月別アーカイブ: 2025年1月

有機農業を支える人との繋がり

来週また寒波がやってくる
ということで、
スタッフ一同戦闘体制です。笑

人参収穫真っ最中です!

さて、本日はそんな人参の成長記をお届けします。

 

11月のにんじん畑

 

今年は11月になっても
日中はポカポカ陽気が続きました!

人参の播種が9月の後半にも
あったので10月11月も定期的に雨が降り、
気温が暖かいことによって
人参がどんどんグングン成長して
もうあとは太るだけ・・・!
というところまで成長してくれました。

スクスク育ってくれた
人参たちが今年も可愛くて仕方ありません!!

 

みんなで力を合わせて
がんばってきて本当によかったです!

 

ちょこっと農業談義

 

「作物を育てる上で1番大切なことは何だと思う?」

農業の大先輩からの問いから始まりました。

『作物を育てる上で大切なこと』それは・・・

作物に対してどんな気持ちを向けるか?
も大切だけど、それ以上に、
『圃場で働くスタッフ同士が
温かい言葉を交わし合っているか?』

が一番大切なんだよ、と教えていただきました。

「あれが違う」「これはダメ!」

など相手の行動を批判する言葉ではなく、
相手を褒め・労う言葉を交わし合うこと。

それを作物は聞いているから、
素敵な言葉を交わし合えば
健康に美味しく育つのだそうです。

本当にそうだなぁと思います。

みんなで一緒に育てている喜びを
お互いに実感し合えば自然と交わす言葉も優しくなります!

 

地元の肥料屋さんの施設を訪問しました!

 

養鶏場の運営を始めとし、
レストランやパン屋さんなど
多岐に渡って事業展開していらっしゃる
企業様に訪問してお話を伺ってきました。

養鶏場から排出される鶏糞を
丁寧に発酵させて、
農業で使用する肥料を製造しています。

毎日丁寧な温度管理で
絶妙な発酵状態を維持しながら
製品化されている現場を見させていただきました!

お味噌の香りがして本当に驚きました!

鶏糞を完熟した肥料に変身させることで
地元の農家さんのお野菜や
お米栽培に循環できる仕組みが本当に素晴らしいです。

こういった取り組みを
積極的に行っている企業様がいらっしゃるからこそ、
私たち農家ものびのびと
美味しい野菜やお米栽培に注力することができます。

まさに、いろんな方々の支えで
有機農業ができています。

本当に感謝です!

 

田植えは4月から!その前に・・・

一つの田んぼにつき
お米の収穫は年に一度です。

しかし、その収穫に向けて
意外に年中作業が必要な稲作。

普通に食べているお米でも
しっかりとした生産工程のもと
育てられた自然の恵みです。

さて、収穫後少し落ち着いた
冬前の11月頃。

翌年の栽培に向けて
準備が始まります。

 

稲わらや草を土に還す
~自然の循環を大切に~


美味しいお米作りの
「根っこ」とも言える土づくり。


収穫が終わってから

冬になるまでの間に
次の稲作までに土づくりをしていきます。

収穫後から生えた草を機械で粉砕し、
土へ還していきます。

この作業は自然の力を生かす
大切な工程です。

粉砕した草は土に混ざり、
微生物の働きで分解されていきます。

これが、土に栄養を与える
有機物となるのです。

草を粉砕したり
トラクターで耕したりしているとき
「この作業が美味しいお米づくりにつながる」
と想像すると、思わず頑張ってしまいます。

 


乳酸菌と鶏糞

~土の健康を支える力~

 


次に、乳酸菌を撒きながら

トラクターで耕していきます。

この乳酸菌は、土壌の中で有用な
微生物の活動を活性化させ、
土壌の健康的な環境を
作り出してくれる優れもの。

さらに、肥料として
完熟発酵した鶏糞肥料
を撒いていきます。

この鶏糞肥料には
稲ワラを分解してくれる
微生物が含まれているため
一石二鳥なんです!

自然の力を借りながら、
土の中に栄養を送り込む
この工程は、
私たちの農園独自のこだわりです。

微生物の力を信じて
土に手をかけるたび、
農業の奥深さに感動しています。

私たちの農園では、
自然と共に歩む農業を
心がけています。

今後もぜひ、
私たちのこだわりのお米を通じて、
この「土の物語」を感じていただけたら嬉しいです。

***

2025年も美味しいお米が
提供できるように
スタッフ一丸となってがんばります!