですねぇ・・

今思えば、父親に厳しく育ててもらえたからこそお掃除の仕方も覚えられたので
とても感謝しています。

ですが、、、

今現在いまだに我が家は悲惨な状況です!(笑)

片付けても片付けても散らかるので、本格的に断捨離と整理整頓をしっかりしたいと思う
今日この頃です。

そんなすっちゃかめっちゃかで大変な時期も過ぎてみれば
愛おしい思い出になると信じてあまり自分を追い込まずできるところを掃除したいと思います♪

っと、

前置きが長くなりましたが・・(^^;)

さて、月に一度、当農園のにんじん畑の様子をレポートしています。

先月のレポートでは9月の様子をお伝えしました。

8月に蒔いた種から芽が出て大喜びするも束の間、除草作業が本格的に始まっていきます!

と、報告させてもらいました。

今回は続いて10月のにんじん畑の様子をレポートします。

==== 10月のにんじん畑の様子 ====

太陽熱養生処理をすると草の種や病害虫が消滅する上に、土もフカフカになります。
しかし、今年はいくつかの畑で太陽熱養生処理中に動物(鳥や野犬)が
ビニルマルチを突っついたり、踏んだりして穴が空いてしまいました。

そうすると処理の精度が落ち、結果草が生えてきてしまう…
という残念な結果に。

草が生えたら1本ずつ手で除草するしかありません。

【除草 before 】

【除草 after 】

写真で伝わりますでしょうか?

除草作業には根気が必要です。

でも、草を取った翌日になると、人参の葉っぱが太陽の光をたっぷり浴びて風通しも良くなるのでとっても嬉しそうなんです♪

その姿を見ると

「がんばってよかったー!」と心から思えます。

少し育ってきたら人参と人参の間隔を空けるために、成育途中の人参を抜いていきます。

これを間引きと言います。

【間引きする意味】

間引いたおかげで、人参同士の間隔ができて隣同士ぶつからず、ゆったりと下に成長します。
間引かずに育つと、人参同士の間隔が狭過ぎて大きく育てなくなってしまうのです。

間引き菜は直売所で販売したり、販売しきれなかった分は土に還り、微生物のエサとなります。

人参の間引き菜はかき揚げや佃煮、チヂミなどにするととっても美味しいんですよ♪

この時期は、1本1本の人参に向き合ってお世話をする大事な時期です。

かがんで草を取るので膝と腰が痛いですが、やりがいがあります!!
(↓今年の間引き人参です)

ちっちゃくて可愛いですよね♡

==== ==== ==== ====

以上が10月のにんじん畑の様子でした!

11月の畑の様子はまた来月のこの時期に更新します。

にんじん畑通信1月号紙面をお持ちの場合はそちらに11月の畑の様子が
載っているのでチェックしてみてくださいね♫

気づけば年末・・

このブログを書き続けて丸1年経ちました。

月3回一方的な配信ですが、読んでくださっている方々の存在を
できる限り想像しながら綴ってまいりました。

お読みいただきありがとうございました!

心穏やかな、カラダ健やかな、年末年始をお迎えになられますことを心よりお祈りいたします。

また来年、お会いしましょう♪

低カロリーなお芋で常備菜♪

急に冷え込んですっかり冬ですね!

温かい鍋や温かいお茶、コタツにミカンでまったりとお家時間を過ごしたいところですが…
そうも言っていられません。(^o^;)

なぜなら、ついに!!

人参の収穫が始まったからです!!

これからしばらくは収穫三昧の日々が続きそうです。

色々と心配な世の中ですが、引き続き、健康な体づくりのために
しっかり睡眠をとって、適度に運動して、美味しいごはんを食べて笑いながら過ごしましょうね♪

さて、今日は農家の食卓レシピをお届けします。

今回使った野菜は『里芋』です!

さといもは水分が多く芋類の中でも低カロリー。
一方でタンパク質やカリウムなどの栄養素、食物繊維を豊富に含んでいます。

ぬめり成分無賃は胃粘膜を保護して胃腸の機能を高める働きがあるそうです。

今回のレシピは多めに作って常備おかずにも役立つレシピですよ♪

~さといものゴマ味噌煮~

〈材料〉(2~3人分)
・里いも  5~6個
◎出汁  1カップ
◎砂糖  大さじ2
◎醤油  大さじ2
◎酒   大さじ1
☆味噌  大さじ1
☆醤油  少々
・すりごま  適量

〈作り方〉

1.
出汁をとり、1カップ用意する。

2.
さといもの皮を剥く。

【ポイント】
さといもの風味と栄養を逃さない剥き方肩幅くらいの長さのアルミホイルを
丸めて利き手に持ち、濡らしたさといもをこすります。

水の中でこすると更に剥きやすくなります。

※擦りすぎると滑りが出やすくなるので注意。
※皮膚が敏感な人は手や腕が痒くなってしまう可能性があるので控えてくださいね。
痒くなったら塩で洗ってぬめりをしっかり落としてください。

3.
大きい場合は好みの大きさに切る。

4.
鍋に◎の調味料を煮立てて、里芋を鍋に入れて柔らかくなるまで煮る。

5.
仕上げに⭐︎で調味し、ごまをたっぷりと和えたら完成。

~里芋のマメ知識~
里いもには2種類の皮があります。
毛で覆われた硬い外側の「外皮」と内側の薄皮のような細胞の層「皮層」です。
包丁で剥くとこの皮層も削り落としてしまう為、ぬめり成分の管が表面に露出し
ぬめりと共に栄養まで出てしまいます。

なのでアルミホイルで外皮だけを剥く方法で調理すると、旨味も栄養を逃さずいただけますよ♪

ぜひ試してみてくださいね!

里芋のぬめりはとっちゃいけません!

先日、2歳の息子の生活発表会でした。

どんぐりマンに変身してクラスメイトや先生と一緒に逞しい成長を見せてくれました。

遊戯前半は先生の手を離さず涙をいっぱい目に溜めて大泣きしていたのですが、
クラスの子たちの元気いっぱいの歌声のおかげか、持ち直して
途中からは一番大きな声で歌っていました。

目の前で見ている私のところへ来て泣きつくことはせず、
最後まで舞台に立ち続けた息子に大きな拍手を送りました。

子どもの成長って、本当に早いですね。
一緒に居られる時間を大切にしたいと思います。

ちょっと長くなってしまいました…(^-^;)

さて、今回は先月に引き続き、

冬野菜のマメ知識 パート2~根菜編~
をお届けします。

ぜひ、日々の健康な体づくりにお役立てくださいね♪

【にんじん】

皮を剥くと栄養を20%逃す!?

スーパーに置いてある人参はたくさんのブラシがついた専用の機械で洗浄されている為、
皮は剥かれている状態です。

それに加えて更に調理前に皮を剥くとなると、皮のすぐ下に多く含まれているカロテンを
自ら削ぎ落としてしまっている、ということになります。

なので、綺麗な人参や無農薬の人参は特に皮は剥かずに調理してくださいね!

◎保存ポイント◎
・新聞紙に包みポリ袋で密封して冷蔵。
・サッと茹でたら保存袋に入れて冷凍も◎。

◎知ってました??◎
カロテンの吸収率アップには油ととると良いとされていますが、
2005年に国際家政学会において
「加熱するだけでもカロテンの吸収量は上がる」と発表されました。

油を使った炒め物より、煮物の人参の方が効率的にカロテンを吸収できるそうですよ。

和食がイイですね♪

▪︎抗酸化作用
▪︎抗がん作用
▪︎老化防止

といった作用が期待できるそうです。

【さといも】

下処理でぬめりを取るのは時代遅れ!?

さといもは水分が多く芋類の中でも低カロリー。

一方でタンパク質やカリウムなどの栄養素、食物繊維を豊富に含みます。
ぬめり成分無賃は胃粘膜を保護して胃腸の機能を高める働きがあります。

◎保存ポイント◎
・新聞紙に包んで常温で保存。
・皮ごと茹でて保存袋に入れて冷凍も◎。

◎知ってました??◎
さといものぬめりを取るために、皮むき→塩もみ→下茹でが常識でしたが、
実はこの一連の過程で本来のさといもの美味しさや栄養が失われてしまうそうです。

アルミホイルで濡らした里いもをこすると外側が剥けます。
これだけでOK!塩もみと下茹でにサヨナラ!

▪︎胃粘膜の保護
▪︎疲労回復

といった作用が期待できるそうです。

【サツマイモ】

甘く食べたいならレンチンは絶対にNO!

子どもから大人まで健康的なおやつに欠かせない野菜、サツマイモ。
豊富なビタミンC、アンチエイジング効果のあるポリフェノールも含む
健康と美容にも頼もしい食材です!

手軽だからと言って「レンジでチン」すると甘味が1/5に。
60~70度でゆ~っくり加熱してくださいね!

蒸したり、石焼き芋で食べると甘くて美味しいですよ!

◎保存ポイント◎
・新聞紙に包んで段ボールや紙袋に入れて常温で保存。
・蒸したものをマッシュして保存袋に入れて冷凍も◎。

◎知ってました??◎
そのまま揚げるとかたくなります。切った後、熱湯で1分湯通しし、
冷凍庫に30分寝かせてから揚げると柔らかくなります。

▪︎抗酸化作用
▪︎老化防止

といった作用が期待できるそうです。

いかがでしたか?

旬のお野菜をたくさん食べてこの冬を健康に過ごしていきましょうね♪

余談ですが・・・

個人的には冬野菜が好きなのですが息子はなぜか夏野菜のきゅうりが
大好物になってしまいました…。

「きゅうりくださーい!!」

「いっぱいくださーい!!」

と、大アピールしてきます。

旬野菜をたくさん食べて欲しい私としては悩ましい問題です。

でも、好きなものを食べさせたい甘々な母から抜け出せません…笑