一つの田んぼにつき
お米の収穫は年に一度です。
しかし、その収穫に向けて
意外に年中作業が必要な稲作。
普通に食べているお米でも
しっかりとした生産工程のもと
育てられた自然の恵みです。
さて、収穫後少し落ち着いた
冬前の11月頃。
翌年の栽培に向けて
準備が始まります。
稲わらや草を土に還す
~自然の循環を大切に~
美味しいお米作りの
「根っこ」とも言える土づくり。
収穫が終わってから
冬になるまでの間に
次の稲作までに土づくりをしていきます。
収穫後から生えた草を機械で粉砕し、
土へ還していきます。
この作業は自然の力を生かす
大切な工程です。
粉砕した草は土に混ざり、
微生物の働きで分解されていきます。
これが、土に栄養を与える
有機物となるのです。
草を粉砕したり
トラクターで耕したりしているとき
「この作業が美味しいお米づくりにつながる」
と想像すると、思わず頑張ってしまいます。
乳酸菌と鶏糞
~土の健康を支える力~
次に、乳酸菌を撒きながら
トラクターで耕していきます。
この乳酸菌は、土壌の中で有用な
微生物の活動を活性化させ、
土壌の健康的な環境を
作り出してくれる優れもの。
さらに、肥料として
完熟発酵した鶏糞肥料
を撒いていきます。
この鶏糞肥料には
稲ワラを分解してくれる
微生物が含まれているため
一石二鳥なんです!
自然の力を借りながら、
土の中に栄養を送り込む
この工程は、
私たちの農園独自のこだわりです。
微生物の力を信じて
土に手をかけるたび、
農業の奥深さに感動しています。
私たちの農園では、
自然と共に歩む農業を
心がけています。
今後もぜひ、
私たちのこだわりのお米を通じて、
この「土の物語」を感じていただけたら嬉しいです。
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2025年も美味しいお米が
提供できるように
スタッフ一丸となってがんばります!