月別アーカイブ: 2025年3月

春人参への新たなる挑戦!!

各地で桜が咲き始め、
お散歩やピクニックが
楽しみな季節になりました!


新玉ねぎのご注文も

たくさんいただきまして
誠にありがとうございます。


新玉ねぎは人参と異なり

旬が一瞬で終わってしまいます。


おそらく4月中旬頃には出荷

終了となるのではないかと
予想しています。


迷い中の方はお早めに

ご予約くださいね。

 

今年は人参に引き続き、
「まとまった量の新玉ねぎありませんか?」
とお声がけいただいていて、
旬が終わってしまう前に
大急ぎで出荷です!!

 

まさに新玉ねぎは、
早い者勝ちです^^

 

さて、今日の本題は!!

1月のにんじん畑の様子のレポートです。

 

1月に入ってからも
人参の収穫と出荷をスタッフ総出で
がんばりました!

 

今年は新しく借りて
栽培をスタートさせた圃場が多く、
収穫まで結果がわからない
ドキドキ感がたまりませんでした。

 

新しい圃場においては、
1つの圃場の中でも
場所によって生育が
まばらなことがわかったり、
排水具合や水もち、
日当たりなど夏から冬にかけての
各圃場の様子がようやくわかってきました。

 

これで次の栽培は
もう少し工夫を凝らして
より良い品質の人参を
お届けすることができると思います!

 

 

新たな挑戦、春人参

 

 

今年は新しい挑戦として、
春人参の栽培にチャレンジしています。

 

12~2月の寒い時期に種をまき、
ビニールトンネルマルチをかけて
小さなハウスを作り、加温します。


20日くらい経つと

ニョキっと芽が出てくるのです・・・!

 

発芽を確認した時は、
「芽が出た〜〜〜!!!」と叫びました。(笑)

 

これからスクスクと
育ってくれることを
楽しみにお世話を続けていきます。

 

【重要】農地を次世代に引き継ぐ

寒暖差のある日々が続きますが、
いかがお過ごしですか?

 

農園では人参の収穫を終え、
お米作りの準備を進めています。

 

農業には畑や田んぼが
欠かせませんが、
耕作しない期間が長引くと
土地が荒れ、再び耕すのに
大きな労力が必要になります。

 

そのため、地域の方々と
協力しながら、耕作放棄地に
ならないように守り続けることが大切です。

 

農業は、
土地を次世代に引き継ぎ、
地域の力を借りながら
育てていくものだと実感しています。

 

 

栽培が難しい土地
だからこそ生まれるおいしさ

 

私たちの田んぼの多くは粘土質の土で、
作業が大変な反面、
水もちがよくミネラル豊富な環境です。

 

この土で育ったお米は、
噛むほどに甘みが広がり、
一粒一粒が力強く感じられます。

とはいえ、
機械が泥に埋まることも
しばしばあり、毎年苦労が絶えません。

 

 

知恵と地域の力が支える農業

 

そんな中、ご近所の80代の方が
「ショベルカーで溝を掘ってやる!」
と手を差し伸べてくださいました。

 

冬の間に排水溝を整備したおかげで、
今年の作業はスムーズに進みそうです。

 

農業は決して一人ではできないもの。

地域の温かさに支えられながら、
自分たちもまた誰かの役に立てる
存在でありたいと強く思います。

 

土が教えてくれること

 

「粘土質の土地でお米を育てるのは難しい」
と思っていましたが、
手をかけるほど土地が応えてくれることに気づきました。

 

新規就農から試行錯誤を重ね、
ここまで歩んできた私たち。


これからも土に向き合い、

おいしいお米を皆さまに届けられるよう
心を込めて取り組んでいきます。

 

どうぞ、これからも温かく
見守っていただけたら嬉しいです。

本当は個性あふれる野菜のカタチ

スーパーに並んでいる野菜は
大きさも形も割と綺麗に揃っています。

 

出荷先それぞれに「規格」があり、
どんな形でどれくらいの大きさなのか
基準が示されています。

 

見た目には揃っていて
綺麗な方が嬉しいかもしれません。

 

ただ・・・
私たち農家としては
その規格が厳しすぎて出荷できる
野菜が減ってしまう・・・

 

ということができる限り
無くなって欲しいなぁと願っています。

 

そこで、今日は
野菜の「個性」について
少し考えてみます。

 

 

野菜の「個性」を尊重する社会へ

 

見た目だけで価値を決めるのは
もったいない!

 

私たちの農園では、
土に触れ、野菜の成長を見守りながら
「美味しいものを届けたい」
と日々努力しています。

 

しかし、形が少し曲がっているだけで
「規格外」とされ、
価値が下がってしまう現状に
悲しくなることがあります。

 

味も栄養も変わらない
これらの野菜は、
私たちが同じ愛情で育てた大切な宝物なのです。

 

 

異常気象がもたらす課題

 


さらに近年、

異常気象の影響で農作物を育てるのが
難しくなっています。

 

雨が多すぎたり、
日照時間が少なかったり・・・。

 

そんな中、見た目が少しでも
「基準外」だと、
せっかく育てた野菜が
市場価値を認めてもらえないなんて、
農家としてはとても悔しいです。

 

しかし、これは農家だけの
問題ではありません。

 

もしもこの状況が続けば、
農業を続けることができなくなる人が増え、
日本の自給率が
さらに低下する恐れもあります。

 

美味しく安全な野菜を
皆さんの食卓に届けるためには、
消費者の皆さんの理解と協力が欠かせません。

 

 

野菜の「個性」を楽しむ選択を

 

生産者として美しい野菜を育てる
努力を続けていますが、
消費者としても形や太さの違いを受け入れ、
多様性を楽しむ目を
持っていたいと思うのです。

味は変わらず、
個性豊かな野菜を食べることが
フードロス削減や
持続可能な未来づくりの第一歩につながります。

 

 

「形」よりも「価値」を見る社会へ

 

野菜の規格を見直し、
消費者の意識が少しずつ変わっていけば、
「形」ではなく「価値」を見る社会に
なるのではないかと思います。

 

それは、人間社会においても
「個性を尊重し合う優しい社会」
を築くヒントになるかもしれません。

 

出口農園では、
そんな未来を目指しながら
日々奮闘しています。

 

これからも、
健康と自然の恵みを感じられる野菜を
お届けできるようがんばります!