異常気象に立ち向かう食糧生産者たち

紅葉が美しい季節になってきました!

 

今年は、秋が暑かったので
近隣の紅葉するはずだった
木が枯れてしまっていました。

 

こんなのは初めてのことで、
本当に驚きました。

 

毎年同じようで同じではない
自然界の動きを観察すると
いつもと違うことに気づけて
新鮮な気持ちになります。

 

これからも観察を続けます!

さて、
近年の気候変動の影響を
直に受けてしまう農業の世界。

 

なかなか
大きなニュースにはなりませんが、
食糧を生産している農家にとっては
この気候変動への対処に
毎年頭を抱えてしまいます。

 

それが有機農業であっても、
慣行農業であっても同じことです。

 

まさに、今年はこの
異常気象に振り回されてしまった
人参栽培でした。

 

今日はそんな私たちの9月の
人参栽培レポートをお届けします!

 

▼9月のにんじん畑の様子▼

8月盆明けから
人参の種まきを始めました。

たくさんの雨を受けて
ばんざーい!と発芽したのも束の間、
酷暑と小雨によって
ヨトウムシが大量に発生して
頑張って出てきてくれた
人参の芽を食い散らかされてしまいました。

 

しかし、
めげずに9月に種を蒔き直し、
なんとかみんなで力を合わせて
挽回しました!

 

そして、私セロリはいつも
現場仕事ではなく内勤が
ほとんどでしたが、
9月の初旬に農場長が
ぎっくり腰になってしまったので
緊急要請がかかり現場を走り回っておりました。

 

散水設備の重たいホースを運んだり、
散水ホースのルートを決めたりと
慣れないながらも
なんとか形になってよかったです。

 

ただ、一つだけ後悔があります。
日焼け止めを塗るのが苦手で、
半袖のまま作業していたら
少年のように腕が焼けてしまいました・・(笑)

 

顔と腕の色が違いすぎて笑えます。

 

しばらくして
アームカバーの存在を知り、
早速使ってみたら
とても良かったので、
「最初から使っていたら・・・泣」
と後悔しましたが、
良い思い出ということで・・.

 

 

農場長の腰は
だいぶ良くなりましたが、
ただ無理をしないようにだけは
注意しています。

 

普段から足腰を鍛えたり、
ストレッチをしっかりして
体を労わってあげないといけませんね・・・♪

 

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鬼の散水

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人参は播種してから
発芽までの10日間、
毎日朝晩の水やりが欠かせません。

 

なので、
この10日間は何がなんでも散水し、
複数に広がる圃場を
駆けずり回ることになります。

 

これを「鬼の散水」と呼んでいます。(笑)

スプリンクラーや
レインガン、スミサンスイ
という灌水設備を
フルに活用して散水して行きます。

 

土を湿らし続けることで
種から根が伸び、
地上に芽を出し双葉を広げます。

 

その地上から立ちあがろう
としている時の芽がとっても可愛くて、
もう、頑張った日々が
それを見るだけで報われます。

 

 

そして、この後は
出てきてくれた人参ちゃんのために
みんなで頑張って除草の日々が始まるのです・・。

 

 

10月のにんじん畑のレポートは
月末にお届けします!

 

 

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