我が家は畑で採れる新鮮で安心安全な美味しいお野菜を
毎日食べることができています。
毎日ひたすらに畑仕事を頑張っている
農場長や仲間のおかげです。
私たちの農園は規模としてはまだまだ小さく、
何十年と農業の道を歩んで来られた先輩方に比べたら
7年と歴史も短いです。
そんな中、こうして続けてこられたのは
やはり農園のお野菜を美味しいと
いって食べてくださる方たち(お客さま)がいてくれたからです。
この先もより多くの方に健康で美味しいお野菜をお届けするためにも
「有機農業」を担っていく若い人材の育成が必要だと考えています。
今回は、日々どんな想いで農業に向き合っているのか、
農場長の声をきいていただけますか。
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【想い。】
〜アフリカに伝わる言葉にのせて〜
農場長 出口崇仁
とても素敵な言葉に出会いました。
「fast alone, far together」
というアフリカの諺です。
正確には、
if you want to go fast, go alone.
if you want to go far, go together.
というみたいですが、直訳すると、
「早く行きたければ一人で行きなさい。
遠くまで行きたければみんなで行きなさい。」
という意味です。
確かに、一人で動いた方が自由が利き、
やりたいようにやれるかもしれませんが、
よほど自分を厳しくコントロールできる人でないと
甘えも生まれやすいです。
また、一人でできることというのは知れていますし、
スグに限界がやってきてしまいます。
僕も長い間、一人で農業の道を歩いていこうとしていましたが、
気づいた時にはもう打つ手が無いという状況にまで陥りました…。
そしてこの時、一人でできることには
限界があることを身をもって知りました。
でも、志を同じくする熱い仲間がいれば、可能性が大きく広がります。
一人でやる何倍も何十倍も大きく広がります。
つまり仲間がいれば、より多くの人たちを幸せにし、
より大きく社会に貢献することができるのです。
いくら科学や経験や勘を駆使しても、
自然相手で全てが思い通りに行かないことばかりの有機農業で
戦っていくということは、よほどメンタルが強くないと
かなり厳しい世界だと思います。
なので、上手く行かない時、
落ち込んだ時に仲間がいるということだけでも
想像以上に大きな支えとなり力となります。
これから有機農業で新規就農するには、
個人ではなく、間違いなくチームで戦って行った方が
賢明な選択だと思います。
「fast alone, far together.」
僕は、遥か遠くを目指します。
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お読みいただきましてありがとうございました。