月別アーカイブ: 2025年4月

冬を越えた畑と、春を迎える準備

寒暖差が激しいですが、
ご体調の変化はいかがですか?

 

4月の終わりに来てここまで
冷え込むのは珍しいです。

 

季節の変わり目ですで
どうかお身体ご自愛くださいね。

 

さて、時を遡ること2月の
にんじん畑のレポートをお届けします!

 

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2月のにんじん畑

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2月は全国的に非常に寒かったです。
今年は2度の寒波に見舞われ、
雪がちらつく日もありました。

 

畑の人参も冬の寒さに耐えながら、
最後の収穫に向けて順調に育ちました。

 

特に、完熟した人参は太く、
ぷっくりとしたものが多く収穫できました。

 

2月になると、土が固くなり、
また人参の葉も元気を失ってくるため、
収穫が少し大変になります。

 

そこで、土を柔らかくするために
掘り取り機を使いながら収穫を進めました。

 

突然スタッフが休む日には、
私セロリも現場に駆けつけ、
人参をひたすら掘り続けていました!

 

作業を始めると、
つい誰よりも早く
終わらせたくなる闘争心が湧き上がり、
気づけばヘトヘトになっていましたが、
収穫の喜びも一緒に感じられて、
疲れも嬉しいものとなりました。

 

 

お客様のお声にお応えします!

 

「今年の人参、ちょっと小さい気がする!」

というご意見を何度かいただきました。

 

この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 

今年の人参栽培は、
特に8月から9月にかけての猛暑が影響し、
種まき後の発育不良や
ヨトウムシの発生により、
種のまき直しを行うことになりました。

 

そのため、播種の時期が遅れ、
さらに12月からの降水量が
非常に少なかったことで、
人参が太りきらず、
小ぶりなものが増えてしまいました。

 

散水で肥大を促しましたが、
やはり自然の雨には敵わず、
散水の効果に限界を感じたシーズンでした。

 

次のシーズンの栽培に活かして
より良い品質の人参の生産を目指します!

 

千葉県などの人参産地でも
同様の現象が起きており、
今年は密かに「人参不足」
の状態が発生していたんです。

 

私たちにも他の業者さんから
「人参を譲ってもらえませんか?」
という声が多く届き、
新たな取引が生まれたことには感謝しています。

 

 

強風に耐え抜く春人参

 

2月は1月よりも寒さが厳しく、
私たちの畑がある愛知県美浜町は
海に近いこともあり、
強風に見舞われることが多かったです。

そのため、
春人参のビニールトンネルが
風で剥がれてしまうこともしばしば。

風が強いたびに、
トンネルを補修して加温ができるように
注意深く見守っていました。

春人参は夏に比べて生育が遅いため、
少し心配になりますが、
これから気温が上がるにつれて
成長が加速するはず。これからの成長が楽しみです。

耕作放棄地再生へのチャレンジ!!

稲の苗づくりや、田んぼの耕運、
代掻きなどで稲作が本格化してきました!

 

今年は雨が少ない上に
気温があまり高くならないので

「え!?もうゴールデンウィークが目前!?」

と、驚いてしまいます。

 

そんな中でも、
夏前の心地よい気候を満喫して
楽しみたいものです♪

 

さて、話は変わりますが、
今年は稲作面積を
大幅に増やしました!

 

様々な田んぼがある中で、
耕作者が途絶えてしまい
何年も耕作されていないままになっている
「耕作放棄地」の再生にもチャレンジしています。

 

この「耕作放棄地」、
実は社会問題でもあるんです。

 

 

日本の田んぼが消えていく!?

日本の水田の面積が
年々減っていることをご存じでしょうか?

 

実は今、日本では東京都の
面積を超える約42万ヘクタールもの
田んぼが耕作放棄地になっていると言われています。

 

高齢化や後継者不足などの理由で、
「もうお米を作れない」
という農家さんが増えているのです。

 

でも・・・
田んぼは単なる「お米を作る場所」ではないんです。

 

●大雨のときに水を蓄えて洪水を防ぐ

●カエルやトンボなど生き物たちの大切な住みかになる

●CO2を吸収し、地球温暖化を和らげる

 

こんなに素晴らしい役割を持っているのに、
使われなくなってしまうなんてもったいないのです。

 

 

出口農園の挑戦

「それなら私たちが引き継ごう!」
ということで、出口農園では、
耕作放棄地を積極的に借り受けて、
お米作りにチャレンジしています。

 

ただ、正直に言うと・・・
放棄された田んぼを再生するのはとっても大変です。

 

長年手入れされていない田んぼは、
雑草が根を張り、
土が固まり、水の流れも悪くなっています。

 

トラクターが埋まってしまうこともあるんです。

 

でも、地域の方々に
「やっぱり田んぼは大事だね」
と思ってもらえるように、
一つずつ大切に再生していきます。

 

 

未来の田んぼを守るために

これからも、お米作りを通して、
皆さんに安心・安全で
美味しいものをお届けするのはもちろん、

日本の田んぼを
未来へつないでいくことも
私たちの使命だと思っています。

 

そして、皆さんが選ぶ「お米」が
この未来に影響を与えることも
忘れないでください。

どんなお米を食べるかが、
日本の農業を支える力になります。

 

春野菜の健康ミニ知識

4月から新生活が始まって
ドキドキワクワクの毎日です。

 

桜も満開を迎えて
車の運転や散歩の合間に
素晴らしい景色に出会うと
本当に幸せな気持ちになります。

 

さて今回は、そんな新生活に
お役立ていただきたい
健康ミニ知識をお届けします!

 

 

春の訪れと新生活!
体を整える「春野菜」のチカラ~

 

 

★春野菜のデトックスパワー!★

 

春野菜には、
冬の間に体に溜まった
老廃物を排出し、
スッキリ軽やかにしてくれる
働きがあります。

 

特に「苦み」や「香り」
のある春野菜には、
肝臓の働きを助け、
代謝を高める成分が
豊富に含まれています。

 

春の寒暖差で乱れがちな
自律神経を整え、
心も体もリフレッシュできるのが
春野菜の魅力です。

 

 

おいしい春野菜を選ぶ
ポイント&おすすめの食べ方

 

 

【 新玉ねぎ 】
血液サラサラ効果で
春のぼんやり気分をスッキリ!


新玉ねぎは
普通の玉ねぎよりも水分が多く、
辛みが少ないのが特徴。

 

▼選ぶポイント▼
ふっくらと丸みがあり、
表面にツヤがあるもの。

切ったときにみずみずしさを
感じるものが新鮮です。

 

▼おすすめの食べ方▼
薄切りにして塩揉みし、
オリーブオイルと
お酢でマリネすると、
甘みが引き立ちます。

火を入れると
さらに甘くなるので、
スープや炒め物にも◎

 

【 菜の花 】
βカロテンや鉄分が豊富で、
疲れにくい体づくりをサポート!


菜の花のほのかな苦みは、
冬に溜め込んだ毒素を
排出する手助けをしてくれます。

 

▼選ぶポイント▼
つぼみがしっかり閉じていて、
鮮やかな緑色をしているもの。

茎の切り口が
乾燥していないかもチェック!

 

▼おすすめの食べ方▼
さっと湯がいて、
おひたしや和え物に。

ゴマやナッツと合わせると、
コクが加わって食べやすくなります。

 

【 アスパラガス 】
アスパラギン酸が代謝を促し、
春の活動的な毎日を応援!


アスパラガスは、
体の疲労回復をサポートし、
新陳代謝を高めてくれる心強い野菜。

 

▼選ぶポイント▼
穂先が締まっていて、
茎がしっかりと太く、
ハリがあるもの。
切り口がみずみずしいものが新鮮です。

 

▼おすすめの食べ方▼
グリルや蒸し焼きにすると、
甘みが際立ちます。
オリーブオイルと塩でシンプルに味わうのも◎


以上が健康ミニ知識情報でした!


美味しいお野菜を食べると

心もカラダも満たされます。


たくさんの人に

「美味しい!」
と喜んでいただける野菜作りに
これからも励んでまいります!