稲の苗づくりや、田んぼの耕運、
代掻きなどで稲作が本格化してきました!
今年は雨が少ない上に
気温があまり高くならないので
「え!?もうゴールデンウィークが目前!?」
と、驚いてしまいます。
そんな中でも、
夏前の心地よい気候を満喫して
楽しみたいものです♪
さて、話は変わりますが、
今年は稲作面積を
大幅に増やしました!
様々な田んぼがある中で、
耕作者が途絶えてしまい
何年も耕作されていないままになっている
「耕作放棄地」の再生にもチャレンジしています。
この「耕作放棄地」、
実は社会問題でもあるんです。
日本の田んぼが消えていく!?
日本の水田の面積が
年々減っていることをご存じでしょうか?
実は今、日本では東京都の
面積を超える約42万ヘクタールもの
田んぼが耕作放棄地になっていると言われています。
高齢化や後継者不足などの理由で、
「もうお米を作れない」
という農家さんが増えているのです。
でも・・・
田んぼは単なる「お米を作る場所」ではないんです。
●大雨のときに水を蓄えて洪水を防ぐ
●カエルやトンボなど生き物たちの大切な住みかになる
●CO2を吸収し、地球温暖化を和らげる
こんなに素晴らしい役割を持っているのに、
使われなくなってしまうなんてもったいないのです。
出口農園の挑戦
「それなら私たちが引き継ごう!」
ということで、出口農園では、
耕作放棄地を積極的に借り受けて、
お米作りにチャレンジしています。
ただ、正直に言うと・・・
放棄された田んぼを再生するのはとっても大変です。
長年手入れされていない田んぼは、
雑草が根を張り、
土が固まり、水の流れも悪くなっています。
トラクターが埋まってしまうこともあるんです。
でも、地域の方々に
「やっぱり田んぼは大事だね」
と思ってもらえるように、
一つずつ大切に再生していきます。
未来の田んぼを守るために
これからも、お米作りを通して、
皆さんに安心・安全で
美味しいものをお届けするのはもちろん、
日本の田んぼを
未来へつないでいくことも
私たちの使命だと思っています。
そして、皆さんが選ぶ「お米」が
この未来に影響を与えることも
忘れないでください。
どんなお米を食べるかが、
日本の農業を支える力になります。